明治安田生命Ｊ２リーグは、10日に第35節の11試合が開催される。
首位の横浜FCは、ホームに栃木を迎える。前節は山口と引き分け、連勝が3でストップした。それでも小川 航基に7試合ぶりにゴールが生まれたのは好材料で、今節もこのエースにかかる期待は大きい。栃木は前節群馬と引き分け、連勝はならず。こちらは2戦連発中の矢野 貴章に注目だ。
2位の新潟はホームで琉球と対戦。前節は大分に敗れ、6試合ぶりの黒星となった。押し込みながらも無得点に終わった攻撃陣が意地を見せられるか。対する琉球は秋田に敗れ、3試合勝利なし。こちらも2試合無得点の攻撃面を上手く修正したい。
岡山vs山形は、10日ぶりの再戦となる。ホームの岡山は前節、町田に快勝を収め、3連勝を達成。2位の新潟とは5ポイント差とし、自動昇格圏に迫っている。3試合連続クリーンシートの堅守をベースに、今節も安定した試合運びを見せるだろう。一方の山形は、前節岩手を下し、3試合ぶりに白星を掴んでいる。8月31日の再開試合では0-2と敗れただけに、岩手相手に4得点を奪った勢いを持ってリベンジを狙う。
大分vs仙台は、プレーオフ進出をかけた上位対決となる。6位の大分は、前節新潟を下し、2連勝を達成。ともに“ウノゼロ”勝利と、勝負強さを示している。4位の仙台は前節水戸に敗れ、4連敗。原崎 政人監督を解任し、今節より伊藤 彰監督の下でリスタートを切る。前回対戦では大分が3-1と快勝を収めているが、果たして今回はいかなる決着を見るか。
長崎vs熊本も、7位と5位の上位対決となる。長崎は前節千葉を下したが、火曜日に行われた金沢との一戦では3-3の引き分けに終わっている。3点のリードを追いつかれただけに、終盤の戦い方がポイントとなるだろう。熊本は前節大宮を下し、2連勝を達成。好調を維持する髙橋 利樹が今節も結果を残せるか。
町田はホームで山口と対戦。前節は岡山に敗れ、2連敗。プレーオフ進出のためにはこれ以上の連敗は避けたいところ。2試合ゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。対する山口は前節横浜FCと引き分け、2試合勝利なし。それでも首位チームを最後まで苦しめたのは自信につながるはずだ。2ゴールでチームを救った成岡 輝瑠が今節も輝きを放てるか。
徳島は秋田の本拠地に乗り込む。前節は甲府を下して3連勝を達成。じわりとプレーオフ進出圏内に近づきつつある。ここ3試合で2ゴールと好調の杉森 考起に大きな期待がかかる。秋田は前節琉球を下し、連敗を2で食い止めている。ともに堅い守りを売りとするチーム同士の対戦だけに、スコアレスドローに終わった前回対戦同様、1点を争う緊迫した戦いとなりそうだ。
岩手はホームに水戸を迎える。前節は山形に敗れ、5連敗となった。5試合で13失点の守備の修正が急務となる。水戸は前節、仙台に競り勝ち、3戦負けなしとしている。プロ初ゴールを決めたルーキーの杉浦 文哉が今節も結果を残せるか。
千葉はホームで金沢と対戦。前節は長崎に敗れ、連勝はならなかった。得点力不足に苦しむなか、10番を背負う見木 友哉がチームに勢いをもたらしたい。金沢は火曜日に行われた長崎戦で3点差を追いつく粘り強い戦いを実現。2戦連発中の豊田 陽平に、今節も期待がかかる。
東京Ｖはホームに群馬を迎える。前節は金沢に敗れ3連敗。水曜日の天皇杯では善戦したものの京都に敗れている。悪い流れをいかに断ち切るのか。城福 浩監督の手腕に注目だ。群馬は前節栃木と引き分け、2試合勝利なし。今季初ゴールを決めたベテランの細貝 萌が、チームに勢いをもたらせるか。
甲府はホームで大宮と対戦。前節は徳島に敗れ、9試合ぶりの黒星を喫した。それでも天皇杯では福岡を下し、クラブ史上初となる4強進出を決めている。その試合でもゴールを決めた三平 和司に今節もかかる期待は大きい。一方の大宮は熊本に敗れ2連敗。得点力不足に苦しむ攻撃面のテコ入れを図りたいところだ。
■各試合の見どころをチェック
岩手vs水戸
千葉vs金沢
東京Ｖvs群馬
町田vs山口
横浜FCvs栃木
甲府vs大宮
新潟vs琉球
秋田vs徳島
岡山vs山形
長崎vs熊本
大分vs仙台
