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2021年度 第5回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

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2021年5月28日(金) 17:55

2021年度 第5回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

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2021年度 第5回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録
2021年度 第5回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

2021年5月27日

2021年度 第5回Jリーグ理事会後チェアマン定例会見発言録

2021年5月27日(木)17:00~
オンラインにて実施
登壇:チェアマン・村井/専務理事・木村/内部監査室室長・萩原

〔司会より決議事項、報告事項について説明〕
午後2時より2021年度 第5回Jリーグ理事会が開催されましたので定例会見を実施させていただきます。
本日の発表事項は2件です。プレスリリースはございませんが、メディアチャンネルに資料を掲載しておりますので、ご確認ください。

《決議事項》
1.2020年理念強化配分金活用実績について

2019年の競技成績によって配分された2020年の理念強化配分金の活用実績について承認されました。
対象は、鹿島アントラーズFC東京川崎フロンターレ横浜F・マリノスサンフレッチェ広島の5クラブです。こちらの資料はメディアチャンネルに掲載していますので、ご確認いただければと思います。

《報告事項》
1.2021-2022サッカー競技規則改正 適用開始日の件

5月13日に公益財団法人 日本サッカー協会(JFA)の理事会にて承認されました、2021-2022サッカー競技規則改正内容について、6月19日以降のJリーグ公式試合にて適用開始することを決定しました。今回の主な改正内容は、ハンドの解釈です。こちらはJFAの競技規則が更新され次第、Jリーグの公式サイトでもお知らせさせていただく予定でございます。

〔村井チェアマンよりコメント〕
5月度の理事会が先程終わりました。日本社会はまだ新型コロナウイルスの脅威が拭えない状況が続いています。9都道府県に発出されています、緊急事態宣言が延長される方向での議論もあるかと思います。一部では6月20日ぐらいまで延長、という議論が出ている中での理事会でございました。
政府の見解は明日ということですので私も情報が限られていますが、ある程度、今の状況の中では仕方がないかもしれません。感染対策については全面的にコミットしながら対応していますが、気を緩めず進めていきたいと考えています。
5月15日がJリーグの日でした。Jリーグは例年、このタイミングで様々な露出ができるように話題を作っていきますが、今シーズンも社会連携=シャレン!というキーワードでいくつか皆様に取り上げていただきました。コロナ対策を講じながらも、社会に貢献していく姿勢は貫いていきたいと考えています。そうした延長線上で、ワクチンの大規模接種会場にいくつかのクラブが協力を申し出ていただいている状況で、行政とそうした話し合いが続いているところでございます。こうした動きが少しでも社会に貢献できるように、理事会でも話をした次第でございます。その他、諸々議論がありましたのでご質問の中で答えていきたいと思います。

〔萩原内部監査室室長より統一ネーム&ナンバー調査報告について〕
2月にホームページでご覧になった方もいると思いますが、株式会社Jリーグから全Jクラブに販売提供しています、ユニフォームに圧着する背番号あるいは選手名のシート(Jリーグオフィシャルネーム&ナンバー)が一部欠品により供給が遅延するという話をさせていただきました。
本件に関しては、問題の把握、改善防止の検討をしなくてはいけないということで、私ども内部監査室が、中立的な外部のコンサルティング会社に委託しながら、調査を3月から5月にかけて進めてまいりました。内部監査については、ご承知の方もいらっしゃると思いますが、取締役の経営遂行状況のチェック、いわゆる経営体制について客観的な視座から意見を述べて、助言、勧告をしていく立場にありますので、社内においては中立的な立場の部門でございます。これを実行させていただきまして、本日の理事会で内容を報告いたしました。

この調査では、Jクラブ、Jリーグ、株式会社Jリーグ、関連する業務委託先等々に広くアンケート並びにヒアリングをさせていただきました。可能な限り定量的な分析にも努めて問題を正確に捉えることを試みてまいりました。
本件に関しましては、大きく分けて在庫管理、物流会社の業務遂行状況の管理、メーカーから納品したものの製品不良、この3つに分けて瑕疵が発見されましたので、本日報告させていただきました。
本件に関しては、かなり時間をかけて事前に検討し、クラブにもブランド的な示唆から視認性の向上のため、統一したネーム&ナンバーをやりたいと長い時間をかけてクラブを説得させていただきながら、私どもが中心となって事業を進めてきました。こういった状況になり、大半はリカバリーをしたということですが、業務プロセスにおいてマネジメント上の至らないところが出てきたということですので、クラブの皆様にもご迷惑をおかけし、非常に重大な事案だと認識しまして本日理事会への報告となりました。また、この事業を今後継続するかどうかも含めて、内部監査からチェアマンあるいは監事にも報告しながら、今回やった事業をどのように評価するのか、そして今後の事業の方向性、やるのであれば事業計画を報告してほしいということを要望いたしました。具体的にどうするかは今度の検討ということになりますが、こういったことを村井チェアマンにも内部監査から、非常に大きな問題であると報告をさせていただいた次第でございます。

