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【J2:第41節 G大阪 vs 山形】レポート:G大阪が、ホームの地で『優勝』を決める。敗れた山形はJ1昇格プレーオフの望みが消える(13.11.18)

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11月17日(日) 2013 J2リーグ戦 第41節
G大阪 3 - 2 山形 (14:03/万博/13,970人)
得点者:14' 宇佐美貴史(G大阪)、19' 萬代宏樹(山形)、22' オウンゴ−ル(G大阪)、68' 宇佐美貴史(G大阪)、78' 萬代宏樹(山形)
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キックオフ直前の空気感を味わいながら、いつか、どこかで見た風景と似ているような気がしていた。天候、スタジアムに漂う緊張感、サポーターの熱気。そう。05年、J1初優勝を決めた最終戦だ。もちろん、あの時は川崎Fのホーム、等々力競技場での一戦だったとことを思えば、G大阪サポーターの数ということも含めて厳密には雰囲気は違ったはずだ。なのに、寒さの中に強い太陽が差し込む感じも、スタジアム全体に漂う空気感も、どこかあの日に似ていて、かつ、あの時にも感じた『いい予感』は、ステージこそ違えど、同じ『優勝』で結実した。

口火を切ったのは、やはりこの男、宇佐美貴史だった。今季初先発のFW佐藤晃大が競ったこぼれ球を宇佐美が受け、瞬時に寄せられた相手DFを絶妙なトラップで交わして前へ。そのままドリブルでゴール前に詰めると、左から上がってきたFW佐藤を見ながら自ら右足で流し込む。立ち上がり、山形にややボールを持たれる時間も長かった中でチームを勢いづける貴重な先制点。13970人が詰めかけた万博記念競技場が大きな歓声に包まれる。
だが、J1昇格プレーオフ圏内に望みを繋げるためにも、勝ち星が欲しい山形も負けてはいない。というより、立ち上がりから、ともすればG大阪以上にボールを保持し、攻撃チャンスを作り出すなどいいリズムを作っていたように、失点後も個々が激しいプレスからボールを奪い、攻撃の意欲を示す。18分にはゴール前、好位置でフリーキックのチャンス。MF宮阪政樹の蹴ったボールは、G大阪GK藤ヶ谷陽介の好セーブに弾かれたものの、19分。それによって得た左コーナーキックにニアでFW萬代宏樹が頭で合わせ同点に。すぐさま試合を振り出しに戻す。だが喜んだのもつかの間その3分後には、右サイドを攻略され、最後はG大阪のDF藤春廣輝にクロスを放り込まれると、それに対応しようとしたDFがまさかのオウンゴール。再びG大阪に得点を献上してしまう。

2-1とスコアの動きがないままG大阪リードで迎えた後半。立ち上がりはG大阪がボールを支配しながら攻勢に入るが、山形の守備意識も高く、落ち着いて対応。それもあって、パスは繋がるものの、なかなか決定機を作り出せない。その中では時折、山形のカウンター攻撃にさらされる時間帯もあったが、そこはここ2試合、完封勝利を支えて来た守備陣が安定したパフォーマンスを展開し、失点も許さず。お互いが攻守に高い集中力を見せながら一進一退の攻防戦を展開する。
その流れに終止符を打つべく、ゴールをこじ空けたのはまたしても宇佐美だった。膠着した展開となった68分。MF二川孝広の絶妙な浮き球でのパスを右ゴール前で受けると、そのままDFをドリブルで交わしてコースを作り出し、左足でズドン。G大阪サポーターが陣取る目の前で試合を決定づける3点目を奪い取る。その後、78分には最後まで諦めない姿勢を示しながら、チャンスを見出そうと走り続けていた山形のFW萬代に再びゴールを許したものの、G大阪がそれ以上のゴールを許すことはなく。終盤、山形に攻め込まれた時間帯も、攻守に意思統一の感じられるパフォーマンスで試合を収め、勝利を引き寄せる。結果、G大阪が最終節を残し、自力でクラブ史上初のJ2リーグ制覇を決めた。
 
ホームゲームで勝利した後は必ず行われる儀式『ワニナレナニワ』。この日は控えメンバー、メンバー外となった選手、監督、スタッフも含めた、いつもの3倍ほどの大きな輪がピッチの真ん中で勝利の喜びを分かち合う。唯一、残念だったのは、優勝の立役者だったキャプテンMF遠藤保仁、DF今野泰幸が日本代表戦のため不在だったこと。それもあって「みんなで勝ち取った優勝だから、みんなで喜びたかった。それだけがちょっと残念」とは副キャプテンDF加地亮。それはおそらくチーム全員の想いを代弁しているはずだが、チームの結束力が高いG大阪のこと。そこは彼らの帰国を待って再度、喜びを分かち合うことだろう。

そういえば、『あの時』つまり、2005年のJ1優勝時と違ったことがもう一つ。それは優勝チームに贈られる『シャーレ』を大勢のサポーターの前で受け取れたこと。当時は、最終節を前に首位から陥落していたこともあり、シャーレは別会場にあったため後に届けられたが、この日はもちろんG大阪のもとへ。サポーターの目の前で光り輝くシャーレが高々と掲げられた。

以上

2013.11.18 Reported by 高村美砂
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