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2020年1月15日(水) 21:00

田中 順也がプロサッカー選手の美容事情と脱毛について語る!【プロサッカー選手の美容事情:田中 順也編】

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田中 順也がプロサッカー選手の美容事情と脱毛について語る!【プロサッカー選手の美容事情:田中 順也編】
プロサッカー選手の美容事情を紹介する連載企画。第1回目はヴィッセル神戸の田中 順也選手。ご自身でもブランドを立ち上げた田中選手に聞いた

サッカー選手は、『美容』についてどう考えているのか。“見られる立場”として、またサッカーをする上で意識していることは――。聞きたくてもなかなか聞けない、知りたくてもなかなか知ることができないその分野について、実際に選手へインタビューしていくJ.LEAGUE.jpの新企画。第1弾として、ヴィッセル神戸のFW田中 順也選手に伺った。スキンケアや脱毛の話から、香水やファッションなど……。田中 順也選手がもつ考えとは。(取材日/12月13日)

たなか・じゅんや/1987年7月15日生まれ、東京都出身。三菱養和SCから順天堂大学に進学、在学中に柏レイソルの強化指定選手となり、そのまま卒業後に柏とプロ契約を結ぶ。J1リーグ優勝、クラブワールドカップ出場などを経験し、日本代表としても4試合に出場。2014~16年にはポルトガルのスポルティング・リスボンに在籍。その後、神戸に移籍した。パンチ力のある左足が武器のFWだ。

セルフプロデュースが、少しでもプロらしさにつながれば

ーーまず美容、身だしなみについて、どのように捉えていますか?

やっぱり試合の時はちゃんとヒゲを剃って、髪型もセットして、デオドラントを使って、香水をつけるようにしています。こう挙げてみると、いろいろと整えていますね。それらは自分のテンションを上げる一つの方法。やっぱりヒゲを生やしっぱなしで試合には出たくないし、できれば良い匂いで臨みたい(笑)。それは大学生時代にプロの選手と対戦して、練習ゲームとかで「良い匂いだな」って思ったことがきっかけ。自分もプロになったらカッコつけようと思ってやってましたね。

ーープロになった当初から意識して取り組んでいたのですが?

そうですね。周りの選手よりもいろいろとやっていたと思います。ぼく、飽き性なんで(苦笑)。本当にいろいろ買って、いろいろと試していたと思う。そうして使っていく中で少しずつ良いものというのが自分の中で固まってきて、最近は割と同じものを使ってます。出会った人に、香りで印象を与えられるかはわかりませんが、フワッと漂ったときに「良い匂いだな」って思ってもらったほうが印象も良いかなと思いますね。

ーー自分自身のこだわりとして?

完全なる自己満足です(笑)。セルフプロデュースだと思うし、それが少しでもプロらしさにつながってくれたらいいかなと思ってます。あまり人と被りたくなくて。プレーもそうですけど、人と同じようなプレーをしていても目立てないので、どこかで自分のこだわりを強く持つのは、私生活の中でも変わらず意識していることですね。

ーー田中選手の奥さんはモデルの宇井 愛美さんとして知られていますが、美容についてのコミュニケーションも取られるのですか?

奥さんは習慣化しているので、日々、自分のスタイルで貫いている。自分よりも遥かに敏感なので、何を使うかとかは気にしてやってますね。ただ、向こう(奥さま)は保湿が必要なんですけど、僕は保湿は必要ないんです。そこはまったく別。参考にはできなくて、向こうのを使っていたらベチャベチャになってしまう(笑)。男性はやっぱり脂分が多いし、女性の方が乾燥肌。同じものは使わないですね。

ーースキンケアにはどのような考え方をもっていますか?

乾燥していたら、足が白くなっちゃうじゃないですか。それが見えたとき、ちょっと恥ずかしいなと思う。だから試合の時は、オイルなどを塗って潤いを与えるようにしています。カサカサだったら恥ずかしくないですか? 膝小僧とかカサカサ、真っ白になってたらダサイじゃないですか(笑)。

ーー(笑)。日常のスキンケアはどうしていますか?

日々、同じようなトリートメントを良く使いますし、オーガニックのシャンプーとか、イギリスの老舗ブランドの入浴剤とかデオドラントのスティックを使っています。試合だから特別に使うものはないですね。

ーーサッカー選手は夏場にどうしても日焼けをすると思います。対策などはどのようにされていますか?

日焼け止めは、最近は塗るようになったんですけど、毎日だと忘れちゃうんですよ(笑)。なので毎年日に焼けます。日焼けは最近気になるんですけど、もう手遅れです(苦笑)。20代の頃とかはまったく気にしていなかったですし、日焼けに関しては防げないし、毎日塗るのも大変なので。日焼けしたら洗顔して、化粧水を軽く塗るくらいですね。

脱毛も心を整えるため。そして来たるべきチャンスを待つ

ーーエステサロンに行かれることは?