〔村井チェアマンより補足〕
何度かお話しているように、今シーズンから選手の背番号、フォントの統一、色具合も限定的な運用をしました。
Jリーグの試合は、スマホなど、インターネット配信で視聴されるような環境になって、小さな画面で、もしくは振動している中での視聴や、光の当たり具合が大きく違う中でサッカーをご覧になるお客様がずいぶんと増えたので、背番号をしっかり見やすくことが我々にとっての顧客サービスの一丁目一番地ということで、ネーム&ナンバーの統一をいたしました。
この成果が、本当に見やすくなったのか、定量的な、一定程度のサンプルをとったしっかりとした検証はこのあとやっていきますが、ある程度手ごたえは感じているものの、総括がされる前段階において、納品が開幕に間に合わないのではないかという多大な心配をクラブにかけました。最終的には大半が間に合ってはいるものの、この間クラブには大変な負荷をかけました。そして、Jリーグの職員など、多くの人手を介してリカバリーをするということで、実は内部的には大混乱の数か月を過ごしたことになります。
最終的にはこの混乱の責任を私が取らなければいけないと考えていました。累犯というところまで言えるかわかりませんが、昔(2009年)、Jリーグにはワンタッチパスの導入というシステム開発事案がありました。年間シーズンシートを持っていらっしゃるお客様には、ワンタッチでそれ(端末)を触ることによってスムーズな入場ができるということで、大きなクラブの懸念を押し切ってその開発をしたところ、実は納品タイミングにまったく間に合わず、クラブに対して大変ご迷惑をかけた、ある意味我々にとっては前科に近いものがあったわけです。

今回、ネーム&ナンバーという大きな方針変更において、クラブからは多大なる心配の声がありました。けれども、実行委員会、理事会の場で、私は必ず成功させる、絶対に問題がないと言い張って、懸念する声を押し切って、今回の導入に舵を切ったわけでございます。最終的に、生産、流通、納品、このあたりを、我々の事業グループであります株式会社Jリーグにゆだねて、私はある意味丸投げに近い状況にして、ここまで啖呵を切りながら、結果的に欠品、品薄というところになって、はじめて私自身が大慌てするという状況になりました。
この間、しっかりとした、約束をたがえないようなマネジメント体制を敷くこと。業務執行に対して定期的にモニタリングして報告を受けること。先回りしてリスクを予見しながら手を打っていくこと。様々なことが十分にできなかったと、本当に反省をしております。
今回、私自身が3か月間、報酬の30%を返上することを申し出ることといたしました。最終的には私の判断で理事会にこの趣旨をお伝えし、いかにJリーグの中でも混乱があったかということを説明し、報告をお受けいただきました。先ほど萩原から説明がありましたが、今後どうやってこれを立て直していくかということが本当に大事なところでありまして、二度とこのようなことが起こらないようにしっかりと体制を整備しながら、次に向かって動いていきたいと考えております。内部のチームでは次に向けたアクションプランが動き始めておりますが、いったん今日の理事会で、ここまでの総括と報告をさせていただいた次第です。

〔中長期計画2022、ビジョン2030のリプランニングについて〕
4月より、リプランニングサポートチームを立ち上げて、ビジョン達成に向けて、複数の議論、打ち手を検討しております。本件の進捗について専務理事の木村よりご説明させていただきます。

<木村専務理事より説明>
新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いた後、あらためてこういう姿になっていたい、ということを見直しました。
「ビジョン2030」とリーグ、クラブ内では読んでいますが、その「ビジョン2030」への達成の仕方、登り方をチューニングして、検討しうる論点についてタブーなく、聖域なく議論しようという出発点でした。
いくつかテーマを設定して、実行委員や理事の皆様と議論を始めています。今日の理事会では、検討に入る前の勉強の位置づけとして、ネーミングライツやプロスポーツクラブの株式上場など、資本政策の在り方について、我々事務局で調査した中間経過を報告いたしました。本日は勉強の位置づけでしたので、何か決まったことはありません。
判断材料や論点がいくつかシャープになっていったと思っていまして、本日は理事会でしたので、様々な業界で活躍をされている社外理事の皆様から、有益な情報をいただきました。

〔質疑応答〕
Q:①ネーム&ナンバーの検証について
春からリーグ内でミーティングなどを実施し、大変だったと思いますが、今回で一定の区切り、けじめがつく形かなと思います。今回の件が出てきた当初は、株式会社Jリーグのヒューマンエラー的なところも強いのかなという印象でご説明を伺っておりました。村井チェアマンが自主返納されたということですが、管理監督の責任は、公益社団法人Jリーグではなく、株式会社Jリーグでも検証されてしかるべきではないかと思いますが、そのあたりはどのように整理されたのでしょうか。

