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[ [ 2005 ゆく年くる年:ジュビロ磐田 ] 大晦日のヤマハスタジアム ] | J's GOAL | フォトニュース

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[ 2005 ゆく年くる年:ジュビロ磐田 ] 大晦日のヤマハスタジアム
2年連続ノンタイトルに終わった磐田にとって、この1年は生まれ変わるための準備期間、いわば「サナギ」の状態で過ごした1年と言えるかもしれない。
アテネ五輪で日本中の注目を集めた山本昌邦監督が就任し、川口能活、崔龍洙、茶野隆行、村井慎二、金珍圭と最高の補強に成功してスタートした2005年。しかしフタを開けてみると、崔が故障続きでほとんど戦力にならず、川口は最初から頼もしい安定感を見せたものの、茶野と金が新たに入った3バックは、これまでのような阿吽の呼吸によるラインコントロールができず、安定感を生み出すには時間がかかった。村井も、周りとの関係もあって彼の持ち味を存分に発揮した1年とは言えない。
そんなわけで、序盤はなかなか本来の力を発揮できず、4月から5月にかけてのACL(AFCチャンピオンズリーグ)を含めた「死の13連戦」は何とか無難に乗り切ったものの、ACLのグループリーグ突破は果たせなかった。
そんな中で山本監督は、前田遼一、カレン ロバート、太田吉彰、成岡翔、船谷圭祐といった若手を積極器用。5/1の柏戦(第9節)に4-0で勝利したあたりから徐々に調子が上向きになり、とくに前田とカレンの若いFWが急成長してゴール数でも稼ぎ頭となった。そして、7/9のC大阪戦(第15節)、7/17の東京V戦(第17節)あたりでは磐田らしい創造性豊かな攻撃が見られ、久しぶりにサポーターも溜飲を下げた。
その後、多少の浮き沈みはありながらも、9月までは何とか優勝を狙える位置につけていた。しかし、10/1の東京V戦(第26節)で信じられない幕切れで勝利を逃した後は、前田を始めとしてケガ人も多くなり、6試合連続で勝利をつかめず(チームワーストタイ記録)優勝争いから脱落。最終的に6位でシーズンを終えた。
ただ、天皇杯も含めた終盤の戦いでは、森下俊、岡本達也、藤井貴といったルーキー達も出場機会を得て経験を積み、新しい芽は確実に芽生え始めている。サナギから脱皮するのがいつになるのか現時点ではわからないが、世代交代は着実に進み、新生ジュビロの姿はおぼろげに見えつつある。(text by 前島芳雄)

2005年12月31日(土)

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