週末に襲った春の嵐は、本城陸上競技場に咲いていた桜もまばらにしていた。この日の本城は、まるで冬に逆戻りした様な寒さだったが、そんな中でも集まった北九州のファンやサポーターに、最後は勝利の花を咲かせてくれた。
キックオフと同時に、遠目からのシュートでリズムを掴もうとした北九州。前節の悪い入り方は見直されていたが、愛媛の1トップに入った河原和寿を中心した速い攻撃を警戒するあまり、徐々にディフェンスラインが下がっていった。ボランチの八角剛史も「前半は好きな様にやられた」と話すように、2列目3列目から飛び出して来る愛媛の選手を捕まえられず、守勢になっていった。一方愛媛も決定的なシーンも作ったが、アタッキングサードでの精度を欠き、北九州からゴールを奪えず、両チーム共ストレスを残したまま前半を無得点で終えた。
「ハーフタイムのロッカーで、一人一人意見を言い合っていた」(宮本亨)。どの程度の言い合いだったのかは分からないが、後半の北九州はまるで別のチームではないかと感じるくらい、愛媛ゴールに真っ直ぐに向かって行った。柱谷幸一監督の采配も当たった。後半頭から投入した渡大生が、前線から愛媛守備陣にプレッシャーを掛けると、セカンドボールを拾えるようになり、中盤で優位にゲームを進める事に成功する。畳み掛ける為に、柱谷監督は大島秀夫に代え柿本健太を入れ、チームに得点を奪うというメッセージを送る。
代わって入った柿本が、ボールを追いかけ回して、右タッチラインからのスローインを獲得する。愛媛が集中力を欠いて一瞬を見逃さなかった北九州は、早いスローインから松本陽介が前に居た鈴木修人にパスを送る。DFを交わした鈴木は、ゴール前に速いクロスを上げると、そこに走り込んで来た小手川宏基は、難しいバウンドをしっかり合わせ、ゴール左隅に突き刺さる豪快なシュートで、欲しかった先取点を奪った。
試合終盤の愛媛の猛攻にも、全員が体を張って守った北九州が、値千金のゴールを死守し、今季4試合目にしてホーム初勝利で連敗を止めた。
一方の愛媛は前半の好機を生かせず、後半は少し運動量が落ちてしまい、悔やまれる連敗となってしまった。
勝利という最低限の結果は手にしたが、「90分間同じプレーをしなければ、強い相手には勝てない」と、キャプテンの前田和哉も話した。新生北九州には、勝利という経験値が低い。次に勝ってこそ、本当の意味でチームが成長していると感じる事が出来る。次節、その相手が同じ県のライバルであるアビスパ福岡とは、最高の巡り合わせだ。敵地で勝って、更なる成長を、北九州に関わる全ての人に、見せつけて欲しい。
以上
2013.04.08 Reported by 坂本真
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