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[ 2005 ゆく年くる年:横浜F・マリノス ] 大晦日の日産スタジアム
ディフェンディング・チャンピオンとして臨んだ横浜FMの2005シーズン、結果としてはリーグ戦9位に終わった。めざしていた3連覇にも届かず、掲げていたアジアの頂点への2年越しのチャレンジもグループステージ敗退と、夢は砕け散った。
ポイントゲッターである久保竜彦、坂田大輔のケガによる離脱。ここから発した得点力不足。前半戦の強行スケジュール。「昨年も連戦は経験しているけど、密度が違う」(松田直樹)。海外を飛び回っての43日間・13連戦はコンディション調整で目いっぱい。戦術などの微修正の余裕などない。また苛酷なスケジュールのダメージは、その後のリーグ戦にも影響を及ぼしていった。結局、ヤマザキナビスコカップもG大阪にPK戦でファイナル進出を阻まれ、天皇杯では5回戦で川崎Fに延長で競り負けた。
もちろん王者の力の片鱗を垣間見せたゲームもいくつかある。ヤマザキナビスコカップ準決勝・vsG大阪 第2戦の1-0。アラウージョを1対1で封じた中澤佑二の駆け引きの巧さと柔軟なレンジの取り方、そしてディフェンス全体の「受け」の強さ再現。リーグ終盤32節・鹿島との2-0の試合も、スコア以上に互いの特長を堂々と交え合うレベルの高い攻防。次の33節・C大阪との試合でも、波に乗っている相手に対しロスタイムで追いつく1-1。パワープレーの迫力と松田の勝負強さにスタンドが揺れた。
幾多の屈辱にまみつつも(7/17のF東京戦で0-4、川崎Fに天皇杯を含め3連敗など)、チームとサポーターには『一体感』が常に流れていたように思う。それは「この1年の戦いをともかく見とどけ、ともに戦おう」というゴール裏の健気な意思表示ではなかったか。
苦しいシーズンをくぐり抜けた集合体には、果たしてどんな逞しさが備わったのだろう。4年目を迎える岡田武史監督が、どういうサッカーを披露してくれるのか。2006年の横浜FM、トリコロール軍団のピッチでの勇躍が待ち遠しい。(text by 池田 博人[インサイド])2005年12月31日(土)
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