三宮(神戸市中央区)で、脱毛でお世話になっているところがあります。選手も何人か行ってますし、どうしても自分で剃るのはめんどくさい。最近、ちょっとサボってますね……美意識が低いです(苦笑)。

ーープロに入ってから脱毛を始めたのですか?

そうですね。大学の時とかはまったくやっていなかった。きっかけですか? 外国に行って感じた部分もありますね。向こうでは割と男性もみんな剃っている。それでやってみたいなって。夏、半ズボンを履きたくて……。綺麗なほうが履いていて気分が良いし、剃ったあとはツルツルなので気持ちもいい。どうしても剃るのが面倒くさいので脱毛に行くんですけど、割とズボラで…(苦笑)。

ーーケガの治療などのために脱毛するケースもあると聞いたことがあります。

ありますね、テーピングが痛いからとか。でも、幸いあまりケガしないので、そこは特にないです。

ーーオシャレのところから脱毛をした?

そうですね。はい。

ーーサッカーをする上で、脱毛するメリットを感じることは?

特に……ないですね(笑)。心を整えるためです。部屋も掃除して、身だしなみも全部整えて、試合に臨んでいく。最善を尽くして、いろいろなものを綺麗に整えて、来たるべきチャンスを待つ。そのために、いつもいろいろ綺麗にするようにしていますね。

ーー田中選手はポルトガルでもプレーしました。海外では、脱毛は一般的だとも聞きますが?

みんな整えてますね。全部剃ってますし、クリームで脱毛している人もいました。いきなり真っ白のクリームだらけで現れて、「ヘッヘッヘッ」って(笑)。僕はレイソルの時からやってたので、驚きはなかったですね。

ーー海外ではエチケットの一環とも捉えられていると聞きますが?

なんなんだろう…美意識かな。みんな意外と高いですからね、日本人もそうですし、みんなこだわりがありますね。

ーー神戸のチームメートでも脱毛している選手はいますか?

(大﨑)玲央も、ナベ(渡部 博文)もやってますし、大伍(西)も(藤谷)壮、(増山)朝陽……結構、やってますね。なので、誰がエステに行っていても何の驚きもないです。

ーーエステでは全身脱毛するのですか?

ちょっとずつですね。1回では全部できなくて、今日は足、今日は腕とか。

ーー脱毛の話が出ると「サッカー選手に代表される」と紹介されることが多い。

なんでしょうね……美意識が高いイメージなんですかね。プレーには、なんら関係はないですよ(笑)。ただただ綺麗にしたいだけ。「見られる」っていう職業だから、こだわりとか、それぞれの取り組みの一環だと思いますね。

ーースキンケアですが、プレーする上でのコンディショニングにも関わってきますか?

日焼け止めに関しては、最近、体力の維持にも役立つと聞きました。体を焼かないということは、日差しをある程度、緩和させているということなので体温の上がりを抑えられると。体力をキープできると聞いたので、日焼け止めに関してはそういう意味合いで使ったほうがスポーツ選手らしいかなとも思う。そういう専用の日焼け止めをJリーグが作ってくれたら良いんじゃないですか。白くならない、汗で落ちない、体力維持。そういう商品をJリーグがスポーツ選手専用で出してくれたら、買います(笑)。

実は英国紳士ぶっているんです……

ーーそういうプレーヤーのニーズを捉えたアイデアは、選手にもいろいろあるものなのですか?

あると思いますね。自分もすごく好きだから、誰か作ってくれないかなと思うんですよね。そういう人がいたら。日焼け止めに関しては白くなるとちょっとダサいので、白くならなくてちゃんとブロックしてくれて、汗で落ちづらいほうが良い。そういうのがあれば良いなと思う。髪の日焼け止めもありますしね。サッカー選手は髪を染めている選手が多いですし、できれば色持ちして欲しい。日差しが一番、色が落ちるので。

ーーヘアカラーで言えば、田中選手は今年の始めはグレーを入れていました。髪のカラーリングはどのように決めているのですか?

美容院でブリーチして色を入れてもらって、長持ちするシャンプーにこだわっていますね。なるべく維持するようにしている。カラーリングはその時の美容師さんと話して、良い色だったら継続しますし、ちょっと変えたいなら変える。最近はグリーン系のアッシュですね。今はだいぶ落ちてきましたけど。

ーー流行を取り入れてみたりは?

それはまったくないです。あとは自分に合う髪型。大体、最近は2パターンになってきました。パーマをかけるか、中で分けるか、どっちかになってます。固まってきました(笑)。髪型はもう、いろいろやってきましたから。シャンプーも紫シャンプー、アッシュ系の色が維持できるシャンプーを使ったり、洗い流さなくて良いトリートメントを使って、ドライヤーをかけて、ですね。

ーー様々にある美容アイテムの中で、田中選手のオススメグッズはありますか?

