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【J2:第24節 水戸 vs 岡山】プレビュー:粘り強さを信条とする両チームの激突。運動量で上回ることはもちろん、その中で「個」を輝かせたチームが勝利を手にする。(13.07.14)

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前節の勝利は非常に大きかった。
絶対に負けることのできない群馬との北関東ダービー。だが、水戸は鈴木隆行、橋本晃司、細川淳矢という攻守の要である3人を出場停止で欠く上に中3日でのアウェイ連戦という極めて厳しい状況で試合を迎えることとなった。

実際、「内容はよくなかった」と柱谷哲二監督が振り返るように、全体的にミスが多く、群馬に押し込まれる時間も長くなり、目指すサッカーを繰り広げられたわけではなかった。しかし、選手たちは狙い通りのサッカーができないながらも集中力を研ぎ澄まし、闘志をむき出しに戦い続けた。67分に右CKを冨田大介が頭で合わせて待望の先制点を挙げると、終盤ホームで意地を見せたい群馬の猛攻に苦しみながらも耐え抜いて試合終了。「我々にとって非常に大きな1勝」と柱谷哲二監督は胸を張った。

「頑張れるし、やり切れるチームになってきた」と本間幸司は手ごたえを口にする。「やり切る、走り切る」が柱谷サッカーの基本コンセプト。主力3人がいない中でコンセプトを発揮して勝利できたことはチームとしての成長の証と言えよう。そして、その「やりきる、走り切る」姿勢は夏場にこそ力を発揮するに違いない。「暑くなればなるほど、自分たちのスタンスが問われる。そこで走り勝てないようならば、今までやってきたことの意味がなくなる。そういったところで上回れるようにしないといけない」と近藤岳登が語るように、柱谷監督のもと、厳しいトレーニングを積んできたのも、この夏場で力を発揮するために他ならない。「相手がきつくなったときに運動量で上回れるかどうか。夏場はそこがポイントになると思います」(近藤)。

ただ、岡山も運動量と粘り強さを武器とするチームである。現在リーグ最少の19失点という堅守を誇り、これまでわずか3敗しかしていないという勝負強さを見せている。前節横浜FC戦では前半に退場者を出しながらも、隙を見せずにスコアレスドローに持ち込んだ。今季の岡山の力を見せたゲームと言えるだろう。今節は守備の要である植田龍仁朗を出場停止で欠くこととなるが、チームとしてのベースが崩れることはないだろう。

「いい意味で我慢強く戦いたい」と西岡謙太が話すように、両チームともに粘り強さを信条とするだけに、我慢比べの展開になるかもしれない。こう着した状況を破ることができたチームが勝点3を手にすることとなるだろう。そのためにも組織の中で輝く個の力が求められる。水戸は2試合の出場停止から復帰する鈴木隆行と橋本晃司の奮起に期待がかかる。「2人とも責任を感じてやってもらわなければ困る」と柱谷監督が言うように、これまで以上にフォア・ザ・チームの精神を持ってプレーしてくれるに違いない。そして、出場できなかった2試合分の鬱憤が今節における大きな力となることだろう。

岡山は荒田智之の爆発に期待したいところだろう。現在チームトップの8得点を挙げているものの、8試合ゴールがない状況が続いている。「負けないチーム」から「勝ち切れるチーム」に進化を遂げるためにも荒田のゴール量産は不可欠。古巣相手にきっかけをつかむことができるか。

実力伯仲の両チームの対戦。毎試合のようにがっぷり四つの好ゲームが繰り広げられている。今節も激しい凌ぎ合いとなることが予想される。その中で隙を見せず、わずかな隙を逃さなかったチームが勝利を手にすることとなるだろう。粘り強く、かつ、狡猾に戦い、歓喜の一瞬を呼び込むのは果たしてどちらのチームか。

以上


2013.07.13 Reported by 佐藤拓也
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