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第9回臨時実行委員会後メディアブリーフィング発言録

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2020年6月23日(火) 11:15

第9回臨時実行委員会後メディアブリーフィング発言録

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第9回臨時実行委員会後メディアブリーフィング発言録
第9回臨時実行委員会後メディアブリーフィング発言録

2020年6月16日

第9回臨時実行委員会後メディアブリーフィング発言録

2020年6月16日(火)13:00~
Webミーティングシステムにて実施
登壇:村井チェアマン
陪席:原副理事長
木村専務理事
佐伯理事
試合日程 プロジェクトリーダー 黒田フットボール本部長
競技の公平性 プロジェクトリーダー 窪田理事
観戦環境対策 プロジェクトリーダー 藤村特命担当部長
財務対応 プロジェクトリーダー 鈴木 徳昭クラブ経営本部長

〔司会より説明〕
本日10時から、2020年度第9回臨時実行委員会が開催されましたので、皆さまにご報告させていただきます。本日はプレスリリースの発信はございません。昨日、日程を発表させていただきした。露出にご協力いただきありがとうございました。また、無観客試合の名称もトップリーグ連携機構から発表されました。「リモートマッチ」「リモーター」の使用にご協力をいただければ幸いです。

本日は村井の他、原副理事長、木村専務理事、窪田理事、佐伯理事、プロジェクトリーダーの黒田本部長、藤村特命担当部長、鈴木本部長が陪席させていただいております。それでは、本日の臨時実行委員会に関しまして、村井からお話しさせていただきます。

〔村井チェアマンよりコメント〕
これまで何回、臨時の実行委員会を開いてきたんだろうという感じですが、第9回にのぼりました。通常ですと月次の実行委員会ですが、必要に応じて会議を行っております。
まもなく再開もしくは開幕を控えております。そこに備えた意思決定をいくつかしております。
今日これからお話しすることは、基本的に理事会にお諮りする内容になりますので、確定は23日の理事会承認をもってということになりますが、大枠でどのような議論があったのかを皆様と共有させていただきたく思います。

昨日、今後の試合スケジュールが発表されました。世の中的には、いよいよJリーグが再開、開幕するという、そうした空気に少しずつなりつつある一方で、まだまだ東京都を中心に数多くの感染が報告されておりまして、そういう意味では、予断を許さずしっかり準備をしながら開幕に臨もうと申し合わせております。
内容としてはまず、再開後も第二波、第三波など、様々な不測の事態が予想されます。これは全国の地域・クラブによって状況が異なる可能性があります。そういう意味では、競技会の再開の可否、このジャッジが運営上の肝になるということで、今日の中心的な議論は、そうした試合開催の判断に関するものでございました。
また、様々な財政的な観点により、緊縮財政の中でコロナ対策に相当の資金を拠出していかないといけないので、予算の振り分けをしていくなかで、賞金の考え方についても議論しています。
さらに、Jリーグ検査センター・PCR検査の導入を再開前に行う予定にしておりますので、このあたりの手順に関し、細かい申し合わせを行いました。
今日、メディアの皆様にお伝えするのはおおむねその2点、競技の開催可否判断に関する部分と、検査センターに関する細かなガイドラインでございます。
まずは、競技開催の可否判断について、窪田理事からご説明をお願いします。

〔窪田理事よりコメント〕
まず、試合開催可否決定条件およびフローについて議論させていただきました。
平時でのシーズンであれば、試合を開催するにあたって何人いなければいけないと基準を決めるということはなく、競技規則に則り、よりよいコンディションの選手達を11名と控えの7名の選手を揃えて試合に臨むということですが、感染者や濃厚接触者が出ることも想定されることから、あらかじめルールを設定しておいた方がいいのではないかという議論があり、これまで進めてきております。
目的は大きく3つで、1つ目が試合エントリー可能な選手、スタッフの基準を明確にすること。2つ目が感染者、あるいは感染疑い者の発生時の試合開催可否の判断基準と決定フローを明確にすること。3つ目は、残念ながら中止になってしまった試合の代替開催日の決定方法を明確にすること。その方針を確認しておこうということでした。

