今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2日記】山形:「信」の男〜大久保剛志、新加入記者会見〜(13.08.16)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

山形は13日、JFL・ソニー仙台からFW大久保剛志を完全移籍で獲得した。2005年〜2007年、2011年と仙台に在籍したが、Jのリーグ戦に出場したのはルーキーイヤーの4試合のみ。Jリーグの舞台でプレーすること、自分にはそれができることを信じ続けて、三たびJの舞台に戻ってきた大久保の14日に行われた新加入記者会見の内容を掲載する。

「ソニー仙台FCから加入させていただきました大久保剛志です。29番でフォワードです。僕の武器はゴールを取ることなんですけど、まずはいい守備をしてからいい攻撃につながると思っているので、とにかくいい守備をして、いい形でボールを奪って、そのまま僕にいいパスをつないでもらって、最後しっかりゴールを決めるという仕事をやってチームに貢献していきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします」

Q:山形に加入してアピールしていきたいところは?
「僕は常にディフェンスラインギリギリのところで駆け引きをして、タイミングよく抜け出して1対1というプレーがすごい得意なので、そこは本当に出し手とコミュニケーションをどんどん取って僕の特徴を理解してもらえれば、そういうチャンスは絶対来ると思っています。あとはそこを決めきる自信はあるので、そこをやっていきたいなと思っています」

Q:練習生として参加(8月7〜9日)されましたが、チームの雰囲気は?
「練習参加させてもらったときに、(仙台時代のチームメイトである)中島さんと萬代さんしかしゃべれる人はいなかったんですけど、ほとんどの選手がその3日間で話しかけてくれて、ほんとにいい人がそろっているチームだなというのは第一印象でした。今回こうやって加入させていただいたということで、どんどんコミュニケーションを取っていい関係をつくっていきたいなと思います」

Q:山形から獲得の話が来たときに、悩んだり、考えたりはしませんでしたか?
「僕の本音は、Jでもう一度やりたいですし、結果を出したいと思ってずーっとサッカーを続けてきたので、本当にありがたい話で、山形さんには感謝しています。ただ、ソニー時代も今チームの目標が優勝ということで、まだ手の届くところに位置していたので、本当に迷惑をかけてしまうというのがあったんですけど、監督さんと(チームの)代表さんとお話させてもらったときに、『存分にやってこい』ということを言ってもらえて、快く送り出してもらったので、本当に感謝してます」

Q:山形はリーグ戦残り14試合で暫定13位ですが、J1昇格へ向けたチームの現状についてはどのように見ていますか?
「プレーオフまでの勝点が9差ということなんですけども、十分に残りの試合数を考えると、それほどの差ではないと感じています。本当に1試合1試合が大事になってくるので、自分がいい影響をチームに与えて連勝を続けていければ、自然とその差は埋まってくると思いますし、J1昇格というのも絶対達成できると思っているので、全力で自分がいい影響を与えられるように頑張ります」

Q:仙台時代に、モンテディオ山形に対する印象で感じたことがあれば教えてください。
「僕、ずーっとジュニアユースからベガルタの下部組織でサッカーさせてもらってたんですけど、モンテディオさんはライバルチームということで、小さい頃からずーっと意識をしていた存在でした。僕がプロ1年目のときに、自分自身メンバーに入ることができて、出場することができて、あのときの雰囲気というのはもう、なかなか言葉では言えないんですけど鳥肌が立ったし、素晴らしい状況でプレーできて、とても感動したことを今でも憶えています。なので、同じ東北同士で切磋琢磨して伸びていければいいなあと自分では思っていますし、こういう機会を与えてもらったので、近い将来、また仙台とJ1でやれることを目標に、今は頑張りたいなと思います」

Q:目標としている選手は?
「目標としている選手は、そうですね……特にないですね」

Q:残り14試合で、個人としてはどういった成績を残したいと考えていますか?
「僕のずーっとサッカーを続けての目標なんですけど、『ワンチャンス、ワンゴール』っていうのを僕のなかで思っています。1試合、フォワードで出たら、必ずゴールを狙えるチャンスは来ると信じているので、そこを自分がモノにできるかできないかの問題だと思っています。『ワンチャンス、ワンゴール』というのを常に頭に置いて、その目標が達成できれば結果は出ると思うので、それをしっかり成し遂げられるように頑張りたいです」

Q:Jリーグはこれで3度目の挑戦になりますが、何度も跳ね返されてそれでもJリーグでやっていきたいという原動力は何ですか?
「自分はダメなときこそできるんだと自分に言い聞かせていたので、それを今までなかなか出場機会というものには恵まれませんでしたけれども、絶対自分はできるんだと自分を信じていたからこそ、またこういう話をいただけたと思うので、今度こそしっかりそれをモノにしたいなと思っています」

Q:今シーズン、ご自身で自分の調子はどのように見ていますか?
「今シーズン、ゴールもですけど、自分自身、ものすごく体が動けているというか、自分の体にキレがあるというか、今までで一番手ごたえを感じている状況で、それでゴールも取れてるということなので、自信は今、自分のなかである状況です。それはもう自信を持って、ここでも発揮できればいい結果になるんじゃないかなと思います」

Q:その自信は積み重ねの部分もあるかと思いますが、今シーズン、トレーニングなどここを変えたというところはありますか?
「僕自身はそんなに変えたことがなかったんですけど、ソニーにいる今年、チームメイトと目が合う回数が増えました。それはずーっと日頃から僕を見てくれと伝えていて、それが昨年は1年目でなかなか合わずに、でも今年になって理解してくれているというか、僕の熱意も伝わってというか、目が合う回数も増えて、そこにどんどんボールが出てくるようになりました。そこに僕の特長も生きてきて、いい効果が出てきたんじゃないかなと思っていますので、コミュニケーションというのは本当に大事だなと思います。僕は一人で5人抜けるとかいう選手ではないですし、本当に味方が僕のことを生かしてくれないと僕は生きないと思っているので、ラストチャンス、一瞬の駆け引きのところを見逃さずに出してもらえるように、コミュニケーションを中盤、それと自分の組むフォワードと取っていきたいなと思います。(ここで隣の中井川GMに「今年、子どもができたのもあるだろ?」と促されて))3月に生まれたんですけども、生まれてすぐに1点目を決めることができて、そこからノッたというのはあるかもしれないです」

以上

2013.08.16 Reported by 佐藤円
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着