首位の京都は5連勝をかけて広島の本拠地に乗り込む。神戸vs柏は優勝争いの行方を左右する3位と2位の直接対決に【プレビュー：明治安田Ｊ１ 第29節】

明治安田Ｊ１リーグは12日と13日、そして15日に第29節の10試合が行われる。残り10試合となった今節は、注目のビッグマッチが目白押しだ。

首位の京都はアウェイで広島と対戦する。前節は岡山を5-0で撃破し、4連勝と勢いを加速させている。ここ2試合で9得点と圧巻の攻撃力を示すなか、4試合で7得点を記録するラファエル エリアスが今節も重要な役割を担うだろう。対する広島は京都から勝点4差の6位につけており、ホームで勝利しその差を詰めたいところ。得点力に課題を抱えるなか、怪我から復帰したトルガイ アルスランが攻撃に勢いをもたらしたい。

神戸vs柏は勝点53で並ぶ3位と2位の直接対決となる。神戸は前節、横浜FMを下し、3試合負けなしとした。今節は最終ラインを支えるマテウス トゥーレルが出場停止となるなか、代わってピッチに立つ選手の出来がポイントになりそうだ。柏は福岡に競り勝ち、2連勝とした。ともに2試合連続ゴール中の久保 藤次郎と瀬川 祐輔が今節も結果を残せるか。

4位の鹿島はホームに湘南を迎える。前節は清水と引き分け、5試合負けがない。勝てば首位浮上の可能性もあるなか、エースの鈴木 優磨にかかる期待は大きい。湘南はＧ大阪に敗れ、2連敗。12試合勝利なしとなった。開幕戦で勝利した相手を再び撃破し、残留圏への浮上を狙う。

5位の町田はホームで横浜FCと対戦。前節は川崎Ｆに敗れ、2試合勝利なしとなった。今季最多の5失点を喫した守備組織の立て直しが重要なテーマとなる。横浜FCは東京Ｖと引き分け、こちらも2試合勝利なし。加入後4試合で2点を決めているアダイウトンに今節も期待がかかる。

FC東京はホームで東京Ｖとのダービーマッチに挑む。前節は名古屋と引き分け、4試合勝利がない。苦しい戦いが続くなか、代表帰りの長友 佑都がチームに勢いをもたらせるか。対する東京Ｖは横浜FCと引き分け、3試合勝利なしとなった。3試合連続でゴールのない攻撃陣の奮起が求められる。

福岡はホームにＣ大阪を迎える。前節は柏に敗れ、10試合ぶりの黒星となった。先制しながらも逆転負けを喫しただけに、リード時の試合運びがポイントになりそうだ。Ｃ大阪は広島と引き分け、3試合勝利がない。3試合ゴールのないラファエル ハットンが結果を残せるか。

岡山はホームで名古屋と対戦。前節は京都に敗れ、連勝が3でストップした。5点を奪われた守備の修正が求められるだろう。名古屋はFC東京と引き分け、6試合勝利なしとなった。降格圏が背後に迫るなか、今夏に東京Ｖから加わった木村 勇大の初ゴールが期待される。

横浜FMはホームに川崎Ｆを迎える。前節は神戸に敗れ、2試合勝利がない。シュートの数で上回りながらも無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。川崎Ｆは町田に勝利し、2連勝と調子を上げている。ここ3試合で4ゴールを記録する伊藤 達哉に今節も大きな期待がかかる。

新潟はホームで清水と対戦する。前節は浦和に敗れ、9戦勝利なしとなった。加入後まだゴールのないブーダに結果が求められる。清水は鹿島と引き分け、4試合勝利から見放されている。加入後初ゴールを決めた髙橋 利樹が再び結果を残せるか。

Ｇ大阪はホームに浦和を迎える。前節は湘南を撃破し、2連勝とした。2点のビハインドを跳ね返した勢いを今節にも持ち込み、今季二度目の3連勝を狙う。浦和は新潟に1-0で勝利した。先週のルヴァンカップで初ゴールを決めた新戦力のイサーク キーセ テリンが、リーグ戦でも結果を残せるか。

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町田vs横浜FC
神戸vs柏
広島vs京都
福岡vsＣ大阪
岡山vs名古屋
鹿島vs湘南
横浜FMvs川崎Ｆ
新潟vs清水
Ｇ大阪vs浦和
FC東京vs東京Ｖ