群馬の秘密兵器のJデビューがいよいよ近づいてきた。
クラブは7月29日に下位脱出の切り札として、ブラジルの名門パルメイラスからFWダニエル・ロビーニョの完全移籍を発表した。翌30日から練習に参加したロビーニョは時差ボケの影響もありコンデションこそ100%ではなかったが、またぎフェイントを駆使した独特のドリブルとパワフルなシュートを披露しクラブ関係者を喜ばせた。秋葉忠宏監督は「財布をちらっと見たら万札が入っていたし、クレジットカードもしっかり持っていた。さすがパルメイラス、これは本物だと思った(笑)」と独自の視点でロビーニョを高く評価、「いいね」ボタンを押した。
ロビーニョは14歳でパルメイラス入り。その後は下部リーグクラブへの期限付き移籍を繰り返して実戦経験を積んでいた。ブラジルでの主なポジションはサイド。サイド突破からのクロスと、内へと切り込むドリブルでチャンスメイク。自らゴールを奪うとともに数多くのアシストをマークしていたという。「ファーストチョイスはシュートだが、状況によってパスを選ぶことももちろんある。ゴールだけではなくアシストでもチームの勝利に貢献できると思っている」。切り株のような図太い足からは、揺るぎない自信がみなぎっている。
初来日のロビーニョはクラブハウス近くのマンションで生活するが、食事は選手寮で済ませている。当初は照り焼きなど甘めの味付けが苦手だったというが、日本の食事にもすっかり慣れて日常生活は問題なし。ロビーニョは「日本のパスタが大好き。基本的な食事はブラジルとほとんど変わらないし、とても生活しやすいと思う」と群馬ライフを満喫している。気分転換はブラジルに残してきた妻と生後7カ月の子どもと連絡を取ること。ロビーニョは「家族のためにも僕はここで成功したいと強く思っている」と初ゴールを家族へ捧げることを誓っている。
労働ビザ取得の関係で選手登録がズレ込んでいたが、懸念されていたビザも無事に発行されて8月16日には登録が完了する見込み。ロビーニョがJリーグのピッチに立つ瞬間は確実に近づいている。
「選手登録が順調に進んでいると聞いているのでうれしい。監督とコミュニケーションをしっかり取って、チームの勝利のためにプレーしたい。自分がゴールを決めてチームを勝利に導けるように全力を尽くす」
ロビーニョの初ゴールは、群馬逆襲のサインとなる。
以上
2013.08.14 Reported by 伊藤寿学
- 終盤戦特集2025
- アウォーズ2025
- 明治安田J1昇格プレーオフ2025
- 明治安田J2昇格プレーオフ2025
- J3・JFL入れ替え戦
- AFCチャンピオンズリーグエリート2024/25
- AFCチャンピオンズリーグ2 2024/25
- はじめてのJリーグ
- Jリーグ×小野伸二 スマイルフットボールツアーfor a Sustainable Future supported by 明治安田
- 明治安田Jリーグ百年構想リーグ
- 2025 月間表彰
- 2025 移籍情報
- 2025 大会概要
- J.LEAGUE FANTASY CARD
- 2025 Jリーグインターナショナルユースカップ
- シャレン Jリーグ社会連携
- Jリーグ気候アクション
- Jリーグ公式試合での写真・動画のSNS投稿ガイドライン
- J.LEAGUE CORPORATE SITE













