先月、関東甲信越地方を2度襲った南岸低気圧により大雪に見舞われた松本市。チームも先週は静岡市での練習を余儀なくされていましたが、今週の練習から松本市の市営サッカー場が利用可能となっています。
施設管理をするTOYBOXさんの尽力によりピッチ上には雪は見られませんが、ピッチ脇にはまだ多くの雪が溶けることなく残っています。しばらくの間は若干窮屈な思いをしながらの練習となりそうですが、「こんなに雪かきをしてもらって、頭が下がる思いです」と笑顔を見せるのはDF鐡戸裕史選手。
鐡戸選手はクラブがJリーグ加盟するまで働きながらサッカーを続けてきた選手の一人ですが、実は勤務先がTOYBOXでした。「自分の勤務先は庭球場(テニスコート)で土だったので、雨が降ると大変でしたね」と当時の思い出を振り返り、「働いていた当時はこれほど雪の降ったことはありませんでした。除雪作業は経験ありますが相当大変だったと思います」と自身の経験をもとに感謝の気持ちを口にします。
除雪作業は、TOYBOXさんはもちろん地元サッカー関係者・チーム関係者などがボランティアで参加したとのことです。もしその尽力がなければ、今週も他地域での練習でクラブに更なる出費が求められた可能性もあります。専用練習場を持たないクラブにとって、地域の力こそ財産であることにあらためて気付かされたのでした。
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2014.03.06 Reported by 多岐太宿













