お互いにリーグ戦の戦いもラストスパートを迎えている。松本はJ1昇格プレーオフ出場のための6位以内浮上を目指し、鳥栖は早期にJ1残留を確定させたい立場にあるが、リーグと並行して行われるもうひとつの“真剣勝負”からも目が離せない。天皇杯3回戦、会場は松本の本拠地であるアルウィンだ。
期せずして“佐賀ダービー”となった佐賀大学との2回戦を10-0で大勝し、プロの実力を見せた鳥栖はJ1チームの誇りにかけてJ2の松本を退けたいところだ。ポイントのひとつになりそうなのは、後半勝負に持ち込めるかだ。鳥栖の今季リーグ戦の時間帯別得失点を調べたところ、総得点41のうち、後半に生まれたゴール数は実に31に上る。この『ゴールの4分の3は後半に生まれている』という点はもちろん相対する松本の反町康治監督も把握済みで、選手構成やフォーメーションの変更なども試合展開に応じて見られそうだ。また、長野県出身で松商学園高校卒の高橋義希にとって松本は思い入れのある地だけに、知人・友人・関係者も多く来場するはず。その眼前で一層の奮闘に期待したい。
対する松本は2回戦では群馬との想定外の打ち合いを制し、3回戦に駒を進めた。注目はかつて鳥栖に在籍していた鐡戸裕史と飯尾和也の両名だ。2人ともメンバーの18人に選ばれる可能性は高く、愛着ある古巣への“恩返し”に両チームサポーターの注目が集まりそうだ。地域リーグ時代の2009年に浦和を倒し、JFL時代の2011年には横浜FCと新潟を下し、その年はそれぞれ上位カテゴリーへの昇格を成し遂げており、結果的に天皇杯での勝利が後の戦いにも反映されることとなった。チーム最古参で松本の“ジャイアント・キリング”の歴史を肌で知る鐡戸が「松本サポーターも天皇杯には期待していると思うし、鳥栖のサポーターにも『変わったな』というところを見てもらいたい」と決意を秘めれば、左膝外側半月板損傷で長期戦線離脱となった飯尾和もコンディションが回復したことで闘志を燃やしている。第35節からメンバー入りするなど復帰の機会を見計らっており、それが古巣相手の一戦となれば最高の形となろう。本人は「試合に出られるかはわからないが」と前置きしたうえで、「鳥栖は良い思い出の一杯あるチームだが個人的な感情は置いておいて、チームの勝利のために出来る全てのことをやっていきたい。知っている選手も多くいるので、その特徴や癖なども伝えられたら」と語る。
先発の11人にはリーグ戦から若干の変化も有り得るが、だからといってお互いにアグレッシブさを持ち味とする、その戦い方が変わることはないはず。どちらがより自分たちのサッカーを遂行できるかが勝負の分かれ目となるだろう。
以上
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現在(12日13:50時点)の状況は、松本 18,633票 vs 15,889票 鳥栖
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2013.10.12 Reported by 多岐太宿
J’s GOALニュース
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