明治安田生命Ｊ１リーグは13、14日に第4節の9試合が開催される。予定されていた札幌vsＧ大阪は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となっている。
前節から中2日、3日で行われる今節。開幕からハードスケジュールを強いられるなか、各チームのコンディションが勝敗を分けるポイントの一つとなるだろう。
開幕4連勝と早くもその強さを示している王者・川崎Ｆは、ホームに柏を迎える。前節はレアンドロ ダミアンの2ゴールで徳島に快勝。攻撃力だけでなくクリーンシートも実現し、攻守両面に隙は見られない。対する柏は名古屋に0-1と完封負け。得点力不足をいかに解消するのか。ネルシーニョ監督の手腕が問われそうだ。
3連勝と好スタートを切った名古屋は、神戸の本拠地に乗り込む。2試合連続完封勝利と、今季も堅守は健在ながら、まだ結果が出ていない新加入組の爆発が待たれる。神戸は前節、FC東京に競り勝ち、無敗をキープする。2ゴールを奪ったドウグラスが、名古屋の守備を打ち破るキーマンとなりそうだ。
こちらも3連勝の鳥栖は、アウェイで清水と対戦。3試合で8得点・無失点と安定した戦いを続ける。前節は仙台に5-0と圧勝。好調を維持する山下 敬大が今節も注目選手となる。対する清水は前節、Ｃ大阪に競り負け、初黒星を喫した。3試合で5失点と守備に不安を覗かせており、ロティーナ監督の修正力が試されることになるだろう。
その清水に勝利したＣ大阪は、アウェイで横浜FCと対戦する。大久保 嘉人の連続ゴールは止まったが、清武 弘嗣が鮮やかな決勝ゴールをマーク。攻撃陣が好調なだけに、今節も多くのゴールが生まれるアグレッシブな戦いを披露してくれそうだ。横浜FCは開幕3連敗。3試合で9失点の守備の修正が急務となっている。
広島は前節、札幌に競り勝ち、今季初勝利を挙げた。今節はアウェイで鹿島と対戦。先制しながらも後半に押し込まれる展開が続いているだけに、90分を通した安定した試合運びが求められる。鹿島は前節、湘南に3-1と快勝。2試合で3得点と好調の荒木 遼太郎が注目選手となる。
横浜FMはホームに浦和を迎える。前節は福岡を下し、今季初勝利を手にした。2試合連続3得点と攻撃陣が好調で、高い決定力を示す前田 大然が今節も相手に脅威を与えそうだ。一方の浦和も前節、横浜FCを撃破し、初勝利を挙げた。杉本 健勇に初ゴールが生まれたのも好材料で、今節もこのストライカーが勝敗を分けるカギを握るだろう。
大分はホームでFC東京と対戦。前節のＧ大阪戦が中止となり、1週間ぶりの一戦となる。直近の試合では横浜FCに勝利。小林 成豪と渡邉 新太の2シャドーにかかる期待は大きい。FC東京は神戸に競り負け、初黒星を喫した。2試合連続で複数失点を許す守備面を上手く修正したい。
湘南vs仙台は連敗中のチーム同士の対戦に。湘南は開幕3連敗。岡本 拓也が2試合連続ゴールと奮闘するが、失点を重ねる守備を立て直せるか。一方の仙台は2試合連続5失点と事態は深刻だ。悪い流れをいかに断ち切っていくのか。手倉森 誠の手腕がカギを握る。
徳島vs福岡は昇格チーム同士の対戦に。両者ともにまだ勝ちはなく、初勝利をかけた対戦ともなる。昨季のＪ２での対戦では、福岡がともに1-0と勝利を収めたが、舞台をＪ１に移した今季は、果たしていかなる決着を見るか。
■各試合の見どころをチェック
横浜FCvsＣ大阪
徳島vs福岡
湘南vs仙台
鹿島vs広島
川崎Ｆvs柏
神戸vs名古屋
横浜FMvs浦和
清水vs鳥栖
大分vsFC東京
