今日の試合速報

チケット購入はこちら

J’s GOALニュース

一覧へ

【J1:第24節 湘南 vs 仙台】手倉森誠監督(仙台)記者会見コメント(13.08.31)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
●手倉森誠監督(仙台):
「今日のゲームで強風警報が出ていて、湘南にとっては神風が吹いた。我々にとってはそれが災いしたような失点を重ねてしまったなと。前節、湘南が残留争いで甲府に勝たれて水を開けられた状況のダメージのなか、柏戦でのシステムの変遷に対してハッキリ言って何をやってくるんだろうという不気味な節でもあった。それに対して自分たちはアウェイの戦い方で、自分たちに厳しさを持ちながらタフに戦おうと。攻め込んだ時にもう少し相手陣で揺さぶるようなつくりをできれば、前半のうちにクロスからあの1点以外にも生み出せたのかなと。やり切る攻撃が多くて、逆に湘南が2シャドーをうまく使って厚い攻撃をしたことで、我々が動かされてしまった。
それで後半にはセットプレーから1点取られたのに対して、そのあとの我々の攻撃、テンポ、リズムは、スピードアップしたなかで示したパフォーマンスとしてはよかったと選手たちに話してきました。あれをイーブンのうちにやれるかどうかが我々の課題。残り10戦、きょう追い上げようとする姿勢はこれからの残り10戦で示さなければいけないものでもある。きょう示したものを残り10戦、我々ぜひ示して挽回していこうという話をしました。こういった負け方も、負けるときは不運な失点もありますが、残り10戦あるので、今日の悔しさを糧に勝ち切れるチームを目指して頑張りたいと思います」

Q:3点も取られたのは珍しいと思いますが、疲れが溜まっている?
「いえ、これまでも(林)卓人にはいろんなビッグセーブをしてもらいながらシーズン進んできていますから、たまたまこの1試合に集中して起きたのかなとも感じるし、逆になかなかセットプレーで失点というのもなかったが、残り10戦に向けてそこを修正しろというシグナルだろうと取りたい。チームとして今日の負けの挽回を全員でカバーしていければいいと思っています。取られたものはしょうがないし、ただ3点目も取れるチャンスがありながら取れなかったところも、敗戦を考えればみんなで解決していく必要があると思います」

Q:天皇杯を挟むこの時期をどのように活かすか?
「みんなのコンディションをもう1回しっかり戻して、今日の後半に見せたような活動量と流動性をもう1回底上げして、また誰が出てもいいように、これからの10戦は各週で試合があるので、ベストな状態で一戦一戦挑める状況、あとはそのときにいい状態の選手をピックアップするのが俺の役目だと思います。やってくれると思います、うちの選手は」

Q:赤嶺選手の見通しは?
「前節のC大阪で赤嶺を外して、セレッソと分けたゲームも内容的には満足いくものだった。その流れで赤嶺は今節も外して、ハムの故障から復帰してきた彼自身、活動量とスプリント力をすこし欠いていたので、今節まで休ませて、残り10戦天皇杯を絡めて復調を目指していこうと話して残してきましたから、負けたときに外された選手の宿るパワーを彼には期待したい」

Q:1−3になってからサイドからシンプルな攻めをしたが、攻撃でよかったところは? あと試合が終わった直後に頭を抱えていたが?
「まずやっぱり、すこし押し込むことができたので外から攻めるしかないという。前節も柏にクロスから3失点しているので、それは前半からやり続けたところだったが、後半にはそのかたちを示せた。そこに持っていくまで武藤のただパスを探すだけではなく1対1やコンビネーションを織り交ぜて攻撃のテンポが上がったことに対しては、俺はこれからの戦いに可能性を感じたという話を選手たちにしてきました。そうなったときのオプションとして中原はこれからまた状態をよくしてくれればなと思います。頭を抱えたのは、やはり…負けたら頭痛いっすよ(笑)。そのなかで今日の夏休み最後の、仙台はもうとっくに始まってますが、BMWスタジアムをつくり出すサポーターの雰囲気にやられたなとものすごく実感した。一巡目から勝てなかったチームを勝たせる悪い癖が今日も出たなという。でも湘南とはJ2時代からずっとしのぎを削ってきた仲で、とくに勝ったり負けたりしている相手だったし、そういうときに彼らのホームでの雰囲気作りは、残留に対して一体感をものすごく感じたゲームでもありました。でも自分たちもここから、我々のサポーターがつくり出してくれる雰囲気もそれ以上のものがあると信じていますから、10戦全部勝つつもりでやります」

Q:後半システムを変えたのは、前半足りなかった揺さぶりのため?
「彼らの3−4−3の攻撃は流れのなかで4バック。そのときに3トップ気味に4−5−1にして、ワイドの選手を4バック気味になった選手にかけたい、その意味で2トップ・武藤とサイドハーフでスタートした太田をそのポジションに据えることによって、相手の菊池と大竹、前半うるさかった2人を抑えなければ勢いに乗せてしまうとシステムを変えました。流れは引き寄せられる可能性はあったが、流れ以外のセットプレーでやられたのがちょっと悔やまれるなというところですね」

以上
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

旬のキーワード

最新動画

詳細へ

2025/12/21(日) 10:00 知られざる副審の日常とジャッジの裏側——Jリーグ プロフェッショナルレフェリー・西橋勲に密着