明治安田生命Ｊ２リーグは、15日に第34節の11試合が開催される。
首位の徳島は山形の本拠地に乗り込む。前節は栃木を下し、4連勝を達成。優勝・昇格に向けて、また一歩前進した。4試合で10得点と攻撃が機能しており、今節も河田 篤秀、あるいは垣田 裕暉を軸にアグレッシブなサッカーを展開するはずだ。対する山形は2連勝で7位に浮上。こちらもヴィニシウス アラウージョを中心とした攻撃が機能するだけに、激しい点の取り合いとなる可能性も高い。
2位の福岡は、アウェイで山口と対戦。前節は琉球に快勝を収め、徳島を勝点3差で追走する。山岸 祐也が加入後初ゴールを含む2得点を決めたのは好材料だが、今節は湯澤 聖人と輪湖 直樹の両SBが出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。山口は6試合勝利がなく、最下位に沈む。失点は減少してきたがここ2試合はともに無得点。8試合ゴールから遠ざかる浮田 健誠の爆発が待たれる。
福岡を2ポイント差で追う3位の長崎は、ホームに琉球を迎える。7試合負けがなく、現在は4連勝中。前節は岡山を5-0で撃破した。ここ4試合で14得点と攻撃陣が絶好調。前節2ゴールの氣田 亮真に注目が集まる。対する琉球は前節、福岡に完敗。3失点を喫した守備の修正がテーマとなりそうだ。
甲府は3連勝で4位に浮上。2位の福岡とは10ポイント差で、逆転昇格の可能性をわずかに残している。今節はアウェイで愛媛と対戦。2試合連続ゴール中で、前回対戦でもゴールを奪ったドゥドゥがキープレーヤーとなるだろう。対する愛媛は3試合勝利がなく、前節は北九州に完敗を喫した。得点を奪えるようになってきただけに、粘り強い守備を保ち、上位撃破を実現したい。
新潟は前節、磐田に勝ち切れず、昇格争いから一歩後退した。今節はホームに千葉を迎える。磐田戦では終了間際に追いつかれただけに、試合の終わらせ方がテーマとなりそうだ。一方の千葉は前節、松本に3-2で競り勝った。こちらは終了間際の劇的弾で勝点3を手にした勢いをこの試合にも持ち込みたい。
北九州はホームに栃木を迎える。前節は愛媛に快勝を収め、連敗を2で食い止めた。調子を上げてきた髙橋 大悟がチームに勢いをもたらせるか。栃木は前節、徳島に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。堅い守りは備わるものの、得点力に課題を残す。20節以降ゴールのない矢野 貴章の爆発が待たれる。
京都はアウェイで水戸と対戦。前節は東京Ｖに競り負け、これで2連敗となった。得点を20点の大台に乗せたピーター ウタカが巻き返しのカギを握るだろう。水戸は前節、甲府に完敗を喫した。今節はエースの中山 仁斗が出場停止となるだけに、もうひとりの得点源である山口 一真に大きな期待がかかる。
岡山はホームに磐田を迎える。前節は長崎に完敗を喫した。5点を許した守備の修正が最重要テーマとなる。磐田は前節、新潟と引き分け、3試合勝利から遠ざかる。遠藤 保仁を中心にボールは支配できているだけに、最後の場面の精度向上が求められてくるだろう。
大宮はホームで金沢と対戦。前節は山形に競り負け、2連敗。なかなか浮上の兆しを見出せていない。早い時間帯での失点で試合を苦しくしているだけに、試合の入り方がポイントとなりそうだ。金沢は前節、群馬に競り勝ち、7試合ぶりに勝利を手にした。再び調子を上げてきた加藤 陸次樹が今節も重要な役割を担いそうだ。
町田は前節、山口に競り勝ち、連敗を4で食い止めた。今節はホームに松本を迎える。左サイドで存在感を放つ岡田 優希のパフォーマンスに注目が集まる。対する松本は千葉に敗れ、6試合ぶりに黒星を喫した。こちらは2ゴールを決めたセルジーニョが、攻撃を牽引するはずだ。
群馬はホームで東京Ｖと対戦。5試合勝利がなく、現在は2連敗中。前節不発に終わった攻撃陣の奮起が求められる。東京Ｖは京都に競り勝ち、7試合ぶりに勝点3を手にした。途中出場から結果を残す山下 諒也の起用法がカギを握りそうだ。
■各試合の見どころをチェック
岡山vs磐田
愛媛vs甲府
山形vs徳島
水戸vs京都
大宮vs金沢
町田vs松本
新潟vs千葉
山口vs福岡
長崎vs琉球
北九州vs栃木
群馬vs東京Ｖ
