
明治安田J2リーグは6月に19節から21節までの3節分が開催された。また未消化だった17節の今治vs大分、大宮vs愛媛、富山vs水戸の3試合も行われている。
4節からトップを走っていた千葉は、6月は1分2敗と勝利なしに終わり、ついに首位の座から陥落。代わって浮上したのは水戸だ。5月から続いていた連勝を8に伸ばし、20節終了時点で首位に立った。21節の徳島戦では引き分けたものの、6月の4試合を3勝1分とし、4月から続く無敗試合は13を数えている。1点差をモノにする勝負強さが備わっており、今後もしたたかな戦いを見せていきそうだ。
21節に磐田との上位対決をモノにした仙台は、2勝1分と無敗で乗り切り、2位に浮上。千葉は3位に転落し、4戦4分の大宮は4位に順位を下げている。
監督交代の長崎は、高木 琢也新監督の下で2連勝を達成し、再び上位戦線へと名乗りを上げてきた。高嶺 朋樹の活躍が光った札幌も2勝1分とし、着実に順位を上げている。
中位以降は大きな順位変動がなかったものの、山形、山口の2チームで監督交代が起きている。山形は昨季まで磐田を指揮していた横内 昭展監督が就任。山口はコーチを務めていた中山 元気氏が監督に昇格した。ともに初陣を白星で飾れなかったものの、その手腕に注目が集まる。
また最下位に沈んでいる愛媛では、18節から暫定的に指揮を執っていた青野 慎也ヘッドコーチが正式に監督に就任。20節の山口戦では今季の2勝目をもたらすなど、好転の予感を漂わせており、7月以降の巻き返しに期待がかかる。