明治安田Ｊ２リーグは18日と19日に第33節の10試合が開催される。
今節の注目は水戸と千葉の上位対決だ。勝点61で首位に立つ水戸に、6ポイント差で追いかける3位の千葉が挑む構図となる。
水戸は前節、愛媛を下し、2連勝と再び調子を上げてきた。プロ初ゴールを含む1得点・1アシストの活躍を見せたルーキーの多田 圭佑が今節も輝きを放てるか。対する千葉は長崎に敗れ、2試合勝利がない。2-1で勝利した前回対戦でゴールを決めた髙橋 壱晟に今回も期待がかかる。
水戸を2ポイント差で追いかける2位の長崎はホームに甲府を迎える。前節は千葉との上位対決をモノにし、14試合負けなしとした。調子を上げてきたエジガル ジュニオが今節も結果を残せるか。甲府は磐田に敗れ、連勝はならず。11本のシュートを放ちながらも無得点に終わった攻撃陣が意地を見せたいところだ。
4位の徳島は磐田の本拠地に乗り込む。前節は今治に競り勝ち、2連勝とした。3戦連発のルーカス バルセロスに今節もかかる期待は大きい。磐田は甲府を下し、連敗を2で食い止めている。殊勲の決勝点を挙げた川合 徳孟が今節も大仕事をやってのけるか。
5位の仙台はアウェイで大分と対戦。前節は大宮に敗れ、7試合ぶりの黒星を喫した。今節は最終ラインを支える井上 詩音が出場停止となるだけに、代わってピッチに立つ選手の出来がカギを握るだろう。大分は秋田と引き分け、2試合勝利がない。2試合連続で無得点に終わった攻撃陣の奮起が求められる。
6位の大宮はホームに藤枝を迎える。前節は仙台に競り勝ち、2連勝とした。今節は3戦連発のカプリーニが出場停止となるなか、杉本 健勇ら他の攻撃陣が意地を見せたいところだ。藤枝は富山に敗れ、2連敗となった。加入後まだ1ゴールに留まる金子 翔太が結果を残せるか。
鳥栖はホームで秋田と対戦。前節は山口に競り勝ち、4戦負けなしとした。9月の月間MVPに輝いた西川 潤のパフォーマンスに注目が集まる。秋田は大分と引き分け、3試合連続のドローとなった。勝ち切れない試合が続くなか、鈴木 翔大と梶谷 政仁の2トップに結果が求められる。
富山はホームに札幌を迎える。前節は藤枝に勝利し、10試合ぶりの白星を掴んだ。値千金の決勝点を挙げた吉平 翼に今節も期待がかかる。札幌は山形に敗れ、2連敗となった。2試合連続で複数失点を喫する守備の修正がテーマとなりそうだ。
今治はホームで山口と対戦する。前節は徳島に敗れ、2試合勝利がない。プレーオフ進出のためにも勝点3が求められる一戦となる。前線に立つブラジルトリオにかかる期待は大きい。山口は鳥栖に敗れ、3連敗。こちらも残留のために負けられない一戦だ。8試合ぶりにゴールを決めた山本 桜大がチームに勝点3をもたらす結果を残せるか。
山形はホームに熊本を迎える。前節は札幌を下し、2連勝とした。過去対戦では5連勝中と相性の良い相手を撃破し、13位からの浮上を狙う。熊本はいわきに敗れ、3試合勝利がない。3試合で8失点の守備組織の立て直しが求められるだろう。
いわきはホームで愛媛と対戦する。前節は熊本に快勝を収め、3試合ぶりに勝点3を手にした。得意のセットプレーが今節もポイントになるだろう。愛媛は今節の結果次第で18位以下が決定する可能性がある。条件は愛媛が敗れ、16位の熊本と17位の大分が揃って勝利を収めた場合。仮に引き分けても、熊本と大分が勝利し、15位の藤枝が引き分け以上で18位以下が決定する。後のない状況に追い込まれたなか、チーム一丸となった戦いでこの窮地を乗り越えたい。
■各試合の見どころをチェック
いわきvs愛媛
大宮vs藤枝
鳥栖vs秋田
磐田vs徳島
長崎vs甲府
富山vs札幌
今治vs山口
山形vs熊本
大分vs仙台
水戸vs千葉
