明治安田生命Ｊ２リーグは29日、30日に第28節の11試合が行われる。
首位の町田はホームで徳島と対戦。前節は千葉に敗れ、8試合ぶりの黒星を喫した。ここ2試合で5失点を喫する守備面を上手く立て直したいところだ。対する徳島は甲府に敗れ、7試合勝利から遠ざかる。もどかしい試合が続くなか、前節プロ初ゴールを決めたルーキーの棚橋 尭士が嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。
2位の磐田はアウェイでいわきと対戦。前節は群馬と引き分け4連勝はならなかったものの、9戦負けなしと安定した戦いを続けている。2戦連発中の金子 翔太が今節も結果を残せるか。いわきは大分を下し、こちらは7戦負けなしとした。ここ6試合で6得点と好調を維持する岩渕 弘人が上位撃破のカギを握りそうだ。
3位の東京Ｖはホームに水戸を迎える。前節は仙台との撃ち合いを制し、4戦ぶりに白星を手にした。加入後いきなり結果を出した中原 輝のパフォーマンスに注目が集まる。一方の水戸は大宮と引き分け、連勝はならなかった。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せたいところだ。
4位の甲府は栃木の本拠地に乗り込む。前節は徳島に2-1で競り勝った。キャプテンを務める須貝 英大が鹿島に移籍したのは痛手だが、新たなタレントの台頭を促し、チーム力を保っていきたい。対する栃木は清水と引き分け、3試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、石田 凌太郎ら今夏に加入した新戦力がチームに勢いをもたらせるか。
5位の大分はホームに山形を迎える。前節はいわきに1-2で敗れている。7月に入って負けが混んでいるだけに、悪い流れを断ち切りたいところ。新戦力の鮎川 峻に結果が求められる。山形は前節長崎を下し、連敗を3で食い止めている。2ゴールで勝利の立役者となった加藤 大樹が金沢に移籍したものの、新たに加わった宮城 天がチャンスをモノにできるか。
6位の清水はホームで岡山と対戦。前節は栃木と引き分け、2試合連続のドローとなった。先制しながらも逃げ切れなかっただけに、リード時の試合運びがテーマとなりそうだ。一方の岡山は熊本を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。2戦連発中の田中 雄大に今節もかかる期待は大きい。
秋田はホームに群馬を迎える。前節は山口を下し、4試合ぶりに白星を掴んでいる。途中出場から決勝点を決めた丹羽 詩温が今節も大仕事をやってのけるか。群馬は磐田と引き分け、3連勝はならなかった。それでも7戦負けなしと粘り強い戦いを続けている。得点源の長倉 幹樹が新潟に移籍したものの、東京Ｖから加わった杉本 竜士にその穴を埋める活躍が期待される。
仙台はホームで藤枝と対戦。前節は東京Ｖに敗れ、8試合勝利から遠ざかっている。ホ ヨンジュンが好調を維持する一方、複数失点が続く守備組織の立て直しが急務となる。藤枝は金沢と引き分け、3試合勝利なし。攻撃の軸を担っていた渡邉 りょうと久保 藤次郎が移籍したのは痛手だが、代わってピッチに立つ選手が意地を見せたいところだ。
千葉はホームに山口を迎える。前節は首位の町田を撃破し、3戦負けなしとした。ともに2戦連発中の見木 友哉と小森 飛絢が、今節も重要な役割を担うだろう。対する山口は秋田に敗れ、7戦ぶりの黒星を喫した。巻き返しの一戦となる今節は、かつて率いたチームとの対戦となるフアン エスナイデル監督の手腕に注目が集まる。
長崎はホームで熊本と対戦。前節は山形に完敗を喫し、3試合勝利なしとなった。山形相手に5ゴールを許した守備の修正が重要なテーマとなる。熊本は前節、岡山に敗れ、6試合勝利から遠ざかっている。コンスタントに得点に絡んでいる竹本 雄飛の出来が、勝敗を分かつポイントになりそうだ。
金沢vs大宮は21位と22位の対戦となる。金沢は前節藤枝と引き分け、連勝はならなかった。それでも終了間際に追いつく粘り強さを披露しており、その流れを今節にも持ち込みたいところだ。対する大宮は水戸と引き分け、3試合勝利なし。2試合連続無失点と守備の安定は備わってきたものの、3試合連続無得点と元気のない攻撃陣の奮起が求められる。
■各試合の見どころをチェック
秋田vs群馬
いわきvs磐田
栃木vs甲府
東京Ｖvs水戸
町田vs徳島
清水vs岡山
仙台vs藤枝
千葉vs山口
長崎vs熊本
大分vs山形
金沢vs大宮
