
明治安田J1リーグは6月に第20節から22節までが開催された。また未消化だった第15節の川崎Fvs新潟、横浜FMvsFC東京も行われている。
トップに立つ鹿島は、6月は1分2敗と未勝利に終わった。首位をキープしたものの、3連敗を喫した4月に続いての失速で、その座が揺らぎつつある。
鹿島に迫ったのが柏だ。京都との上位対決には勝ち切れなかったものの、東京Vと清水には快勝。3試合で8得点と攻撃に勢いが生まれており、鹿島と同勝点の2位に順位を上げている。
2試合の消化に終わった京都も、ともに3ゴールを記録するなど攻撃が機能した。宮代 大聖の活躍が光った神戸は2勝1分と無敗で乗り切り、4位にまで順位を上げてきた。
6月に復調したのは町田だ。首位の鹿島を撃破するなど3連勝を達成し、わずか1勝に終わった5月とは対照的な成績を残した。
岡山と福岡も、それぞれ2勝を挙げ、調子を上げつつある。逆に未勝利に終わった清水は前月終了時の9位から14位にまで下降した。
残留争いに目を向けると、苦戦が続く新潟と横浜FMが監督交代に踏み切った。新潟は横浜FMとの直接対決に勝利したものの、その後に3連敗。入江 徹新監督の下でも結果を出せていない。
一方、今季二度目の監督交代を敢行した横浜FMは大島 秀夫新体制下でリスタートを切ったものの、こちらも勝利を掴めなかった。6月は勝利なしに終わった湘南、横浜FCも含め、神奈川県勢が苦境に陥っている。
シーズンも折り返し地点を過ぎ、優勝・残留争いが本格化していくなか、各チームはここからいかなる戦いを見せていくのか。7月以降の戦いに注目が集まる。