2連勝後の2連敗で、富山はなかなか下位から抜け出すことができない。前節の松本戦も連勝時と変わらない好パフォーマンスはみせており、山形から初勝利を挙げて8月を勝ち越しで終えたい。
富山は勝点30(7勝9分14敗)の18位。安間貴義監督と選手たちは今季、昇格プレーオフ進出を目指してスタートしたが6位との勝点差は残り12試合で17まで広がった。しかし、目標に掲げたからには可能性がある限りチャレンジしなければならないだろう。「次の試合に勝つためにベストを尽くす。(達成への)状況が厳しくなっても我々のやるべきことは今までと変わらない」と監督。現状を打開するには次の1点、次の1勝を刻むしかない。
昨季の同時期は勝点19(3勝10分17敗)で最下位だった。今季もまずは残留争いから抜け出そう。19位だった昨季終了時の勝点38(9勝11分22敗)に1試合でも早く到達し、クラブ過去最高順位(09年の13位)に迫らなければならない。ちなみに現在の13位は山形で勝点差は10だ。上を見ればプレーオフ進出ラインの手前にハードルがいくつもある。一つずつクリアしていきたい。
山形は前節、アウェイで栃木と1−1で引き分けた。MFロメロ・フランクの2試合連続ゴールで先制したが、後半アディショナルタイムに追いつかれてしまった。今節は中3日で再びアウェイでのゲームになるが、下位から勝点3を加算したい。前々節・神戸戦を3−2で制して8試合ぶりの勝利を挙げた。最近5試合で区切ると1勝4分で負けなし。チーム状態は持ち直している。総得点53はG大阪の69に次いでリーグ2位。FW林陵平が得点ランキング3位タイの11点、富山一高OBのFW中島裕希が7点を挙げている。
前回富山と対戦した第12節(5月3日)は3−1で快勝した。前線に長いボールを送るシンプルな攻撃で主導権を握って前半に先制し、後半25分と29分の追加点で勝負を決めた。左サイドバック中村太亮がドリブルで相手をきりきり舞いさせたゲームとして記憶しているサポーターも多いはずだ。
富山は8月の戦いで、自分たちから仕掛けてシュートを狙うという積極性を発揮している。今回もこの姿勢を継続できれば山形相手であってもチャンスはつくれるだろう。敗れた最近2試合は最後の詰めを欠いたが、誰かが最初の1点さえ蹴り込めば連勝した時のような一気のゴールラッシュも可能な出来にはある。山形も総失点44で守りは盤石ではない。総得点は大きく見劣るが、あえて今回は攻め合いで上回るゲームを期待したい。MF舩津徹也は「自分たちのプレーに試合内容が伴ってきている。これを続けていくことが大事。無難にプレーすることなく積極的に仕掛けていきたい」と話している。
以上
2013.08.24 Reported by 赤壁逸朗
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