本文へ移動

今日の試合速報

第18節 6.16(日) 14:00KO 国立競技場 神戸vs川崎F 国立競技場に小中学生合計10,000名様を無料ご招待
第18節 6.16(日) 14:00KO 国立競技場 神戸vs川崎F 国立競技場に小中学生合計10,000名様を無料ご招待

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第19節 鳥取 vs 岐阜】プレビュー:前節、終了間際に失点して敗れた鳥取と、得点して勝った岐阜。今後の行方を占う下位同士の争いを制するのは?(13.06.15)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
勝点19で19位の鳥取がホームで、同11で最下位の岐阜を迎え撃つ。昨季は富山、町田とともにJ2残留を争った両チームが、今季も重要な局面で相対することになった。

鳥取は前節、2連勝の勢いを駆ってアウェイでの横浜FC戦に臨んだが、1−1で迎えた終了直前に失点して敗戦。前半に先制され、79分に永里源気の移籍後初ゴールで追い付いたところまでは良かったが、小村徳男監督が「選手たちはみんなファイトしてくれた。ゴールも非常に良い形で奪うことができたが、前半は少しバタバタしてしまったし、後半アディショナルタイムに失点して敗れてしまったのは、チームの未熟さが出た結果」と振り返った通り、最後の詰めを欠いた。
この横浜FC戦から岐阜、北九州(6/22@とりスタ)、愛媛(6/29@ニンスタ)と続く4試合は、前半戦最後の4試合であると同時に、鳥取にとっては(前々節終了時点で)すべて順位が下のチームとの4連戦。前節の前に小村監督は「上についていけるか、下位のままか、チームの今後を決める連戦」と位置付けていたが、前節敗れたことで、岐阜、北九州と対戦するホーム2連戦の重要性は、さらに増したと言っていい。

対する岐阜はホームに長崎を迎えた前節、前半立ち上がりに先制されたものの、後半の同点ゴールで息を吹き返すと、試合終了直前のアディショナルタイムに鮮やかなカウンターから、染矢一樹がこの日2点目となる逆転ゴール。直後に試合終了のホイッスルが鳴る劇的な展開で、10試合ぶりの今季2勝目、今季ホーム初勝利を挙げた。対照的な幕切れの鳥取との勝点差を8に縮め、21位の群馬との差は1、20位の北九州との差は3に縮めて、最下位脱出を射程圏内に捉えている。

こうした勢いの差に加えて、勝敗を分けるポイントになりそうなのが、奪ったボールを敵陣まで運ぶ際の攻防だ。岐阜は最近数試合、前線の3人のチェイシングから高い位置でボールを奪い、カウンター主体で攻める戦いを志向しており、狙い通りにいった際は良い形でフィニッシュまでつながっているが、ボールを奪う位置が自陣の深い位置になると、思うような攻撃ができていない。0−0で引き分けた第17節の岡山戦は、岡山の巧みなビルドアップの前に守備が空転し、失点はしなかったものの押し込まれる展開を強いられている。逆に鳥取としては岡山のように、奪ったボールをスムーズに敵陣まで運べるかどうかが、主導権を握れるかどうかの分かれ目になるだろう。

また、岐阜はデズモンドが前節終了後に家庭の事情でイタリアに一時帰国したため、欠場する見込み。代わりにチャンスを得る選手の奮闘につながる可能性がある一方で、守備の要として欠かせない存在だけに、相応の影響が考えられる。

双方の前節の終了間際の攻防を考えれば、後半の終わり間際になったときの試合運びも、カギを握ることになるかもしれない。そのときにタイスコアだった場合、鳥取が前節の失敗から学ぶことができるか、岐阜が前節同様のリスクチャレンジに踏み切れるか。そこまでにリードが広がっていなければ、試合終了のホイッスルが鳴るまで、ギリギリの攻防が繰り広げられそうだ。
 
以上

2013.06.13 Reported by 石倉利英
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
サッカーのポジション解説
サッカーの試合時間・タイムルール
インテンシティ
オフサイド
ビルドアップ

テレビ放送

一覧へ

明治安田J1リーグ 第12節
2024年5月6日(月)15:00 Kick off

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2024/05/04(土) 10:30 【5/3(金)のゴールをイッキ見!】明治安田J1リーグ全ゴールまとめ【0503】