ずーっと気になっていた。
それは試合によって、柱谷哲二監督がスーツだったり、ジャージだったり、服装が異なっていたことだ。
これまで多くの監督に取材をしてきたが、縁起やゲンを担ぐ人が多かったため、おそらく柱谷監督もそうした理由なのだろうと思っていた。
だが、いざ理由を聞いてみると、意外な答えが返ってきた。
「天気次第だよ」
えー!
「スーツは1着しか提供してもらってないし、濡れるたびにクリーニングに出してたら、お金もかかっちゃうでしょ。だから、雨が降りそうな日はジャージ。天気がいい日はスーツ。それだけです」
まさかの超シンプルアンサー。
しかし、何かゲン担ぎはしているはずだ。だが、予想に反する答えが。
「何もしてないですよ。ゲンを担いだりしていたのは高校までですね」
10代の頃はどちらかの足からスパイクを履いたり、グラウンドに入ったりなどこだわっていたというが、それでも全国大会に出られなかったことがきっかけとなり、ゲンを担ぐのをやめたという。
「たとえば、逆の足からスパイク履いちゃったり、グラウンドに入ったり、普段と違うことをやったら不安になるでしょう。ならば、最初からゲンなんて担がないほうがいいんですよ」
勝つ時はジャージだろうと、スーツだろうと勝つ。信じるのは己の力のみ。それが闘将。それが柱谷哲二なのだ。
以上
2013.07.09 Reported by 佐藤拓也















