4連勝を狙う横浜FMはホームで札幌を迎え撃つ。神戸vsＧ大阪は残留をかけたサバイバルマッチに【プレビュー：明治安田Ｊ１ 第30節】

明治安田生命Ｊ１リーグは16日から3日間にわたって、第30節の9試合が開催される。今季も残り5～6試合となり、優勝・残留争いはいよいよ大詰めを迎えている。

首位の横浜FMはホームで札幌と対戦。水曜日の試合では京都を下し、3連勝を達成。再び勢いを加速させている。アンデルソン ロペス、エウベルら好調を維持する外国籍選手のパフォーマンスが今節もカギを握るだろう。札幌は前節、磐田を下して2連勝としている。鮮やかなFK弾を決めた福森 晃斗の左足に注目が集まる。

2位の川崎Ｆは柏の本拠地に乗り込む。前節は広島との上位決戦を制したが、水曜日の試合では名古屋に勝ち切れず、首位の横浜FMとの勝点差は5に拡大した。逆転3連覇のためにもこれ以上の取りこぼしは避けたいところ。中2日の一戦となるなか、8月の月間MVPに輝いた家長 昭博にかかる期待は大きい。対する柏は浦和に敗れ、5試合勝利なしとなった。5試合で16失点の守備の修正が急務となる。

3位の広島はアウェイで名古屋と対戦。前節は川崎Ｆに完敗を喫し、連勝が4でストップした。巻き返しの一戦となる今節は、得点源を担う森島 司に結果が求められる。名古屋は水曜日に行われた試合で川崎Ｆと引き分け、3戦負けなしとしている。その試合で同点弾を決めた稲垣 祥が、古巣相手に再び爆発するか。

4位のＣ大阪はアウェイで最下位の磐田と対戦する。水曜日の試合で浦和を撃破し、2連勝とした。前回対戦で2ゴールを決めた毎熊 晟矢がキーマンとなる。対する磐田は札幌に敗れ、5試合勝利なし。16位の神戸とは勝点5差で、いよいよ苦しくなっている。前節4失点の守備の修正もさることながら、ここ5試合でわずか2得点の攻撃面にテコ入れを図りたい。

鳥栖vs鹿島は、唯一の金曜日開催となる。鳥栖は前節Ｃ大阪に敗れ、連勝はならず。終了間際の失点で敗れただけに、終盤の戦い方がポイントとなるだろう。鹿島は前節京都と引き分け、4試合勝利なしとなった。9試合ゴールから遠ざかる鈴木 優磨の爆発が待たれるところだ。前回対戦では4-4の撃ち合いとなったこのゲーム。果たして今回はいかなる決着を見るか。

湘南はホームで浦和と対戦。前節は清水と引き分け、2試合勝利なし。土壇場で追いついた粘り強さを今節にも持ち込みたいところだ。浦和は水曜日の試合でＣ大阪に敗れ、4試合ぶりの黒星となった。その試合で復帰した酒井 宏樹がチームに勢いをもたらせるか。

FC東京はホームに京都を迎える。水曜日に行われた試合では神戸に敗れ、3試合勝利なしとなった。早い時間帯での2失点で流れを失っただけに、試合の入りがテーマとなるだろう。京都は水曜日の一戦で、首位の横浜FMに惜敗。こちらも先に点を許しただけに、先手を奪って試合を優位に進めたいところだ。

神戸vsＧ大阪は、16位と15位の残留争い直接対決となる。神戸は水曜日の試合でFC東京を下し、勢いに乗る。頼れるチームリーダー、山口 蛍に今節も期待がかかる。一方のＧ大阪は前節、FC東京とスコアレスドローに終わっている。ここ2試合ゴールのない攻撃陣が意地を見せたいところだ。

17位に沈む福岡は、ホームで清水と対戦。前節は横浜FMに敗れ、3連敗。8戦未勝利と苦しい戦いが続く。得点力不足に苦しむチームをいかに立て直すのか。長谷部 茂利監督の手腕に注目だ。清水は前節湘南と引き分け、2試合勝利なしとなった。得点ランクのトップに立ったチアゴ サンタナが今節も結果を残せるか。

明治安田生命Ｊ１リーグ 順位表

■各試合の見どころをチェック
鳥栖vs鹿島
磐田vsＣ大阪
柏vs川崎Ｆ
湘南vs浦和
名古屋vs広島
福岡vs清水
横浜FMvs札幌
FC東京vs京都
神戸vsＧ大阪