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【J1:第20節 横浜FM vs 鳥栖】プレビュー:ドゥトラが30歳台最後のプレーを披露。栗原vs豊田の“激アツバトル”も見逃せない!(13.08.09)

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横浜FMはこのゲームを「ドゥトラ生誕祭!!」と題し、翌日8月11日に40歳の誕生日を迎えるドゥトラを大フィーチャー。企画第1弾として、40歳以上の方限定でビール2杯などの特典付きの「【R-40】ドゥトラシート」140席分を発売し、即日完売に。そして第2弾では、来場者先着10,000名(!)にドゥトラの顔のお面がプレゼントされるという。一体、スタンドがどんな光景になるのか見ものである。

鳥栖にも試合前の大きなトピックスがあるが、こちらは明るい話題ではない。GK奥田達朗が6日の練習で負傷し、全治3か月の大ケガを負ったと7日に発表。正GKの赤星 拓も3日の柏戦で左肋骨を骨折して全治3週間、7月にも室 拓哉が膝の手術を受けて全治約5か月と診断され、GK3人が離脱するという非常事態に…。残るGKは特別指定選手で、まだJリーグでの出場経験のない藤嶋栄介だけになったのだ。藤嶋は福岡大に在籍しており、横浜FM戦の翌日15時30分キックオフの総理大臣杯・高知大戦(J-GREEN堺@大阪府)にも出場予定。この2日間は日本で「一番忙しいGK」と言えるだろう。

さて、この一戦の最注目のマッチアップと言えば、横浜FM・栗原勇蔵と鳥栖・豊田陽平とのバトルだろう。ともに東アジアカップを戦い、キリンチャレンジカップ2013 ウルグアイ戦の代表メンバーには選出されなかっただけに、逆に今回選ばれた豊田を抑えることに燃えるはず。代表メンバー発表前ではあったが、豊田については次のように話していた。
「日本代表で一緒に戦って、能力の高さを再認識した。フィジカルが強いし、動き出しも早い。日本人にないものを持っている。マッチアップの時はそこに気をつけて、しっかり抑えたい」。
低音ボイスで顔色一つ変えずに言った。だが試合中は、184cm・80kgの栗原と185cm・79kgの豊田のヘビー級同士が、格闘技ばりの激しい1対1を繰り広げるに違いない。
なお、もう一人、東アジアカップを戦った横浜FM・齋藤学は前節の湘南戦で右足首を負傷。今回はスタメンを外れることが予想される。

勝敗を分けるのは“2つのボール”。「ロングボール」と「セカンドボール」だ。鳥栖は「ロングボール」を多用し、前線で起点をつくり、自慢の運動量で勝負を仕掛けると思われる。そこで重要になるのは、まず1トップの豊田に容易にポストプレーをされないこと。豊田のポストはヘッドと足元の二刀流であることは東アジアカップでも実証済み。やはり栗原、中澤佑二のセンターバックがロングボールを、いかに跳ね返すかにかかっている。
「セカンドボール」は、跳ね返した後のプレー。ハイエナのように、こぼれ球に襲い掛かる鳥栖の2列目の選手よりも速く、中町公祐、富澤清太郎が反応し、ピンチを未然に防がなければいけない。逆に鳥栖は“2つのボール”争いで先手を取れば好機が増える。

「鳥栖のような(ロングボールを多く使ってくる)チームをウチはあまり得意としてない。難しい試合になると思う」と、口元を引き締めたのは榎本哲也。2位と15位の順位の差は関係ない。“2つのボール”を巡る壮絶バトル必至だ。

以上

2013.08.09 Reported by 小林智明(インサイド)
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