明治安田生命Ｊ２リーグは22、23、24日に第11節の9試合が行われる。23日にルヴァンカップの試合がある徳島と大分の試合はすでに20日に行われており、徳島は藤尾 翔太のハットトリックなどで岩手に5-0と快勝。大分は金沢に1-3で敗れている。
開幕から無敗を続ける首位の横浜FCは、アウェイで栃木と対戦。前節は仙台との上位対決を2-1でものにし、勢いを加速させている。注目はやはり小川 航基だ。現在5試合連続ゴール中で、すでに今季の得点を二桁に乗せている。覚醒したエースが今節も結果を残せるか。そのパフォーマンスから目が離せない。対する栃木は前節、熊本と引き分け、3試合勝利なしとなった。攻撃面に課題を抱えるなか、守備陣がどこまで粘り強く対応できるかが勝敗を分けるポイントとなりそうだ。
2位の町田は甲府の本拠地に乗り込む。前節は山形と引き分け、3試合勝利なしとなった。この間2得点と元気のない攻撃陣が意地を見せられるか。甲府は前節金沢を下し、2連勝を達成。2試合連続3得点と攻撃に勢いが生まれている。ウィリアン リラを軸とした1トップ2シャドーの出来が、今節もカギを握るだろう。
3位の東京Ｖはホームに千葉を迎える。前節は山口に敗れ、2連敗となった。2試合連続で3失点の守備の修正が急務となる。千葉は前節、大宮に初勝利を献上し、3試合勝利から遠ざかる。こちらは複数得点を奪えない攻撃陣の奮起が求められる。
3連勝で4位に浮上した群馬は、ホームで秋田と対戦。ここ2試合はいずれもクリーンシートと、堅い守りが光る。今節も強度の高い守備を保ち、4連勝を狙う。対する秋田は前節、長崎に競り負け、2連敗となった。早い時間帯での失点でリズムを失っただけに、試合の入りがポイントとなりそうだ。
仙台はホームで琉球と対戦。前節は横浜FCに競り負け、3連勝はならなかった。巻き返しの一戦となる今節は、2試合連続ゴール中の氣田 亮真に期待がかかる。琉球は前節、群馬に敗れ、6試合勝利なしとなった。課題の守備が1失点に抑えたのは前向きな材料ながら、相手の組織的な守備を崩せず、開幕戦以来となる無得点に終わった。大宮にかわされ最下位に転落したなか、チーム一丸となった戦いでこの苦境を乗り越えたい。
新潟vs長崎は、好調同士の対戦に。新潟は前節、岡山と引き分けたものの、3戦負けなしとしている。3戦連発中の谷口 海斗が今節も重要な役割を担うだろう。対する長崎は前節秋田を下し、2連勝を達成。ここ3試合はいずれも無失点と堅守が際立っており、今節も安定した守りをベースにリズムをつかんでいきそうだ。
熊本はホームに岡山を迎える。前節は栃木と引き分け、今季初の連勝はならなかった。攻撃姿勢を示しているものの、失点が減らない守備面に修正を図りたい。対する岡山は前節新潟と引き分け、2試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、2戦連発中のミッチェル デュークにかかる期待は大きい。
水戸はホームで山口と対戦。前節は徳島と引き分け、これで4試合勝利なしとなった。それでも終了間際に追いついた粘りは評価されるもので、起死回生の同点弾を決めた土肥 航大が今節も大仕事をやってのけるか。一方の山口は前節、東京Ｖに3-1と快勝を収めた。ここ3試合で2勝と調子を上げており、この勢いを今節にも持ち込み、初の連勝を狙う。
前節初勝利を挙げた大宮は、山形の本拠地に乗り込む。未勝利の呪縛から解き放たれた今、アグレッシブな戦いが期待される。勝利の立役者となった河田 篤秀が今節も輝きを放てるか。対する山形は前節、町田と引き分けに終わった。それでも当初の不調からは脱した印象で、ボール支配で勝る戦いを展開している。素晴らしい個人技から同点弾を決めた山田 康太に、今節も大きな期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
熊本vs岡山
仙台vs琉球
山形vs大宮
東京Ｖvs千葉
甲府vs町田
新潟vs熊本
水戸vs山口
栃木vs横浜FC
群馬vs秋田