まず、前提として、国民と選手の安全が最優先であることを第一に置きながら、今シーズンにおいては過密日程、無観客試合等の様々な状況の中で、不公平を飲み込みながら戦うシーズンとなります。その中で1試合でも多く試合を開催し、大会成立を目指していこうと改めて確認しました。
試合エントリー可能選手およびスタッフについてですが、日々の健康管理、これは体温や健康状態をチェックすることを日々クラブでやっていただいていますが、それに加えて、Jリーグが指定するPCR検査を受け、問題ない者のみが試合エントリー可能とさせていただきます。
ただし、ドクターについては受検を必須としないということも確認させていただいております。
それから、体温が37.5度以上の者は試合エントリーを不可とします。また、スタジアムへの移動、出発時に検温し、37.5度以上の者はスタジアムに来場しないということになっております。
その上で、試合を行うに際し、健康状態が保たれている選手の基準人数を設定します。ゴールキーパー1名を含む選手14名が基準人数となります。第1種・トップチームに登録する選手がその基準人数以上に試合エントリー可能な場合は、自動的に試合を開催していくださいと確認いたしました。
ただし、J3に参加するU-23チームについては第2種トップ可というカテゴリーの選手あるいは特別指定選手を含む人数で判断するということで確認をしました。
試合開催2日前の正午の時点で基準人数を下回ることが想定される場合は、その時点でJリーグに連絡をしてくださいということをお話ししました。もしそれ以降に、試合に臨む人数が足りなさそうな場合は、随時連絡を取り合い、試合開催に向けてどんなチーム編成で臨むかなど、1試合でも多く試合開催できるような協議を進めていきましょうということを確認しました。
事前にあらゆるケースを想定するのは難しいですが、この基準の人数がいなければ試合をやらないということではなくて、第2種トップ可の選手がいるとか、様々な状況をみて試合に臨むということを今日は確認させていただきました。

また、試合開催の最終判断についてはチェアマンが行うということも確認させていただきました。
加えて審判についても、主審および副審の2名がいることを試合開催の条件とさせていただきます。
審判員の皆様も日々の健康管理および指定するPCR検査を受けていただく予定です。37.5度以上の熱がないことを確認した上で当日の割当を行っていく方向で進めております。
万が一審判員の人数が下回った場合の試合開催判断も、チェアマンが行うことになります。
それから、試合中止となった場合の延期日程の決定方法ですが、これも最終判断はチェアマンが行うということで確認しております。
原則として、中止となった試合は日程が早い順番から延期開催するという前提がありますが、試合の日程については、スタジアムの確保状況やホームゲーム開催数・試合消化数のバランス、大会成立条件の達成状況、新型コロナウイルス感染症拡大の地域であるかどうかなど、総合的に判断してJリーグチェアマンが決定することになります。残念ながら今後は過密日程になるので、もし延期開催が不可能となった場合は、未消化の試合ということになってしまいます。
そのようなことを今日確認させていただきまして、ある一定の基準を設け、その基準を下回った場合には試合開催に向けてJリーグとクラブで協議し、可能な限り1試合でも多く、ファン・サポーターの皆様に試合をお届けできるように協議していこうと合意をいただきました。
試合開催可否および決定条件、フローについては以上の通りです。

続きまして、表彰および賞金の件です。大会方式が変更されたり、過密日程であったり、昇格あり、降格なしなど、今シーズンはこれまでとは違う条件となる中で、賞金や個人表彰が現状のままでいいのかということを継続して議論してまいりました。
賞金に関しては、個人表彰あるいはチーム表彰等々につきまして、これまでの50%とすることを確認しました。減額した分の50%については、クラブに対する補填原資とさせていただくことになります。
理念強化配分金に関しても同様に議論はしておりますが、これに関しては今後のリーグ戦の進捗を見定めて、秋頃までにはどのようにすべきか結論を出せるよう、議論を継続していくことを確認しました。
最後に、2021年シーズン終了後の昇格・降格の枠についても、継続して議論しております。これは、今シーズン、昇格あり、降格なしということで、来シーズン、J1でいうと20チームになる可能性があります。2021年シーズンに20チームとなったときに、J1、J2の昇格・降格枠についてどのような方法がいいのか継続して意見交換を続けております。これに関しましても、まずは今シーズンをしっかりと戦っていく中で、今年の秋くらいまでには進捗を見守りながら、来シーズンの日程等とも照らしながら決めていこうと確認をしました。

〔村井チェアマンよりコメント〕
試合開催可否判断等については理事会決議事項となりますので、今後どのような形で議論が推移するかはもう少しお待ちいただければと思います。
それから今日もう一点、Jリーグ検査センターに関する詳細な手順の共有がございました。
藤村特命担当部長の方から宜しくお願いいたします。

