今日の試合速報

開幕招待
開幕招待

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第23節 川崎F vs 大宮】プレビュー:けが人復帰が予定される川崎Fは、自信を取り戻せるかどうかがポイント。連敗脱出を目指す大宮を倒したい。(13.08.27)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ズデンコ・ベルデニック監督を更迭し、小倉勉新監督を迎えるという荒療治を行った大宮は、その効果を出すことができなかった。柏をホームに迎えた前節。0−2から一度は追いつくが、逆転ゴールを奪うには至らず。逆に勝ち越しゴールを奪われて2−3で敗戦している。これで大宮は7連敗となり、未だ、長いトンネルを抜けだせずにいる。だからこそ勢い込んでこの試合を迎えるはず。

振り返ると、川崎Fがアウェイで戦った17節の大宮戦は非常に苦しい試合だった。先制しながらも一時は逆転を許すが、後半アディショナルタイムのPKにより再逆転。薄氷を踏む3−2での勝利を手にしたというものだった。苦戦を自覚する風間八宏監督は試合後の会見で「非常に難しいゲームでした」と前置きし「最後の最後まで怖がらずにやり続けたことでご褒美がきたのかなと思います」と述べ暗に内容の悪さを認めていた。勝ちはしたが川崎Fが、らしさを出せた試合ではなかった。あの時の大宮とは監督がまず違うが、さらにはノヴァコヴィッチとズラタン(ズラタンは負傷の可能性もあるようだが)が戦線に復帰しているという点。またオーストラリア代表のニールが新加入しており前回と比較して、よくなっているという意味で別物の相手だと考えるべきだろう。だからこそ、7連敗中だからといって油断してはらない相手であるのは間違いない。

川崎Fにとっての懸念材料は続く。アウェイで逆転負けを喫した前節の新潟戦の内容が悪かったのである。イーブンペースだった前半、均衡を破った大久保嘉人のミドルシュートはチームで奪ったというよりも彼の個人技によるもの。悪いながらも先制して迎えた後半、相手にペースを捕まれ、1点を守りきれずに2失点。残念な逆転負けを喫する事となった。

あの内容の悪さは悲観すべきものなのかどうか。風間監督は新潟戦について後日、改めて次のように話している。

「この(川崎Fの)サッカーをするにはしっかりした自信が必要。そのためには、ちょっとくらいのミスでもブレずにやり続けなければならない。選手の技術が急に落ちたわけではない。そこのところはメンタルの部分です。そしてそれは選手たちが思い出せばいいことなのでそんなに大きな問題だとは思っていません」

元々選手たちは技術を持っている。その技術を思い出させるために風間監督が取ったのが、紅白戦での工夫だった。風間監督は普段から11対11の紅白戦を、コートサイズを変化させて行ってきたが、月曜日はハーフコートよりも少し広くしたコートで紅白戦を行い、わざと厳しいプレッシャーがかかる状況を作り出していた。ちなみに練習後の小宮山尊信は「いいところがいっぱい出ていた(練習だった)」と振り返っており前向きだった。また同じような言葉は複数の選手からも出ており、問題点を実際の紅白戦で改善できたと判断して良さそうである。

川崎Fにとって好材料がもう一つある。ケガにより戦線を離脱していた複数の選手が復帰予定なのである。その一人が稲本潤一。月曜日の練習でAチームに合流し、紅白戦を戦っている。まだ試合当日までメンバー入りするかどうかは定かではないが、彼が戦線に復帰できるのであれば川崎Fにとっては大きな材料となる。何しろ中盤での守備には定評があり、相手の攻撃の芽を摘むというタスクではずば抜けた存在感を示しているからだ。

稲本の復帰については大久保が「帰ってこれるんだったら大きいですね。あそこで取ってくれると、戻らなくていいし、すぐに前にもパスを出せる。そういうのは大きいですね」と述べている。同じく稲本の存在の大きさを口にするのは、第2節の大分戦以来の先発の可能性が出てきた井川祐輔である。

「僕達の前で攻撃の目を摘んでくれるのは助かるし、それもチームが無失点で試合を終える助けになる」と話す。また守備範囲の広さと対人の強さを見せる稲本の復帰により、中村憲剛、大久保の攻撃における2枚看板が下がらずに済むという効果もでる。そもそも新潟戦の苦戦の理由の一つは、中村が中盤に下がることで大久保が孤立し、思うようにボールを配給できなかったという点にあった。最終的に風間監督がどのようなメンバーを組むのかは試合当日まで分からないが、予想されるメンバーで試合をスタートさせるのであれば懸案事項は解決の方向に向かいそうである。そうなれば戦えるチームがかえってくる事となる。

川崎Fはどうにも8月が弱い。そんな過去の統計が出ているが、それはあくまでも過去の話。連敗ストップに燃えるはずの大宮は難しい相手ではあるだろうが、「それが焦りにもなるはず」だと大久保はいう。相手の焦りを上手く逆手に取り、余裕と自信とを持って戦うことができれば勝機は十分だろう。これ以上勝点を落とすと目標であるACL圏内がさらに遠くなる。モチベーションを維持するためにも、ホームのサポーターのためにも、ぜひとも勝利したい一戦である。

以上

2013.08.27 Reported by 江藤高志
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着