明治安田生命Ｊ２リーグは28、29日に第19節の11試合が開催される。
首位の仙台はホームで栃木と対戦。前節は岡山とスコアレスドローに終わり、連勝が3でストップした。チャンスを作りながらも決め手を欠いただけに、攻撃陣が意地を見せたいところだ。栃木は前節町田を下し、2連勝と調子を上げている。2試合連続完封勝利と安定した守備組織が備わるだけに、攻撃力が売りの仙台にも十分に対抗できるはずだ。
新潟vs山形は、2位と5位の上位対決となる。新潟は前節水戸を下し、2連勝を達成。2試合連続3得点と攻撃が機能する。前節2ゴールを決めた本間 至恩が、今節も重要な役割を担いそうだ。山形は前節山口を下し、9試合負けなしとしている。上位3チームに食らいつくためにも重要な一戦となるこの直接対決は、中盤の構成力がカギを握りそうだ。
3位の横浜FCはホームに山口を迎える。前節は岩手に3-1と快勝。8試合ぶりにゴールを決めた小川 航基が、再び量産体制に入れるか。一方の山口は前節山形に敗れ、4試合勝利から遠ざかる。ボール支配では上回る試合を続けているだけに、最後の質向上がテーマとなりそうだ。
4位の岡山は長崎の本拠地に乗り込む。前節は仙台と引き分け、上位に踏み止まっている。もっとも得点力に課題を抱えており、ミッチェル デュークらFW陣の爆発が待たれるところだ。対する長崎は前節千葉に敗れ、連勝はならず。こちらも課題は得点力。6試合ゴールのないエジガル ジュニオが久しぶりに結果を残せるか。
6位に浮上した熊本は、ホームで甲府と対戦。前節は群馬に競り勝ち、3戦負けなしとしている。ここ2試合で3得点を決めているエースの髙橋 利樹に今節も期待がかかる。甲府は前節、徳島と引き分け、4試合連続のドローとなった。先手を奪われる試合が続いているだけに、先行逃げ切りのパターンに持ち込みたいところだ。
町田はホームに秋田を迎える。前節は栃木に敗れ、3連勝はならなかった。開始早々の失点で苦しくなっただけに、試合の入りがテーマとなるだろう。秋田は前節大分と引き分け、5試合負けなしとしている。もっともここ2試合は勝ち切れていない。堅守は実現できているだけに、先制点を奪うことが勝利へのカギとなるだろう。
東京Ｖはホームで大宮と対戦。前節は金沢に敗れ、4試合勝利なし。4試合で12失点の守備の立て直しが急務となる。大宮は前節琉球に競り勝ったものの、今節を前に霜田 正浩監督を解任。相馬 直樹新監督の下でリスタートを切る。町田や鹿島で実績を積んだ指揮官がいかにチームを建て直していくのか。その手腕に注目が集まる。
千葉はホームで水戸と対戦。前節は長崎を2-0で撃破した。加入後初ゴールを決めたチアゴ デ レオンソが今節も結果を残せるか。水戸は前節新潟に敗れ、連勝が2でストップした。巻き返しを狙う今節は、3点を奪われた守備の修正がポイントとなりそうだ。
群馬はホームに大分を迎える。前節は熊本に敗れ2連敗。2試合で5失点を喫しており、持ち前の堅守を取り戻せるか。大分は秋田と引き分け連敗を2で止めたものの、5試合勝利がない。こちらも失点が続く守備面を上手く修正したいところだ。
琉球はホームで徳島と対戦。前節は大宮に敗れ、4試合ぶりの黒星となった。チャンスは作れているだけに、ゴール前での質を高められるかがポイントとなるだろう。徳島は前節甲府と引き分け、4試合勝利から遠ざかる。こちらも得点力に課題を抱えており、一美 和成ら攻撃陣の奮起が求められる。
金沢はホームに岩手を迎える。前節は東京Ｖを3-1で撃破した。途中出場から結果を残す大石 竜平に今節も期待がかかる。一方の岩手は前節、横浜FCに敗れ、2連敗となった。2試合連続3失点の守備の立て直しが重要なテーマとなるだろう。
■各試合の見どころをチェック
熊本vs甲府
東京Ｖvs大宮
仙台vs栃木
町田vs秋田
横浜FCvs山口
新潟vs山形
長崎vs岡山
千葉vs水戸
群馬vs大分
琉球vs徳島
金沢vs岩手
