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【J2:第28節 松本 vs 徳島】プレビュー:ただ今絶好調の徳島をアルウィンに迎えての一戦。松本が土をつけるには“我慢比べ”に勝つことが必須条件だ(13.08.11)

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勝ったり負けたりと波に乗り切れない戦いの続く松本、今節は3試合ぶりのホームゲームとなる。第26節・北九州戦は失点した後も下を向くことなく敵地でも集中力を保ち続けた結果、試合終了間際の長沢駿の決勝弾が生まれて劇的な勝利を飾ったものの、その勢いを群馬戦に繋げられなかった。試合開始直後、前半終了間際、そして残り僅かの時間でのダメ押しゴールと与えてはいけない時間帯でそれぞれ失点を重ねてしまい3失点での敗戦。ここまで10勝11敗6引き分けと決して悪いポジションにいるというわけではないが、今季ここまで連勝が一回という煮え切らない現状を象徴する2連戦となってしまった。

対する徳島は現在14勝11敗2引き分けで6位。前半戦終了時点では8勝11敗2引き分けで15位だったが、後半戦突入後は怒涛の6連勝で驚異の9ランクアップとただ今絶好調。いや、ようやく歯車が噛み合って本来の実力が発揮されてきたと見るべきだろう。「J2のなかでも徳島はタレントの多いチーム」と評価するのは飯田真輝。まさにその通りで、前半戦終了時点で15位に沈んでいたこと自体、“J2七不思議”の一つに上げられそうなほど選手層は厚く、上位争いに名乗りを挙げるのも当然の顔ぶれが揃っている。今節はキム ジョンミンが前節・岐阜戦の負傷で欠場濃厚、更に今季ここまで6得点の大崎淳矢も警告累積で出場停止となり、本来なら大きな戦力ダウンとなるはずだが、「大きな影響はないだろう」と反町康治監督が言うように、太田圭輔・花井聖らも出場チャンスを見据えており、誰が先発出場を果たしても遜色がない。

ホームチームがその好調チームに土をつけるにはやはりディフェンス面での奮闘が重要だ。「うちの良さは失点をゼロに抑えて泥仕合に持ち込むこと」(飯田)、「先制されると逆転することは簡単ではないので、まずは失点をゼロに抑えないと」(多々良敦斗)との言葉通り、まずは先制点を与えない試合運びが求められる。前半戦対戦時(第19節)は、現在の徳島の躍進を支えるドウグラスと津田知宏のゴールにより、2-0で徳島が勝利しているだけに、松本としてはアルウィンでその雪辱を果たしたいところ。なかでも「J2のなかでもヘディングはダントツに強い」(多々良)出場停止明けのドウグラスを自由にプレーさせることがあってはならない。枚数をかけて割り切って守備に注力するなど“我慢比べ”を強いられる時間も長くなるだろうが、この部分で徳島を上回ることが勝利への必須条件となるだろう。

松本は昨季から徳島相手に勝利をあげておらず、相性は決して良いとは言えない。しかも徳島は6連勝中と絶好調だ。その相手から勝点3を奪取することが出来れば、この先のリーグ戦の起爆剤になることは間違いない。

以上

2013.08.10 Reported by 多岐太宿
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