ホームで勝つがアウェイで負ける。その繰り返しが続く鹿島は戦いが安定せず、なかなか順位を上げられずにいる。第10節に3位まで浮上したあとは4位、5位、6位と下降気味。今節からのホーム2連戦を反攻のきっかけとしたいところだ。
勝ったり負けたりが続く状況から抜け出そうという思いは、選手たちにも共通している。今週の練習では、互いに厳しく求め合う声が飛び交った。「みんなよくしよう、なんとかしたいと思っている」とキャプテンの小笠原満男。彼の号令でプレスが動き出すやり方が次第に形になりつつあった。
「意識の問題だけど、みんなが応えてくれようとしている。いまはいろんな選手が入れ替わっているけれど、がんばろうという意識でやっている」
練習でできたものを試合でも見せたいところだ。
ただ、大迫勇也が前日練習を回避、主力組には赤崎秀平が入っていた。大迫本人は「大丈夫ですよ」と話していたが、現在は同ポジションのダヴィと中川義貴も負傷中で新潟戦の出場は難しい状況だ。FWの枚数が少ないため特別指定選手の赤崎の先発起用も視野に入れる。金曜から筑波大に戻る予定だった赤崎は「やることは変わらない。残してくれた監督に感謝したい。これを筑波にも還元しないと」と意気込んでいた。
それでも、ホームゲームでは先発を続ける土居聖真の存在が、攻撃に良いアクセントを加えている。彼がフリーランニングを繰り返すことで相手守備網は攪乱され、他の選手が活きてくる。
「自分も活きながらまわりも活かす。僕は一人で行くタイプではないんで、まわりとうまく連携できれば」
前線が流動的に絡む攻撃は鹿島の特長の一つでもある。土居の質の高い動きには注目だ。
しかし、相手の新潟は好調を維持して鹿島に乗り込んでくる。前節の甲府戦こそ1−1で引き分けたものの、ここ4試合を3勝1分と波に乗る。チームを牽引しているのが川又堅碁。4戦5発と、エースと呼ぶに相応しい存分の活躍を見せ、得点王争いにも絡んできた。鹿島の選手からも彼を警戒する声は多かった。金珍洙とレオ シルバが出場停止から戻りベストメンバーが揃う。この夏に加入したホージェル ガウーショや、昨季まで鹿島に在籍していた岡本英也がどんなプレーを見せるか目が離せない。
第8節の対戦では、柴崎岳の圧巻のミドルシュートなどで鹿島が3−2と勝利をおさめている。リーグ戦では過去9戦勝てていなかった新潟から勝利をあげ、ヤマザキナビスコカップでも2−1で勝ち2戦2勝。今季に限っては鹿島が優勢だ。
以上
2013.08.16 Reported by 田中滋
J’s GOALニュース
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