本日、札幌ドームで７月に加入が決まったレ コン ビン選手の新加入記者会見が行われました。会見での出席者のコメントは以下の通りです。

●野々村芳和 代表取締役社長
「このたび、ここにいるレ コン ビン選手がうちのクラブに加入することになりました。のちほど質疑応答で色んなことを話してくれるとは思いますが、彼には、日本人にはない何かを求めて獲得したところはありますし、ベトナムという国を背負ってサッカーをするメンタリティは必ず、うちのクラブそれから若い選手にいい影響を与えてくれるんじゃないかと思っています。僕も期待していますが、みなさんも楽しみにしていただけたらな、と思います」

●レ コン ビン選手
「みなさんこんにちは。私はベトナムから来たレ コン ビンと申します。今回、札幌でチャレンジができることをとても嬉しく思っています。全力で頑張りたいと思います。よろしくお願いします」

Ｑ：Ｊリーグ初のベトナム人選手になったことについては。
「とても嬉しく思っています。勉強するいい機会だとも思っています」

Ｑ：今回、日本行きを決めた理由は。
「Ｊリーグはアジアナンバーワンのリーグだと思っています。そこでプレーすることで、非常に多くのことが得られるだろうと考え、日本に来ることを決めました」

Ｑ：札幌のサポーターにどういったプレーを見せたいか。
「私の得意とするところは、スピードを生かしたプレーです。それから動きの質。それをみなさんに見てもらえたらと思います」

Ｑ：これまで数多くの得点を取っているが、どういった形のものが多かったか。
「右足でのシュート。それが多かったと思います」

●野々村社長
「僕からも補足をさせていただくと、直接ＦＫからの得点も映像などでいくつか見ています。ブレ球で決めているものもありました」

Ｑ：スピードが持ち味とのことだが、具体的にはどのくらいか。
●レ コン ビン選手
「１００メートルなどはあまり計ったことはありませんが、３０メートルは３秒９くらいだったかと思います」

Ｑ：Ｊリーグでは何ゴールくらいを目標にしているか。
「いま私が一番大事にしていることは、ゴールの数よりも、まずはしっかりと練習を積んでチームの勝利に少しでも貢献することです。まずは新しい環境に慣れていくことが大事だと考えているので、先の目標は、その後で考えていきたいと思います。いまはとにかく全力を尽くすことを考えています」

Ｑ：外国語は、何か国語くらい理解できるのか。また、日本語については。
「母国語の他に英語が少しできます。日本語については『カワイイ』『ワカラナイ』『ゲンキ？』といった言葉は覚えました(笑)」

Ｑ：ベトナムリーグでは得点ランクトップだったとのこと。今年は好調がいい？
「そうですね。いい状態にあると思います」

Ｑ：札幌の街の印象は。
「ここにやって来る前に、インターネットで札幌の街の情報というのは調べていました。そのなかで気に入ったのはやはり、この札幌ドームですね。また、札幌の街は非常にキレイなところだと感じました。観光地もたくさんあるようですし、私だけでなく、きっと多くのベトナム人がここに足を運ぶのではないでしょうか」

●野々村社長
「ベトナムは人口が約９０００万人なのですが、彼曰く『そのうちの４５００万人はこのチームのことを知ったはず』とのことでした」

Ｑ：この札幌に移籍するにあたって、家族の反応はどうだったか。
●レ コン ビン選手
「０９年にポルトガルでプレーしていたのですが、そのときに色々と難しい部分があって、海外に移籍することに関して家族は不安を持っていたのです。でも今回、この日本と札幌のことを色々と調べていくうちに、家族みんなが応援してくれるようになっていったんです。非常にいい印象を持ってくれたのだと思います」

Ｑ：今回は単身での生活になるのか。
「はい」

●野々村社長
「ちなみに、彼の奥さんというのはベトナムではとても有名な歌手の方で、奥さんはベトナムに残って仕事をして、彼は単身で来たという形になります」

Ｑ：Ｊリーグで対戦してみたい選手は。
●レ コン ビン選手
「Ｇ大阪の遠藤保仁選手です。日本国外でも有名ですし、とても素晴らしい能力を持った選手だと思っています。対戦したいですね」

Ｑ：札幌の試合はこれまで見たことは。
「ベトナムではＪ１の試合をテレビで見ることができるので、昨年、見たことがあります。今年に関しては、これから見ることになります。ただ、新聞報道やニュースサイトなどでＪリーグについて知ることができるので、札幌の情報も得ています」

以上