千葉は、9月8日の天皇杯2回戦ではJFLのカマタマーレ讃岐に5−0(得点者はケンペス、米倉恒貴、佐藤勇人=2得点、高橋峻希)で勝った。早めの時間の先制点奪取が奏功し、攻守に『前へ』の意識が高いプレーが多かったことで主導権を握り、讃岐のシュートの精度不足にも救われての快勝だった。だが、その後のJ2リーグ戦は『前へ』の積極的な姿勢を欠いた戦いぶりで3連敗を喫し、J1昇格プレーオフ圏内ぎりぎりの6位と苦しんだ。しかし、首位の神戸と対戦した10月6日のJ2リーグ第36節は、前半に先制点を奪われるも後半に田中佑昌、ケンペスのゴールで逆転勝利。天皇杯2回戦で『前へ』仕掛ける攻撃を生み出す活躍をした町田也真人が攻守に奮闘したことが、神戸戦の勝利の一因となった。町田が天皇杯3回戦もスタメンならば、J1のF東京を相手にどこまで力を発揮できるか。J1昇格争いの最終局面に向けても重要なポイントの1つになりそうだ。
9月7日の天皇杯2回戦で、F東京は前回大会では敗れたJFLの横河武蔵野に1−0の勝利を収めた。序盤から猛攻を仕掛けて相手を押し込んだが、PKはGKに好セーブされるなど横河の体を張った粘り強い守りをなかなか崩せなかった。だが、延長前半のアディショナルタイムに太田宏介のクロスに平山相太が頭で合わせて決勝ゴール。8月31日のJ1リーグ第24節・広島戦も勝っていたF東京は、9月14日のJ1リーグ第25節・浦和戦からの3試合も勝利を収め、J1リーグ戦4連勝で5位に浮上。しかし、4位の鹿島と対戦した10月5日のJ1リーグ第28節は、隙を突かれる形のミスでの失点が重なった。後半から交代出場の平山が前線で起点を作ってF東京に流れが傾くが、決定機をモノにできないうちに後半も2失点。平山がCKからのボールをつないで一矢を報いるゴールをあげたが、1−4で敗れた。天皇杯3回戦ではスタメンが予想される平山が前線で起点を作れれば、個の能力とチームの連動性で優位に立つF東京は得点機を多く作れるだろう。
千葉とF東京の天皇杯での直近の対戦は2010年の第90回大会の4回戦で、大竹洋平の2得点でF東京が2−0の勝利。Jリーグでの直近の対戦は2011年のJ2リーグ戦で、千葉がホームの第8節は千葉が3−0(得点者はオーロイ=2得点、米倉)で勝ち、F東京がホームの第37節はF東京が1−0(得点者はルーカス)で勝ってJ2優勝を決めた。
天皇杯3回戦は、千葉は18得点でJ2得点ランキング首位のケンペスがJ2リーグ第36節の退場処分のため出場停止で、F東京はヨーロッパ遠征中の日本代表に招集された権田修一と森重真人が不在で欠場。神戸戦で得た手応えを生かし、勝利でJ2リーグ第37節へいい流れを作りたい千葉は、得点力アップを狙っての獲得ながらも公式戦ではまだノーゴールの森本貴幸の移籍後初得点に期待がかかる。守備のキーマン2人を欠くF東京は代わりに出た選手の奮起で堅守を築き、無失点勝利でJ1リーグ戦へ仕切り直しを図りたい。
試合はF東京がボールを保持して主導権を握り、千葉を押し込む展開となりそうだ。それだけに、F東京は早めに得点機を決めて先制点を奪いたいし、千葉はF東京の攻撃をしのぎながらボールを奪ってカウンター攻撃を先制点に結びつけたいところだろう。また、千葉の右サイドバックの米倉、F東京の左サイドバックの太田はいずれも攻撃力が高く、クロスでゴールをお膳立てすることが多い。サイドバック同士のためマッチアップすることは少ないだろうが、サイドの攻防をどちらのチームが制するかも見所の1つだ。ナイトゲームで気温は少し低めになりそうだが、ピッチの至る所で熱い激戦が見られるだろう。
以上
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現在(12日13:53時点)の状況は、千葉 11,370票 vs 12,577票 F東京
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2013.10.12 Reported by 赤沼圭子
J’s GOALニュース
一覧へ【第93回天皇杯 3回戦 千葉 vs F東京】プレビュー:仕切り直しを図るF東京が攻め、いい流れを作りたい千葉が守る構図が予想される一戦。サイドの攻防を制して先制点を奪うのはどちらか?(13.10.13)