〔藤村特命担当部長よりコメント〕
画面に検査の概念図をお示ししております。Jリーグ検査センターを設置しまして、唾液検体をいつ、どこで採るか、そこで採る対象者は誰かということを、クラブとの間でやり取りします。
まず唾液検体採取日は、2週間に1回、金曜日と決めて運用してまいります。いつ、どこで、誰がという情報が確定しましたら、我々は医療コンサル会社の協力をいただいており、そこの専門的知見を得ながらこの検査を設計しているわけですが、検体採取のキットを1クラブ60人分セットして、クラブ指定の場所・時間にお送りします。
一つ一つの採取容器に、検体採取する人の名前が貼ってあります。採取した唾液検体が誰のものなのかというのが決定的に大事なので、そこで間違いが起こらないように、情報のやり取り、物のやり取りをしっかり設計しています。
必ず事前に届け出た人が事前に届け出た場所で、自分のための容器を使って検体を採取します。綿棒を口の中に2分間程挟むという、検査手法自体は簡単にできていますが、デリケートな作業であることには変わりありません。
これから真夏を迎えますので、唾液検体は温度管理をしながら、梱包・輸送の基準に則って梱包していただき、検査センターの方から一つ一つの検体採取場所に対して受け取りの人を派遣します。この人に渡していただいた唾液検体が全国の検査ラボ、そんなにたくさんではないですが、複数の検査ラボに渡りまして、その中でPCR検査が行われます。
そこで検査した結果が一時的にコンサル会社に入り、Jリーグの方にすぐに転送していただき、必要な先にご連絡を差し上げるということになります。
万が一、陽性の選手、スタッフ、審判員が出た場合は、ここだけでは確定診断になりませんので、それをもってかかりつけのお医者様に行っていただき、確定診断を受けて、お医者様から保健所に届け出ていただくということになります。以降、自主隔離や濃厚接触者の洗い出しは、保健所の指示のもとやっていくという手順です。
検体採取日は金曜日を考えておりますので、結果が分かるのは翌月曜日となります。結果が判明した直後の、週中・水曜日の試合から適用されていくということになります。そうした間に次の検体採取のタイミングがやってきまして、また結果が判明した次の試合から反映していくと、このように全体が流れるようになっています。

〔村井チェアマンよりコメント〕
2週間に1度とはいえ非常に多くの検体採取、クラブの協力を得ながら検査を進めていきますので、クラブの段取りの共有に少し時間をかけて今日は行いました。
大枠、私からは以上です。

※司会より日本プロサッカー選手会 高橋会長を紹介。
〔日本プロサッカー選手会 高橋 秀人会長よりコメント〕
皆さんこんにちは。メディアの皆様、関係者の皆様、いつも大変お世話になっております。
日本プロサッカー選手会会長のサガン鳥栖 高橋 秀人です。昨日Jリーグの日程が発表されました。本当に、今練習をしていて、週末に向けた準備や監督の戦術練習など、改めてサッカーができる喜び、仲間とボールを蹴ること、芝生の上で走るということが本当に気持ちいいものだなと感じています。
それに先立ちまして、環境を整えてくださったJリーグの方々、サッカー関係者の方々、行政の方々に本当に感謝申し上げます。ありがとうございます。
プロとして与えられた環境で最高のパフォーマンスを発揮するのが使命だと思いますので、選手一人一人が最高の準備をしていきたいと思っております。
また、リモートマッチという名前が付けられ、ファン・サポーターの方々は画面を通じての応援になりますが、僕たちも画面越しの皆様に思いが伝わるようにいろいろな工夫をしながら、例えばゴールパフォーマンスにしても、画面を見ていただいた時に工夫をしてお伝えするような配慮を皆さんと協力しながらしていきたいと思いますので、引き続き一緒に盛り上げていければと思います。
PCR検査については、 選手の安全性を考慮した対応をしていただきまして、本当にありがとうございました。安全性の担保が考慮された中で、選手は感謝の気持ちを持って突き進んでいきたいと思っておりますので、一体となってサッカー界を盛り上げて、2020シーズンを完結させたいと思っています。皆さんよろしくお願いいたします。

〔村井チェアマンよりコメント〕
高橋選手、ありがとう。一緒に頑張っていきましょう。

 

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