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【J1:第9節 清水 vs 新潟】プレビュー:今季2度目のオレンジ対決でどちらが自信と勢いをつかむか。先制点が決まるまでのスリリングな戦いに注目(13.05.02)

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今季は早くも2回目となるアイスタでのオレンジダービー。前回は2月のプレシーズンマッチで、その時はアウェイの新潟が4-1で大勝したが、その頃とは清水のチーム状況がとくに変わってきている。
清水は、そのプレシーズンマッチで守備に迷いが生じてしまい、3月は公式戦6試合で1勝もできず(3分3敗)、しかも3敗はすべて4失点以上。しかし、4月は守り方にマイナーチェンジを加えて一気に失点が減少し、公式戦4勝2分の無敗。リーグ戦では4試合でわずか1失点と、3月とは別のチームに生まれ変わったような戦いぶりを見せている。
一方、新潟のほうは、プレシーズンマッチで大きな手応えを得たが、3月は勝ちきれない試合が続き、1分3敗。良い感触を結果につなげることができなかった。それでも第7節では、当時開幕6連勝中で首位の横浜FMに初黒星をつけ、高い潜在能力を証明。前節は鹿島と打ち合いを演じて2-3で敗れたが、自信を失うようなゲーム内容ではなく、今回の清水戦で再び良い手応えをつかみたいという思惑がある。
お互いに3月は不調で、4月は回復基調という中で、今度のオレンジ対決ではどちらが自信を上積みするのか。5月のスタートとして非常に大きな意味のある試合と言える。

もちろん、ホームの清水としては勝つしかない試合。今季はホームよりもアウェイのほうが成績が良く、アイスタではまだ1勝しかしていないため(公式戦)、サポーターが楽しみにしている“勝ちロコ”も一度しかできていない。
前節の浦和戦では、本来の狙いとは異なるが堅守速攻のサッカーで勝負強く勝ち、バレーが調子を上げてきたこともあって、アウェイの勝ちパターンはつかんだ印象がある。だが、ホームらしい戦い方、勝ち方という部分はもうひとつ。本来はポゼッションで相手よりも優位に立ち、ゲームを支配しながら勝つというスタイルを目指しているが、その面ではまだまだ昨年のレベルに達していないのが現状だ。
ただ、その面に関しては、守備のように急激に改善されることはあまりない。したがって、「攻撃サッカーを目指す中でもやっぱり守備が大事。守りがしっかりしているからこそ思い切って攻撃にいける」(林彰洋)という部分は、今節でも欠かせないだろう。前節で右太ももを痛めたセンターバックのカルフィン ヨン ア ピンが出場微妙という状況だけに、もし彼が不在になっても堅守を継続できるかという部分は注目される。
また、新潟はカウンターやセットプレーに強みがあり、プレシーズンマッチでも前半にセットプレーから2点リードされてしまったことが大敗につながった。カウンターやセットプレーで脅かされる場面を減らすには、悪い形や危険な位置でのボールロストを減らすことが重要だが、だからといって後ろからきっちりつないでいくのを恐れて、縦に放り込むだけでは自分たちのサッカーはできない。そのジレンマに対して清水の選手たちがどう折り合いをつけていくのかという部分も大きな見どころとなりそうだ。
それでも、冷静にボールをキープし、パスをつないでいくという面に関しては、結果が出たことで精神的なゆとりや自信が出てきたこともあって、少しずつだが確実に向上している。そんな中で「もっとシンプルに、タッチ数を少なくしてパスをつないでいくこと。そして相手の裏やギャップにパスを入れていく勇気、ボールを持ったときに突破していく、ボールを持たないときに飛び出していく勇気も必要」(ゴトビ監督)という部分の進化に期待したい。

それに対して新潟のほうは、攻撃の要となるブルーノ ロペスと田中達也が負傷中なのは痛いところ。2人とも欠場するとはかぎらないが、前線で起点を作るという面ではマイナス要素となるだろう。ただ、岡本英也や川又堅碁が出場すれば、セットプレーの高さは増す。
新潟は昨年に比べてボールをポゼッションする力がかなり向上しているため、どちらが主導権を握るかは、実際に試合が始まってみないとわからない面がある。ただ現段階では、どちらもまだ内容よりも結果が重要なのは同じ。しかも、両チームとも先制すればかなり優位に戦えるチーム同士。したがって、どんな試合展開になったとしても、先制点が非常に大きなカギを握る試合になることは間違いない。
その1点が決まるまでの一瞬も気を抜けないスリリングな展開、球際での激しい競り合いは、どちらのファンにとっても非常に見応えのある好勝負になるはずだ。

以上

2013.05.02 Reported by 前島芳雄
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