
AFCチャンピオンズリーグエリートの準決勝が5月1日(日本時間)に行われる。
サウジアラビアで集中開催されている今大会。西地区が優勢のなか、東地区から唯一、ベスト4に勝ち上がった川崎Fは、ファイナル進出をかけ、アル・ナスル(サウジアラビア)と対戦する。
アル・ナスルは準々決勝で横浜FMに4-1と快勝を収めた。27分にコロンビア代表のジョン デュランが先制点をマークすると、31分にサディオ マネ、38分にはクリスティアーノ ロナウドが立て続けにゴールを奪取。後半立ち上がりにも再びジョン デュランが決めると、その後の横浜FMの反撃を1点に抑え、危なげなく逃げ切った。
ゴールを決めた3人を中心とした攻撃は破壊力抜群で、中盤ではクロアチア代表のマルセロ ブロゾビッチが巧みに試合をコントロールする。守備の強度も高く、川崎Fにとっては厄介な相手だろう。
川崎Fは準々決勝でカタール王者のアル・サッドを延長戦の末に3-2で撃破した。開始早々にエリソンのゴールで先手を奪うと、直後に同点とされるも21分にマルシーニョが勝ち越しゴールをマーク。71分に再び追いつかれたが、延長前半の98分に脇坂 泰斗が値千金の決勝ゴールを奪取した。
まさに死闘と呼べる戦いを制してクラブ史上初のベスト4に駒を進めた川崎Fは、中2日での一戦となるものの、接戦をモノにした勢いをこの試合にもつなげたいところだ。
ハードワークを保って相手の自由を奪い、強力なアタッカー陣相手にも粘り強く対抗したい。中盤の構成力では川崎Fも高いレベルにあるだけに、落ち着いてボールを回しながら、相手の隙を突きゴールへと迫れるか。
完全アウェイの環境下で厳しい戦いが予想されるが、チーム一丸となって勝利へと突き進みたい。ここを乗り越えれば、いよいよアジアの頂が見えてくる。
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アル・ナスルvs川崎F