今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第18節 清水 vs F東京】プレビュー:中盤のキーマンが復帰した両チーム。自分たちの優位を生かし、結果に結びつけられるのはどちらか。(13.07.31)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
リーグ前半戦では思うような結果が残せなかった清水とF東京。どちらも中盤で重要な役割を果たす選手がチームに戻って、後半戦での巻き返しを図っており、本当に大事な節目となる試合になりそうだ。

まずホームの清水は、今夏の移籍マーケットの主役になりつつある。バレーが中国に電撃移籍したのは非常に痛いが、そこで得た移籍金を使って精力的な補強を図っている。すでに鹿島から2年半ぶりに本田拓也が復帰しており、この試合でも出場可能。さらに、甲府でもプレーしたことのある192cmの長身ストライカー、ラドンチッチの獲得や、昨年のチーム内得点王である大前元紀がデュッセルドルフから復帰するという情報が一部で報道されている。まだウワサの段階だが、サポーターも楽しみにしていることだろう。
今節は、ボランチの杉山浩太と右サイドバックの吉田豊が警告累積により出場停止だが、その意味でも本田の復帰は非常に心強い。守備ではボール奪取力が非常に高く、攻撃ではビルドアップの中心になれる選手なので、アフシンゴトビ監督が待ち望んだ人材でもある。本人も「やっぱりオレンジのユニフォームは気持ちいい。サンバの応援も大好きだし、本当にエスパルスの勝利のために頑張りたい」と、プロデビューした清水への復帰を喜んでおり、まさに相思相愛。若いチームが成長し、躍進していくために、ピッチ内外で献身的な働きを見せてくれるはずだ。

バレーの穴も、7月に入って2得点と好調を維持している伊藤翔が十分に埋める力を持っている。その他に左サイドバックの李記帝がケガで出場微妙だが、六平光成、石毛秀樹、三浦弦太といった若手選手たちが力をつけて出番をうかがっており、計算できる戦力として内田健太も控えている。新しいチームの力を見るという意味では、むしろ不安よりも楽しみのほうが多い試合と言える。
ただし、精神的にも戦術的にもチームを牽引しているキャプテン・杉山の不在は、チーム全体で補わなければならない。とくにゲームコントロールという部分は、終盤の失点が多い今の清水にとって大きな課題となっており、その面で誰が状況判断し、チームを統率していくのか、ある意味もっとも注目される部分になりそうだ。
また、「夏場の暑い中で、集中が切れてしまったら同じ過ち(終盤の失点)の繰り返しになると思うので、いかに声をかけ合って、集中を切らさないかというのも大事。あとは自分たちがボールを持ったときのポゼッションとか時間の使い方を、どれだけうまくやるかというのを1人1人が工夫しながらやっていかないといけないと思います」(平岡康裕)という部分も大きな見どころになる。

一方、F東京は、ゴトビ監督が「FCハリウッド」と表現するほどスター揃いのチーム。日本が初優勝した東アジアカップにも日韓の代表選手が5人参加していて、その他にも代表経験のある選手や、いつ代表に選ばれてもおかしくない選手が揃っている。代表選手たちが月曜日に帰国したばかりで、東アジアカップの疲労をかなり残しているだろうが、10番の梶山陽平がギリシャ1部のパナシナイコスから復帰しているのは非常に大きい。
梶山を中心とした選手個々のキープ力の高さを生かしてボールを支配する時間を長くできれば、疲労の影響も最小限にとどめることができる。直近の2節では計7得点を奪って連勝しており、そのうちエースの渡邉千真が3得点と絶好調。自分たちが主導権を握ることができれば、持ち前の攻撃力も十分に生かせるだろう。
ただ、ボールを支配したいという狙いは清水も同じ。「名古屋戦の後半とか柏戦の前半や最後とか、悪いときはボールを奪ってもすぐに相手に取り返されて、また攻められてという繰り返しで苦しくなっている。そういう時に簡単にボールを失わないようにつないでいくことが大切だし、自分も入ったボールはしっかりキープしてチームに貢献していきたい」(伊藤翔)。暑さの中で体力の消耗を抑え、最後までゲームをコントロールしていくには、清水のほうも簡単にボールを失わないことが重要になる。
そう考えると、どちらがボールポゼッションで優位に立てるか、逆に言えばどちらが早い段階で相手ボールを奪い返せるかが、勝負の行方も大きく左右することになりそうだ。ただ、内容以上に結果が重要な試合でもあるため、セットプレーも含めて、決めるべきところを決め、守るべきところを守り切るという部分が非常に大事なのはいつもと同じ。
個の力ではF東京が上回っているだろうが、ホームの清水としては、運動量や集中力、そして何より組織力では負けられない。サポーターの力を借りて自分たちの優位な面を存分に生かすことが、清水がリーグ後半戦で良いスタートを切るためにもっとも重要なポイントになるだろう。

以上

2013.07.30 Reported by 前島芳雄
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着