まるでハリウッドスターのような美貌と貫禄を兼ね備えた女性２人がもの静かに練習を見守る姿は、そこだけ違う空気が漂っているようにさえ感じる。福岡サポーターならご存じの方も多いと思うが、この２人連れ、マリヤン・プシュニク監督の奥様・ダリアさんとお嬢さんのネージャさん。先月末から２度目の来日をし、猛暑の中、勝利を目指して戦う福岡の選手たちを後押しするために、雁の巣球技場で、そしてスタジアムで熱い視線をチームに送った。

そのネージャさんに８月９日、福岡を応援する「まるきん呉服店　今昔きもの緊縮屋」から浴衣がプレゼントされた。
この浴衣は、レベルファイブスタジアムで行われた第27節・東京Ｖ戦で予定されていたモニュメント広場での打ち水イベントの際に、ネージャさんが着用する予定だったもの。天候不良のためにイベントは中止されたが、「まるきん呉服店」のご好意により「日本に来られた記念に」と、この日ネージャさんに届けられた。

自慢のお嬢さんに届けられたプレゼントに、プシュニク監督もご満悦。ネージャさんも「柄がきれいで、色づかいも女性らしく、とても気に入りました。毎日でも着ていたいです。機会があればスロベニアでも着てみたいです」と話してくれた。そして、福岡のスタッフの手を借りて試着。雁の巣球技場に練習見学に訪れていたサポーターからは「かわいい。とても似合っている」との声が上がっていた。

さて、ダリアさんとネージャさんは第29節・長崎戦の前に帰国。浴衣というすばらしいプレゼントは届いたが、残念ながら、今回は福岡の勝利を見届けることができなかった。しかし、前回の来日時と比べて、福岡が進化し続けていることは伝わったはず。そして選手たちは、年間順位６位以内というプレゼントを用意して次の来日を待つ。シーズンの最後には、ダリアさん、ネージャさんの目の前で、Ｊ１昇格という大きな目標を達成したいものだ。

ところで、ネージャさんが着る素敵な浴衣が気に入った方、着ものに興味を持たれている方は、ぜひ「まるきん呉服店　今昔きもの緊縮屋」へ。厳選したこだわりの目利きで仕入れ・販売までを行っている博多の呉服屋で、必ず目を唸らせられる絶品に出会えることだろう。

◆まるきん呉服店　今昔きもの緊縮屋
福岡市中央区天神2-123新天町北通り
TEL：092-739-1147
http://www.kinsyukuya.co.jp/

以上

2013.08.14 Reported by 中倉一志