明治安田生命Ｊ１リーグは、5日、6日に第7節の9試合が開催される。前節から中2日、3日（鳥栖と福岡は中4日）で行われる今節は、メンバー選考を含めた各チームの指揮官の采配が大きなカギを握るだろう。
首位の川崎Ｆはアウェイで磐田と対戦。前節はＣ大阪に敗れ、今季2敗目を喫した。4点を奪われた守備の立て直しが重要なテーマとなるだろう。対する磐田は前節柏に敗れ、3試合勝利なし。こちらもここ2試合で6失点の守備の修正が急務となる。
2位の横浜FMは、広島の本拠地に乗り込む。前節はFC東京を下し、5試合負けなしとしている。決勝ゴールを奪ったアンデルソン ロペスが古巣相手にも結果を残せるか。一方の広島は前節湘南を下し、待望の今季初勝利を手にした。こちらは左サイドで躍動するルーキーの満田 誠が注目選手となる。
4連勝と勢いに乗る鹿島は、アウェイで福岡と対戦。前節は清水に2-1と逆転勝利を収めた。高い決定力を示す鈴木 優磨と上田 綺世の2トップの出来が、今節も勝敗を分かつポイントとなりそうだ。福岡は前節、鳥栖とスコアレスドローに終わり、これで今季4試合目の無得点に。加入後まだゴールのないルキアンの爆発が待たれる。
Ｃ大阪vs柏は、好調同士の対戦となった。Ｃ大阪は前節、首位の川崎Ｆに4-1と快勝。ともに2ゴールを奪った乾 貴士と山田 寛人が今節も輝きを放てるか。対する柏は前節磐田を下し、3試合負けなしとしている。こちらは開幕から好調を維持するマテウス サヴィオがキープレーヤーとなる。ともに中2日での一戦となるだけに、両監督の用兵術にも注目だ。
FC東京はホームに神戸を迎える。前節は横浜FMに敗れ、連勝が3でストップした。ルーキーの松木 玖生が出場停止となる今節は、東 慶悟らベテラン勢が重要な役割を担いそうだ。対する神戸は前節、京都に1-3と完敗。リュイス監督の初陣を白星で飾れず、開幕8戦未勝利となった。8試合でわずか4得点と決定力不足に陥るなか、今季まだリーグ戦でのゴールがない大迫 勇也に救世主としての活躍が求められるだろう。
浦和はホームで清水と対戦。前節は札幌と引き分け、連勝はならず。先制しながらも追いつかれただけに、リード時の試合運びがポイントとなりそうだ。対する清水は、鹿島に完敗。4試合勝利がなく、苦戦が続く。前節、リーグ戦初ゴールを決めたベンジャミン コロリがチームに勢いをもたらせるか。
京都はホームにＧ大阪を迎える。前節は神戸に快勝を収め、開幕戦以来となる2勝目を挙げた。初ゴールを決めた20歳の山田 楓喜が注目選手となる。一方のＧ大阪も前節は名古屋を撃破し、勢いに乗る。ここ2試合で5得点と攻撃が機能してきており、今節もアグレッシブな戦いを見せてくれそうだ。
鳥栖vs札幌は無敗同士の対戦となる。もっとも前者は5引き分け、後者は開幕6戦連続ドローと勝ち切れない戦いが続いている。鳥栖はここ2試合得点がなく、最後の場面の質向上がテーマに。札幌は先手を許す試合が続いているだけに、試合の入りがポイントとなりそうだ。お互いにもどかしい戦いが続くなか、すっきりと勝利を手にし、好転のきっかけを見出すのは果たしてどちらのチームか。
名古屋はホームで湘南と対戦。前節はＧ大阪に敗れ、4試合勝利から遠ざかる。今季最多の3失点を喫した守備をいかに修正できるか。長谷川 健太監督の手腕に注目だ。対する湘南は前節広島に敗れ、今季初勝利はまたしておも預けとなった。強度の高い対応は実現できているだけに、大橋 祐紀、タリクら攻撃陣が目に見える結果を残したい。
■各試合の見どころをチェック
Ｃ大阪vs柏
京都vsＧ大阪
FC東京vs神戸
磐田vs川崎Ｆ
広島vs横浜FM
福岡vs鹿島
鳥栖vs札幌
浦和vs清水
名古屋vs湘南
