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【J1:第15節 磐田 vs 新潟】レポート:先制点を守りきれなかったアウェイ・新潟。ホーム・磐田が逆転勝利で関塚監督に“初勝利”をプレゼント!(13.07.11)

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結果的に勝利したのは磐田だったが、先制したのは新潟だった。27分、田中亜土夢のFKを川又堅碁が押し込み、アウェイの新潟が先制。「ラッキーなゴール」(川又)ではあったが、この粘り強さが新潟の強みでもある。磐田としてはニアサイドで跳ね返せなかったことが痛かった。

前半は新潟の思惑通りだった。磐田・関塚隆監督は前半思うような展開にならなかったことを素直に認めた。「新潟の1つの形として、いいポジションに田中亜土夢選手と成岡選手がいて、そこを起点に落としたら前線の2トップが背後へ、と。そのあたり、(磐田とすれば)ボールの取りどころがどうしても後ろになってしまう。それを僕はちょっと嫌がって、“懐”で取りたいと。そういった形でやりたかったが、そこは前半機能しなかった」

ただし、新潟も流れを完全に掌握しているわけではなかった。「得点の後に結構攻め込まれてきつかった」と試合を振り返ったのは先制ゴールを決めた川又。GKの東口順昭も「先制できたし、自分たちが主導権を握ってできればよかったが、相手も出てきて、その中で失う場面が多くなってしまった」と語る。持ち前のカウンターがはまった場面もあったが、シュートまで持っていけず、中盤でボールを失い守備に回る場面も少なくなかった。

1点を追う磐田はハーフタイム、チョン・ウヨンを下げてペク・ソンドンを投入。2列目右の小林裕紀をボランチにスライドさせ、ペクをそこに入れた。「(ペク)ソンドンが入ってすごく勢いが出たし、前への意識をより持ち、集中力を高く、ミスも少なく、相手を押し込めた」と語るのは主将・山田大記。交代カードを切って右サイドの攻撃が活性化されたことで、自身の持ち場である左サイドからの攻撃も有効になった。

60分には前田遼一に代わり金園英学を1トップに投入。「(チームが)負けている時のほうが(個人として)調子がいいというか、よくわからない“メカニズム”なのでいけると思っていた(苦笑)」という不敵なストライカーが勝負どころで仕事をやってのけた。68分、左サイドをドリブルで崩した松浦拓弥のクロスを左足で確実に押し込み、値千金の同点ゴール。「松浦がノールック気味ですごくいいボールをくれた。気持ちで押し込んだ」(金園)。

背番号17のゴールで流れは完全に磐田。決勝ゴールが生まれたのは90+1分。駒野友一のCKをチョ・ビョングクが頭で合わせ、こぼれ球を山崎亮平が右足で押し込んだ。「最初(チョの)シュートを止めてしまったと思ったが、気づいたら足元にボールがあった」(山崎)。やや幸運なゴールではあったが、チョが新潟・村上佑介を完全に振り切ってヘディングシュートを打った時点で勝負あり。新潟・東口が「勢いでやられたという印象」と振り返ったように、ヤマハスタジアムのボルテージも磐田に味方した。

「集まっていただいたサポーターのみなさんに勝利をプレゼントできてほっとしていると同時に、またこれをスタートとし、選手と進んでいきたい」。磐田・関塚監督は次節を見据えつつ、新体制として初めて掴んだ勝利の感触を語った。この勝利で順位は1つ上がり、16位に。次節より仙台、鹿島とタフなアウェイ2連戦に臨む。一方、「後半はしんどかった」と試合を総括したのは新潟・柳下正明監督。連戦の疲労を隠せず、先制ゴールを生かすことができなかった。次節のホーム・F東京戦で巻き返しを狙う。

以上

2013.07.11 Reported by 南間健治
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