明治安田生命Ｊ３リーグは3日、4日に第9節の10試合が開催される。
首位に浮上した富山はアウェイで相模原と対戦。前節は松本を3-0で撃破した。ここ2試合で3得点を決めている高橋 駿太に今節も期待がかかる。対する相模原は北九州と引き分け、6試合勝利から遠ざかる。それでも藤沼 拓夢に久しぶりにゴールが生まれたのは好材料。このアタッカーが嫌な流れを断ち切る役割を担えるか。
躍進を遂げる奈良はホームに宮崎を迎える。前節は鳥取を下し3連勝を達成。2位に順位を上げている。好調を維持する浅川 隼人が今節も重要な役割を担うだろう。宮崎は岐阜を下し、5試合ぶりに勝利を手にしている。加入後初ゴールを決めた石津 大介がチームにさらなる勢いをもたらせるか。
3位の愛媛は沼津の本拠地に乗り込む。前節は琉球を下し、7戦負けなしと安定した戦いを続ける。途中出場から2ゴールを決め逆転勝利の立役者となったベン ダンカンが今節も大仕事をやってのけるか。対する沼津はFC大阪を下し、今季初の2連勝を達成した。安定した守備に加え攻撃力も高まりつつあり、さらなる浮上の気配を漂わせている。
4位の長野はアウェイで岩手と対戦。前節は福島に敗れ、連勝が3でストップした。2点を先行しながら逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがカギを握るだろう。岩手は前節、鹿児島に敗れ、2連敗となった。2試合ともに無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。
八戸はホームに今治を迎える。前節は讃岐に快勝を収め、7試合負けなしとしている。2戦連発中の佐藤 碧が今節も結果を残せるか。対する今治は2人の退場者を出したことが響き、YS横浜に2-4で敗れている。今節は退場したドゥドゥとマルクス ヴィニシウスが出場停止となる。ここ2試合で合わせて5得点を挙げている2人の不在は痛手ながら、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
松本はホームでFC大阪と対戦。前節は富山に敗れ、2連敗となった。ここ2試合で7失点の守備の修正が求められるだろう。一方のFC大阪は沼津に敗れ、3連勝はならず。堅い守りは備わるものの、課題は得点力。今節もエースの島田 拓海の決定力に大きな期待がかかる。
鹿児島はホームに北九州を迎える。前節は岩手を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。2得点を生んだセットプレーが今節もカギとなりそうだ。北九州は相模原と引き分け、6試合勝利から遠ざかる。数的優位を手にしながらも勝ち切れなかっただけに悔いの残る一戦となっただろう。チャンスは作れているだけに、決め切る力が求められる。
琉球はホームで鳥取と対戦。前節は愛媛に敗れ、連勝はならなかった。開幕戦以来となるゴールを決めたケルヴィンが、チームに勢いをもたらせるか。鳥取は奈良に敗れ、6試合勝利なしとなった。2試合連続無得点と元気のない攻撃陣が意地を見せたいところだ。
福島はホームに讃岐を迎える。前節は首位の長野に逆転勝利を収め、4試合ぶりに白星を掴んでいる。2点のビハインドを跳ね返した勢いをこの試合にも持ち込みたいところだ。讃岐は八戸に敗れ、3試合勝利なし。3失点を喫した守備の修正もさることながら、3試合ゴールのない攻撃面にテコ入れを図りたい。
岐阜はホームでYS横浜と対戦。前節は宮崎に敗れ、これで3連敗となった。加入後初ゴールを決めた田口 裕也は悪い流れを断ち切る活躍を見せられるか。一方のYS横浜は前節今治を下し、待望の今季初勝利を挙げた。相手が退場者を2人出したことも大きかったが、終盤に3得点を奪っての逆転勝利は大きな自信となったはず。古巣相手に2ゴールを決め、勝利の立役者となった福田 翔生が今節も輝きを放てるか。
■各試合の見どころをチェック
奈良vs宮崎
福島vs讃岐
岩手vs長野
沼津vs愛媛
岐阜vsYS横浜
松本vsFC大阪
琉球vs鳥取
八戸vs今治
相模原vs富山
鹿児島vs北九州
