今季初4連勝と波に乗る神戸が、12試合負け無しの徳島を迎える。神戸にとっては前節の長崎戦に続き、2位・3位対決という難しいゲーム。勝点12差の戦いとはいえ、J1昇格戦線における重要度は高い。
徳島は、前節の山形戦で退席処分だった小林伸二監督が戻り、出場停止だったボランチの濱田武と柴崎晃誠が共に復帰。キム・ジョンミンの出場停止はあるものの、この大一番はほぼベストな布陣で臨めそう。0−1で敗れた開幕戦のリベンジに向け、ピースは整った。
一方の神戸は、チームトップの13得点を挙げているポポが前節の長崎戦で出場停止を消化。離脱中のエステバン復帰は微妙だが、ほぼフルメンバーでこの一戦を迎えられる。徳島のリベンジを返り討つだけの準備は万全と言えるだろう。おそらく両チームともフォーメーションは4−4−2。がっぷり四つの好ゲームになることは間違いない。
その中で重要になるのは、ワンチャンスをものにできるかどうか。3試合連続でゴールを決めている神戸の小川慶治朗と徳島の津田知宏の決定力が明暗を分ける可能性は高い。
現在日本人トップの14ゴールを挙げている津田は、前節の山形戦でも相手がゲームの主導権を握る中で貴重な先制点をものにしている。エースの資質は文句無し。だが、現在12ゴールの小川も勝負強さでは負けてはいない。前節の長崎戦では後半に2トップの一角に入ると得意のスピードで相手を翻弄し、試合を決める追加点を決めている。ゲーム自体は長崎に押され気味だったものの、小川は「ああいうゲームを勝ちきれるチームが優勝できるチームだと思う」と自信も深めている。前回の対戦(開幕戦)で決勝点を挙げている小川の、4試合連続ゴールに期待したいところだ。
首位G大阪を勝点2差で追う神戸は、この試合に勝てば首位奪取の可能性がある。徳島は3位死守のためには負けられない。両チームにとって非常にタフなゲームになりそうだが、神戸の安達亮監督は「徳島は小林伸さんの下ですごくいいチームになってきている。勢いもあるし、今節も難しいゲームになると思うけれど、逆にそういうチームとやる方が神戸も気が緩まないからいいんじゃないかな。あと4つ勝てば、開幕前に立てた勝点80(現在68)という一つの目標を達成できるので、1つ1つしっかり戦っていきたい」と気を引き締めていた。
“海峡ダービー”第2戦は、両チームとも開幕戦以上のモチベーションで挑むビッグゲームになりそうだ。
以上
2013.09.21 Reported by 白井邦彦
J’s GOALニュース
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