第27節・G大阪戦で岡山のホームkankoスタジアムには、過去最多の1万8269人の観客が来場しました。この日記のタイトルを「1万8269人の夜」とつけましたが、ゲームに訪れた人の多くは早朝から動き回り、開場直後のスコールと立ち上る湿気、そして夕方の爽やかな風と、岡山の先制点…と真夏の長い長い1日の、様々なドラマを体験したようです。
このゲームのチケットは、7月初めにファンクラブ会員向け先行販売があり、その直後の一般販売で開始から約3時間で完売しました。その後、クラブスタッフは多数寄せられた電話問い合わせに答えたり、スタジアム周辺での混雑といったあらゆる状況を想定しながら準備を進めました。
当日は場所取りシート貼りの長蛇の列に、朝7時過ぎからクラブのスタッフが対応。また、ゲーム運営を支えるボランティアスタッフは通常の30〜60人に対して、この日は159人態勢で臨みました。そのうちの100人近くが地元の作陽大学、吉備国際大学の学生で、開場後の席詰めや待機列の整理に当たりました。ベテランのボランティアスタッフの一部は「案内」のビブスをつけてスタジアム内の各所で総合案内の役割を担っていたため、総合案内所まで足を運ぶ手間が省けた方も多かったと思います。いつも人気のファジフーズは過去最高の売り上げとなりましたが、通常より早い13時からオープンしていたため、大きな混雑は避けられたそうです。
こうしてスタートした第27節・G大阪戦。岡山がJに加入した2009年以降の最多入場記録は2009年4月の1万3228人(横浜FC戦)でしたが、ゲームが後半に進み、この日の入場者数が「1万8269人」と、スタジアムDJから告げられると、大きなどよめきと歓声が起こりました。ちなみにアウェイ側の入場者数は1991人。メインスタンドにもG大阪のサポーター、ファンの方はいらっしゃいましたが、観客全体の約1割から響くガンバの応援は印象的でした。またこの日は、初めてアウェイ専用の再入場ゲートも設けたそうです。
このゲーム限定で販売されたグッズもあります。背番号「7」のコラボタオルマフラーは、日付入りで、両チームの背番号「7」、岡山・仙石廉選手、G大阪・遠藤保仁選手の顔写真がプリントされています。これは発売開始からすぐに売り切れに。試合の前週、このタオルマフラーについて聞かれた仙石選手は、こう答えていました。
「うれしいっていうか、自分はまだまだ遠藤選手の足元にも及ばないので、ちょっとやりすぎなんじゃないかなと思います(笑)。一度も対戦したことがないんですけど、テレビで見ていてやはり、追いつき、追い越せるようにと思う選手。でもまずは、ここで試合に出られるように頑張ってからです」
このゲームで仙石選手は中盤での守備、組み立てと同時に、積極的に攻撃に絡んで、惜しいミドルシュートを放ちました。自分のプレーについて、「何本かミスもあったし、でも何度かいいボールの動かし方もできたので、整理して次の試合に臨みたいです」と話します。あのタオルマフラー、決してやりすぎではなかったのでは? と尋ねると、笑いながら「いやあ、それはやっぱり向こうの方が…」という答えでした。
以上
2013.08.08 Reported by 尾原千明
J’s GOALニュース
一覧へ【J2日記】岡山:1万8269人の夜(13.08.08)
待機列は数百メートルを折り返すほどの長さに!
芝生席までびっしりと観客で埋め尽くされました
ゲームは2−3で岡山が敗れました
G大阪戦限定 背番号「7」のコラボタオルマフラー
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