イギリスの『D.R.HARRIS(ディー・アール・ハリス)』というブランドの、アーリントンという匂いが好き。デオドラント、入浴剤、シャンプー、リンスとか、全部あるんですけど、あんまり売ってないのでネットで買ってますね。もともとイギリスの古い物とかが好きなんですよ。アメリカの古着、ヴィンテージも好きなんですけど、「英国紳士とは」みたいな雑誌を読んでいる時に、たまたま見つけて、雑誌を読みながらネットで調べてその場で買っちゃう。だから、僕は英国紳士ぶってるんですよ(笑)。『007』みたいな感じですね。グローブ・トロッター(トランクの一種)を転がして、英国紳士ぶってるんです(笑)。

ーー田中選手は先日、アパレルブランド「CÉUEU(セウエウ)」を立ち上げました。ファッションの分野は、ここまで話してもらった美容・身だしなみともリンクしてくるところだと思います。

結局、コスメも洋服も昔からすごく好きでした。とにかく手当たり次第に使ってみたし、思うところがあったので作ってみたいなと思い始めたのが一番大きい。自分のオリジナリティーを自分で表現したい、それはゴールを取りに行く感覚と似てるんですよね。みんな同じサッカーの世界で生きてるじゃないですか、でも、より目立つシュート、より観客が沸くプレーとかを求めてしまうんですよ、選手は。それが積み重なってキャリアになると思うんですけど、突拍子もないところからゴールを決めたり、観客に喜んでもらえるものを作り出しているという感覚なので、その方向性を別のものにも使いたい、サッカーだけじゃなく。自分のもっている考えとかを何かで形にしたいと。

ーーこれからレパートリーを増やしていくご予定ですか?

増やすか、絞るか、常に夫婦で話し合っています。この前に出したサングラスはすごくみんなに気に入ってもらえて、インパクトを残せたなと思う。これから少しずつデニムとか、Tシャツとかが出てくるんですけど、どこまで広げられるかは読めないところ。それはトライ&エラー、自分がトライしてみて、反響を見てどうするか、ですね。

ーーコスメの開発などは考えていますか?

業界が違いすぎて……。洋服の業界の知り合いは増えるんですけど、美容系の知り合いがいるわけではない。僕のブランドでは美容のほうには行けていないですね。サングラスとデニム、Tシャツ、帽子、ローファーを、『HARUTA』という日本の老舗のローファーブランドとコラボさせてもらったんですけど、上から下までトータルファッション、今は本当にシンプルですし、手に取りやすいデザインだと思う。洋服に関しては本当にありふれているし、競合が多いので、その業界に飛び込む感じなので、どうオリジナリティーを出して、違いを生み出していくかは今後の課題になってくる。日々、努力しかないなと思う。

こだわりを持つことが今は大事だと思う

ーー最後に美容・身だしなみにこだわる面白さについて、メッセージをお願いします。

女性はもともとこだわるので、女性に対して言えることはないですが、男性に対しては……自己満足です(笑)。とにかく、こだわりを持つことが今の時代には大事かなと思う。こだわり抜いて、こだわって勉強したから、職業につながるじゃないですか。サッカーを必死に練習してサッカー選手になって、サッカー選手になってからこだわりを持ったのが身だしなみだったので、次の職業はその身だしなみの方向に行く可能性がある。ただこれはあくまで可能性ですし、だからこそ、男は何かにこだわれ(笑顔)。こだわると、その先に職業が見えてくる。

ーー好きなことにとことん打ち込めと。

好きなものが僕は多くて、美容も好きだし、洋服も好きだし、皮屋さんに行ってレザークラフトするのも好き。神戸にもお世話になっている皮屋さんがいるので、手に職をつけようと思ったり。時間はかかりますけど、『手に職、足に職』を目指していました。今は洋服づくりに時間がかかっているので、そのアトリエには行けてないんですけどね。周りの人の助けがあって、自分の好きなものを継続してやることで自分に何が向いているのかとか、自分が何が好きなのが絞られてくるんですよね。絞られたものを使って、周りの人と共感する瞬間に、輪が広がる。好きな者同士が集まるんですよ。その輪で人生を楽しめたら、あっという間にいい歳になるかな(笑)。20代、30代はサッカーでみんなと切磋琢磨して、30代過ぎてからは僕の業界の人たちといろいろな話をしています。ステッチの話、生地の話、ディテールの話が面白くてしょうがない。それを形にしてそれが何歳まで出来るかわからないけど、同時にサッカーのライセンスを取りに行ったり、サッカーの勉強をしたり……。最終的になにで落ち着くかわからないですけどね。

ーー貴重なお話ありがとうございました。
ということで、日焼け止め、よろしくお願いします(笑)!

取材・構成:小野 慶太
写真:林田 悟

 

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