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【J2:第28節 G大阪 vs 福岡】レポート:MF遠藤保仁がマンツーマンで対応されるも、G大阪が勝利を引き寄せ勝点を60に。(13.08.12)

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8月11日(日) 2013 J2リーグ戦 第28節
G大阪 1 - 0 福岡 (18:03/万博/13,440人)
得点者:16' ロチャ(G大阪)
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この日もうだるような暑さに見舞われた大阪。18時のキックオフにも熱は冷めず、約33度と蒸し暑さが残る中、試合の幕があける。

ホームのG大阪は前節と同じ布陣。アウェイの福岡は東京V戦からDF宮本卓也に代えて出場停止明けのDF金森健志が先発に復帰。しかも、そのDF金森を「相手のスピードを抑えるために(マリヤン プシュニク監督)」左サイドバックに据え、かつ、G大阪の軸でもあるMF遠藤保仁をMF城後寿がマンツーマンでマーク。『G大阪封じ』の布陣で勝負に出る。

序盤からペースを握ったのはG大阪。マンツーマンで対応されたMF遠藤がボールに触る回数が減ったことや、個々のボールを引き出す動きが少なかったこともあってか、いつもに比べてパスの出し入れは少なく感じたが、それでも、安定したパスワークで福岡を制圧。MF大森晃太郎やFWロチャ、MF宇佐美貴史ら前線の選手が動きの量を増やし、個の特徴を活かしたパフォーマンスで相手DFの背後をつくなどしながら福岡を揺さぶるシーンが目立つ。

そんな中、先制は16分。右サイドからのMF大森のクロスにFWロチャが頭であわせて均衡を破ると、その直後にはFWロチャが陣頭指揮をとり、8月9日に誕生したDF丹羽大輝の第二子誕生を祝うべく、控えメンバーだったDF丹羽も呼びよせてのゆりかごダンス。万博記念競技場が一気に盛り上がりをみせる。

これに対して福岡は、守備意識高く試合に入ったはずがマークを外して先制点を許す苦しい展開に。MF遠藤をマンツーマンでマークしていたMF城後の本来の攻撃力を思えばこそ、彼が攻撃に効果的に参加していけないことはもったいないようにも感じたが、それでも、MF金久保順やFW坂田大輔を中心にカウンターから好機を作り出しゴールへの意欲を示す。また前半終了間際の43分には前回対戦時に2ゴールを決めたMF石津が右サイドからの展開からシュートを放つもわずかに左に流れてしまう。

1−0とG大阪リードで迎えた後半。開始から追加点を奪おうと、再びG大阪が攻勢に。左サイドバックのDF藤春廣輝が効果的な攻め上がりを魅せながら攻撃に絡み、チャンスを伺う。62分には得意のパスワークから最後はMF宇佐美が狙いをすませたゴールを放つもこれはわずかに右へ。追加点がなかなか奪えない。

対する福岡も60分を過ぎたあたりからG大阪選手の運動量が落ち始めたこともあって、徐々に相手のバイタルエリアまで侵入する回数が増え始めるも、62分のMF金久保によるミドルシュートはバーに嫌われ、その直後の64分にFW坂田大輔が放ったシュートもGK藤ヶ谷陽介にはじかれてしまう。そうした流れを加速させるべく、プシュニク監督が動き、64分にはMF岡田隆、FW西田剛を2枚同時に投入。フレッシュな選手を加え反撃に出るが、G大阪の守備も集中が途切れない。個々の運動量、動きの質の低下は否めないながらも、ボランチを含め、福岡の攻撃に落ち着いて対応する。

結果、アディショナルタイムの4分を含めて福岡に得点を許さず、G大阪が7試合ぶりの完封勝利。一方の福岡はプシュニク監督が「選手は素晴らしい試合をした。パフォーマンスには満足している」と内容への手応えを語ったものの、今季2度目の3連敗を喫して勝点を伸ばせず、順位を9位に落とした。

以上

2013.08.12 Reported by 高村美砂
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