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【J1:第9節 甲府 vs 磐田】プレビュー:17位でも磐田は強い。甲府は前節横浜FM戦での戦い方とサポーターの声援で、ホーム勝利をあげられるか(13.05.02)

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前節、4分間のアディショナルタイムを30秒近く過ぎたときに決まった青山直晃の同点ゴールで横浜FMから勝点1をもぎ取った甲府。でも、冷静になってくると甲府はまだ2勝。負けるよりはいいけれど、引き分けばかりではJ1残留はできない。甲府の現在の順位は10位だが、勝ち数だけ見れば下位のチームとどっちもどっち。首位だった横浜FMからアウェイで奪った勝点1という意味では大きな価値はあるけれど、勝点2にはしてもらえない。勝点3を狙う姿勢をより研ぎ澄ますことが必要。
で、今節ホームに迎えるのは17位の磐田。前節の湘南戦を見れば、磐田を17位という順位で判断することが、猫とライオンを見間違えるのと同じくらい愚かで危険なことだと誰もがわかる内容・結果だった。それまでの試合も内容は素晴らしく、何故かゴールが決まらないだけだった。

城福浩監督は磐田について、「チャンスの数、個の力を考えると上位にいておかしくないチーム。Jリーグの中で一番日本代表選手がいるチームでもある。前線の球出しからプレッシャーを掛けないと駄目」と言うし、スカウティング担当も「ジャイアントキリングをするつもりで戦う必要があると思います」と言うくらい。よく考えれば昨年の横浜FMも開幕から公式戦10戦未勝利だったけど、最後はACL目前の4位まで盛り返したのと同じで、磐田も最終的には上位にくるチームだと思って迎え撃つのが正しい姿勢。磐田のポジティブポイントを話し始めると終わりがないから段々弱気になってきそう…なのが正直な気持ちだ。

ともかく、磐田は「寄せが速い」「球際がタイト」「攻守の切り替えが速い」と日本人が世界で戦うための正統派スタイルの強いチーム。Jリーグで2年連続得点王の前田遼一もいるし、中盤の構成力も高い。スタートポジションを2トップ1ボランチから、1トップ2ボランチに変えたことがよかったみたいだが、磐田の選手ならその感覚さえわかればスタートポジションに関わらず今のサッカーができるはず。前節4点も取ったので、シュートを打つとき肩に余計な力が入ることもないだろう。褒め殺しではなく、本当に強いチームだと思う。城福監督は「ここまで対戦したチームの中で磐田が一番強いチームになると思っていい」と話した。ただ、真っ黒に日焼けした顔に弱気な影はなく、闘争心がテカテカ黒光りしていた。明日のロッカールームではものすごい闘争心が注入されることだろう。

磐田が前節のスタートポジションで今節も戦うのなら、甲府戦はお互いに「システムがアンマッチになる(城福監督)」という向かい合わせになりそう。テレビ中継ではボールがある場所が中心に映るのでわかりにくいかもしれないが、スタジアム観戦する皆さんは4−4−2の甲府と3−4−2−1の磐田のマッチアップがどうなるのかを前半立ち上がりに注目してほしい。サイドバックを2枚のシャドーの1枚が見るのか、中盤のサイドが見るのかでマッチアップ状況は全然違ってくる。松橋優と福田健介のプレー、プレー位置の高低に注目。ここの攻防で主導権をどちらかが取るのか、お互いにガチャガチャするのか…何でもありの時間になる可能性も大だ。
甲府はどんなマッチアップになっても守備においては前節の横浜FM戦がアベレージになる。ファーストディフェンダーがボールを奪うつもりで行くことから始めるディフェンスは変わらない。磐田のゴール前での決定的なプレーをやれるパワーを残した戦いをやれればいいが、勝つためにはそのエネルギーを守備に費やすことも厭わない。最後は土屋征夫や青山や佐々木翔が見せた肉弾戦で今節もゴールを守る。あとは3枚の選手交代をうまく使って勝点3をもぎ取るだけ。現在、甲府はホーム公式戦では1勝5敗なので、山梨県民のポジティブ応援が必要。立てよ山梨県民、ホームゲームは山梨中銀スタジアムで声を嗄らそう。

以上

2013.05.02 Reported by 松尾潤
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