F東京が3-0で新潟を下した。前半3分、コーナーキックから高橋秀人がヘディングで先制。10分には、長谷川アーリアジャスールが得たPKを、渡邉千真が決めて追加点。試合終盤には、途中出場のルーカスのゴールでダメ押しした。
新潟は、序盤の失点後はボールを動かす時間帯が増えたが、決定機をものにできず。2連敗となった。
立ち上がりのチャンスを逃さなかった。前半3分の左のコーナーキック。東慶悟が入れたボールに高橋が反応する。「いいボールが入ってきた」。相手DFを振り切り、ニアに走ると、守備の隙間を通すようなヘディングでゴールを奪う。
そして、つかんだ流れを離さない。10分、ペナルティーエリアでボールをキープした長谷川が倒され、PKをゲット。これを渡邉がきっちりと決めて今季10点目のゴール。先制点の勢いを途絶えさせずに追加点を挙げた。
「この試合で重要だったのは勝点3を挙げたこと」。ポポヴィッチ監督は結果を出した選手たちを称えた。「前の2試合と比べ、クオリティーが高い試合ではなかった」とポポヴィッチ監督。追い付かれて2-2で引き分けた前節浦和戦、0-1で惜敗した第14節・広島戦と比べ、中盤でボールを奪われるシーンは多かった。畳みかけて得点した開始直後以外は、新潟の守備を崩せず、逆にバイタルでプレーされる場面が増えた。
それでも勝点3は奪った。「苦しい時間帯を堪え忍ぶことができた」と高橋。ゴール前では最終ラインが冷静にクリアを続けた。前半35分過ぎ、コーナーキックを3度続けて与えたときは、GK権田修一が好セーブ。攻め込まれた後の守備の集中力は高かった。先制した時間帯も、早いプレッシャーと、ボールを持った相手に対するしつこいマークを徹底。新潟の出足を止めていた。
再開後の連戦で初めて挙げた勝点3。「得点してからはミスが続いた。その要因が疲労なのか、違うものなのか分析しなければ」。ポポヴィッチ監督は、冷静に修正点を挙げた。それはチームの地力に手応えを感じた裏返し。欲しかった白星を手にしたことで、上昇の兆しが見えた。
新潟はホームで手痛い黒星を喫した。柳下正明監督が「開始10分でああいう失点をしたらしんどい」と言うように、立ち上がりの2点のビハインドは重かった。前節はアウェイで磐田に1-2で逆転負け。今度はホームで3失点。失速が数字に出たかっこうだ。
どちらも自滅に近い形だった。集中しなければならない最初のセットプレーで簡単に失点。マンツーマンの守備体系では最低限の約束事の、自身のマークの徹底を怠った。PKの場面も、その前にバイタルエリア付近のルーズボールをお見合いし、誰も拾いに行かなかったところから相手につながれた。
攻撃も不発に終わった。2失点後、カウンターからチャンスをつかむが、フィニッシュの精度を欠く。川又堅碁、田中亜土夢らの決定的なシュートは、権田を中心にした相手守備に阻まれた。
ホーム戦とはいえ、コンディションは不良だった。前節のアウェイ磐田戦から中2日。新幹線を乗り継いで片道5時間の移動で、実質的に中1日だった。F東京も前節はアウェイだったが、相手はホームの近隣の浦和。状況は同じとはいえ、猛暑の中での移動負担の差は明らかに新潟の方が大きかった。
もっとも、収穫もあった。田中達也のコンディションが上がっていることだ。失点後、持ち味のドリブルを絡めたプレーでチャンスメイク。自らもシュートに行った。個の力が欲しい場面で仕掛け、打開できる存在は大きい。「90分できたかもしれないが、まだ(シーズンは)半分。達也はシーズンを通して必要な存在」。柳下監督は後半24分で交代させた。それも力を発揮できる状態を継続させられるように起用するため。「走り勝てていたと思うけど、0-3は完敗」。悔しさをあらわにした田中達也の闘志が、今後、チームを引っ張る原動力になる。
上昇の手応えをつかんだF東京と、対照的にきっかけをつかみ損ねた新潟。リーグ戦の折り返しとなり、連戦の最後になる次節。ともに結果が重要視される。
以上
2013.07.14 Reported by 斎藤慎一郎(ニューズ・ライン)
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