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【J1:第15節 鳥栖 vs 甲府】プレビュー:成果は徐々に表れだしている。あとは結果を出すだけ。下位に低迷する鳥栖と甲府が、上位への足掛かりを求めての直接対決。(13.07.09)

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勢いがあるうちは、がむしゃらに進めばいい。勢いが結果を持ってきてくれるから。
しかし、行き詰ったとこは立ち止まる勇気も必要だ。なぜならば、そこまでに来た道を再確認し、進むべき方向性を見つけることができるから。

長い中断期間を経て、リーグ戦が再開された。中断期間に入るまでに鳥栖は15位と低迷した。その原因を問われると尹晶煥監督は「選手たちが自信を無くして・・・」とコメントしていた。その“自信”さえ戻れば、鳥栖は上位浮上のきっかけをつかむに違いない。それを戻すための時間として、このリーグ中断期間は絶好のタイミングだった。(と信じたい)
中断期間に約2週間の韓国キャンプを行った鳥栖。クラブとして初めての海外キャンプとなる熱の入れようとも見ることができる。
して、その結果やいかに・・・。
検証される試合となるべき第14節大宮戦では、“良否”が同居したものだった。

まずは試合の入り方。FW豊田陽平が左サイドのライン際に立って、キックオフと同時に駆け上がる。それまでは、キックオフのボールを左サイドDFの金民友に預け前線へのロングフィードを行うことが多かったのだが、この試合では右サイドからのロングフィードで豊田陽平を狙った。相手を惑わし、豊田陽平狙いを敢行するのは“良”と判断できる。
しかし、時間の経過とともに“否”の部分が出始めた。守備面でのタテとヨコのバランスが取れず、連動したプレスをかけることができずに、大宮にワイドな展開を許しての失点を喫してしまった。崩れたバランスを修正しようと試みるものの、ゲーム中には容易にできることではない。

そのままハーフタイムを迎えた。
しかし、わずか15分程度のハーフタイムでも、崩れたバランスを修正するには貴重な時間となり、中断期間に積んできたトレーニング内容を再確認することができた。後半に入ると、前半とは打って変わった鳥栖の姿を見ることができた。ボランチが、前線とDFラインのバランスを取ることで、ボールホルダーに対して遅れずにプレスをかけることができ始めた。素早い修正能力で守備でのバランスを取り“良”の部分を見せ始めた。守備が機能すると攻撃にもいい影響を与えるのは、昨季の鳥栖の強みである。DF丹羽竜平のインターセプトから、FW池田圭の気迫のゴールと続き、首位相手に勝点1を得ることができた。それでも、上位浮上の可能性を見せただけである。求められるものは、可能性ではなく“勝利”そのものである。

このことは、今節対戦する甲府にも当てはまる。第14節を終えて、14位と鳥栖と状況はさほど変わらない。
前節は、終盤まで浦和の攻撃に耐えたもののサイドからのクロスにヘディングで決められて勝点を積み上げることはできなかった。出場停止の選手がいたことも、浦和の展開力に攻め手を欠いたことも敗因の一つだろう。しかし、それ以上に試合開始直後からの攻守のイメージが取れていないことが大きな要因に見えてしまう。
今節は、松橋優と平本一樹が出場停止のため、どのような布陣で臨むかは読めないが、無理にタテへ急がず、ポゼッションしながらサイドを使って鳥栖をボールサイドに寄せてしまうことで勝機は見えてくるのではないだろうか?
前節の大宮が前半に見せた試合運びが、鳥栖攻略の一端となりそうだ。

鳥栖も甲府もここまでは苦戦してきてはいるが、何よりの良薬は“勝利”でしかない。
攻守のイメージをより多く持ち、状況に合わせて適正なプレーを出せる能力をこの中断期間に培ってきたはずの両チーム。
それを結果で見せてほしいと切に願う。

ボールが止まる時間が短いうえに、相手がプレッシャーをかけてくるサッカー。
『ミスはつきもの』と済ませていれば、上達はあり得ないのも事実。
前の試合で見せた課題をどこまで修正できているかを確かめないといけない。
サッカーは、試合ごとに進化するものだから。

以上

2013.07.09 Reported by サカクラゲン
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