
FIFAワールドカップ・アジア予選の第9節が5日に行われ、日本代表がオーストラリア代表に敗れ、最終予選で初黒星を喫した。
すでにワールドカップ出場を決めている日本は、アウェイでオーストラリアと対戦。システムは定番となった3-4-2-1を採用し、GKに谷 晃生、3バックは右から関根 大輝、渡辺 剛、町田 浩樹が並んだ。2ボランチには佐野 海舟と藤田 譲瑠チマが入り、ウイングバックは右に平河 悠、左に俵積田 晃太を配置、2シャドーは鈴木 唯人と鎌田 大地が形成し、1トップには大橋 祐紀が立っている。
関根、平河、俵積田の3人が代表デビューを果たすなど、フレッシュなメンバーがピッチに立つなか、日本は立ち上がりからボールを支配し、オーストラリア陣内に攻め入った。
俵積田が果敢な仕掛けで左サイドを攻略し、平河も積極的にミドルシュートを放った。鈴木も力強い持ち上がりからフィニッシュに持ち込むなど惜しいシーンを迎えたが、決定打は生まれず、スコアレスのまま後半に突入した。
後半に入ると日本は町田に代えて、瀬古 歩夢を投入。さらに64分には久保 建英と中村 敬斗を送り込んだ。ボールを支配する展開は変わらなかったが、なかなか決定機には持ち込めず、0-0の状況が続いた。
膠着状況を打破するべく70分には町野 修斗と高井 幸大がピッチに立ったが、ブロックを敷くオーストラリアの守備をこじ開けることはできなかった。
すると終了間際の90分、左サイドを崩されると、最後はエリア内で待ち受けたアジズ ベヒッチにゴールを叩き込まれ、先制点を奪われてしまう。
追いかける日本は最後まで圧力をかけたが決定的なシーンを生み出せず、0-1で敗れている。
■試合データ
オーストラリアvs日本