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【J2:第13節 神戸 vs G大阪】プレビュー:勝った方が首位、まさに頂上決戦。「勝つイメージはできている」(神戸・小川慶治朗)(13.05.05)

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勝点3差で神戸が1位、G大阪が2位。だが、得失点ではG大阪が2点上回っているため、神戸が負ければ第2節から守ってきた1位の座を空け渡すことになる。つまり、勝った方が首位。J2では初対戦となる神戸vs G大阪は、頂上決戦にふさわしい好カードとなった。

G大阪は前節の岐阜戦を2−0で完勝し、J2で唯一無敗をキープ。4月28日の鳥取戦で負傷したセンターバックの岩下敬輔の出場は難しそうだが、それを差し引いてもJ2屈指のタレント集団に変わりはない。
神戸とのマッチアップで注目したいのは、ボランチとG大阪の右サイド。日本代表の遠藤保仁を神戸の田中英雄、エステバン、あるいは橋本英郎がどう抑えるか。試合の主導権をどちらが握るかは、ボランチの攻防に掛かっていると言えるだろう。

だが、それ以上にポイントとなりそうなのがG大阪の右サイド(神戸の左サイド)だ。家長昭博と加地亮、二川孝広ら逸材を揃えるG大阪に対し、神戸は相馬崇人が長期離脱するなど台所事情は苦しい。大屋翼、マジーニョの守備力が問われるゲームになりそうだ。前節の福岡戦で復帰したボランチ(左)のエステバンも、蔚山現代FCでチームメイトだった家長を「アキは素晴らしい。技術も高いし、パワーもある」と警戒する。右サイドバックの奥井諒vs藤春廣輝、右サイドハーフの小川慶治朗vs倉田秋のマッチアップも興味深いが、ゲームを左右するのは神戸の左サイドの攻防になりそうだ。

そんな神戸は、前々節の岡山戦で3点リードから追いつかれ痛恨のドロー、前節の福岡戦も再三の決定機を作りながらスコアレスドローと苦戦が続いている。だが、ゲームの質は着実に向上している。「岡山戦の悔しさはあるけれど、あれこれ考えても失った勝点2は戻ってこない。引きずってはいないですよ」と田中英雄が話すように、すでに気持ちの切り替えはできている。髪型を“ツンツン”にリニューアルした小川も復帰戦となった福岡戦を振り返り、「決定機を外した。ああいう場面をしっかり決めないと。特に当たっていたキーパーに対してはシュートのタイミングを外すなどアイデアが必要だった。わざとダフったりして(笑)」と和やかな表情で話す。G大阪戦に関しても「(過去のG大阪の試合を観る限り)厳しくプレスをかけたらボールを取れるんじゃないかなと。自分たちもボールを保持できると思うし、ガンバに勝つイメージはできています」と、メンタル的にもいい状態のようだ。

G大阪vs岐阜戦を視察した神戸の安達亮監督も「中盤もがっぷり四つでいけるんじゃないかなぁ。攻守ではどこのチームとやっても主導権を握れると思っているので…。ま、ベタ引きしたら、ごめんね(笑)」と冗談交じりのコメントの中に自信を覗かせる。

リーグ前半の最大の山場だが、神戸に余計な気負いはない。純粋に“面白いサッカー”が観られそうだ。

以上

2013.05.05 Reported by 白井邦彦
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