②ネーム&ナンバーの継続性について
今後、ネーム&ナンバーの事業を継続するか否かは、ご説明がありましたが、今後の継続性についてお考えを聞かせください。

A:村井チェアマン
①ネーム&ナンバーの検証について
今日は、公益社団法人Jリーグの理事会でしたので、私自身の責任(について報告をしました)。いわゆるネーム&ナンバーの中では、Jリーグのマークが入っています。商標の権利許諾を株式会社Jリーグにして、株式会社Jリーグがクラブと契約をして、制作して納品しています。ある意味、権利許諾側と理事会を仕切った人間としての結果責任を、公益社団法人側として、今回、取るのが公益社団法人の理事会での議論だったと思います。
今後、株式会社Jリーグの取締役会にて同様に、株式会社Jリーグの責任がどうだったのか議論いただくと聞いています。株式会社Jリーグの役員を兼任しておりませんので、役員会の場には入りませんが、そちらの方で株式会社Jリーグとしての責任をしっかりと議論していくと聞いています。

②ネーム&ナンバーの継続性について
一連の議論をしていく中で、そもそも目的であるネーム&ナンバーの視認性を高めようというのが事業目的でした。これが本当に実現できたのかというところは、一定期間、今シーズンを通して検証して、その成果を明らかにしたいと思っています。
今回外部のコンサルから報告いただいたのは、ネーム&ナンバーのサプライチェーンと言いますか、スムーズな納品ができたかというところに限定して報告いただいたので、ネーム&ナンバー事業の全体的な評価についてはスコープの外側でした。今後、その評価は我々としてやっていくつもりです。実際に多くのクラブからは、目的である視認性に関してはポジティブな意見を多くいただいています。ファン・サポーターからも支持する声をいただいていますので、目的そのものは違えていないのではないか、というのが現時点の私の主観ですが、感じているところでございます。しっかりビジネスプロセスを設計し直して、クラブにお客様の迷惑をかけないように継続する方向を、現時点においては想定しております。

Q:ワクチンの接種について伺います。昨日、日本のオリンピック委員会が、日本の大会に向けて接種を提供するという発表がありました。オリンピックに出場する選手の中にはJリーグの選手もいることになると思いますが、選手の接種について、Jリーグも把握などはしていくのでしょうか。

A:村井チェアマン
オリンピック・パラリンピックの場合は、非常に多くの国々から数多くの方々が短期間に集中して一箇所に集まる可能性があるので、こうしたワクチンに関する議論があるのだろうと思います。現時点においてオリンピック・パラリンピックに準じて、Jリーグの選手を個別に早く、通常のルール以上に早く接種するような働きかけはしていませんし、そのような声も聞いていません。通常の社会市民として、適正に、そのタイミングが来たら接種するような形になろうかと思っています。
今後の接種については、高齢者や基礎疾患がある方、それから一般接種になるという段階になると思いますが、大規模接種会場もありますし、職役ごとの接種のオペレーションが付加されてくると聞いています。その意味でクラブを一つの職役と考えたときに、チームドクターが接種をする局面が来るかもしれませんが、そのタイミングは、社会と同じくして行っていくのだろうと認識しています。

(ワクチン接種があるとすると、JFAの管轄でしょうか)
オリンピックの選考選手が、オリンピックの対象接種になるとすると、その管理監督、管轄は日本サッカー協会になろうかと思います。

(接種後は、Jリーグやクラブに報告や義務があるのでしょうか)
Jクラブから代表招集をされれば、選手のコンディショニングや様々な情報はクラブに還元されるので、ワクチン接種をされた方がJクラブの選手で代表召集されれば、情報は還元されると思います。細かなルールがそこまで決められているものはありません。

A:原副理事長
JFAでの経験でお話ししますが、新型コロナウイルスとは違いますが、例えばインフルエンザのワクチン接種の場合、代表期間中に集まってすぐに接種して、翌日の練習はしないというようなことや、インターナショナルウィークの最後に接種をしてクラブに帰る、というようなことを代表期間中に行うことがあります。
オリンピックに選ばれた選手たちは、期間内でワクチンを打つとすれば、クラブにはチームドクターを通じて、こういうことをやりましたというのをクラブとしっかり連絡を取るということになっていると思いますが、詳しいことは僕らも聞いていないという状況です。代表としてインターナショナルマッチウィークで集まって、今、オリンピック選手もメンバーが多めに集まっています。その中で代表の活動をどういうふうにしていくのか、ワクチン接種もどうするのかは、代表の中での話であるのではないかなと思います。

(たとえば、夏に新しく加入する新しい外国人選手の(ワクチン接種の)状況も、クラブとしては把握しているかもしれないが、リーグとしては特に個別の情報を集めていないということでしょうか)
そうなります。

【司会より次回メディア対応について説明】
以上を持ちまして、理事会後記者報告会を終了いたします。
次回は、明日14時より、「2020年度クラブ経営情報開示 先行発表」のメディア説明会を開催させていただきます。こちらもご参加いただければと思います。
本日もご参加いただきまして、ありがとうございます。

 

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