明治安田J1リーグは8日と9日に第36節の10試合が行われる。
首位の鹿島はホームに18位の横浜FCを迎える。前節は京都と引き分け、3試合連続のドローとなった。2位の柏に勝点1差に迫られたなか、正念場の一戦となる。前節、劇的な同点ゴールを叩き込んだ鈴木 優磨に今節もかかる期待は大きい。対する横浜FCは今節、引き分け以下に終わり、17位の横浜FMが勝利すると降格が決定するだけに、勝点3こそが求められる一戦だ。3試合勝利がないなか、チーム一丸となった戦いでこの窮地を乗り越えたい。

鹿島を勝点1差で追いかける2位の柏はホームで名古屋と対戦する。前節は横浜FCを下し、3連勝を達成した。先週に行われたルヴァンカップのファイナルでは広島に敗れ悔しさを味わっただけに、リーグ制覇への想いをより強くしているはずだ。広島相手に一矢を報いた細谷 真大がリーグ戦でも結果を残せるか。対する名古屋はG大阪に敗れ、2試合勝利がない。2試合連続複数失点の守備組織を上手く立て直したい。
3位の京都はホームに横浜FMを迎える。前節は鹿島と引き分け、3試合連続のドローとなった。逆転優勝に望みをつなぐためにも勝利が必要のなか、4試合ゴールのない原 大智に結果が求められる。横浜FMは広島を下し、2連勝を達成。残留に向けて大きく前進した。2試合で7得点と攻撃が機能するなか、2戦連発の植中 朝日が今節も重要な役割を担うだろう。
4位の神戸はG大阪の本拠地に乗り込む。前節は新潟と引き分け、3試合勝利なし。3連覇達成に黄信号が灯った。新潟相手に2ゴールをマークし、前回対戦でも2得点を決めている大迫 勇也がチームに再び勢いをもたらす活躍を見せられるか。G大阪は名古屋を下し、3試合ぶりの勝点3を手にした。6試合ぶりにゴールを決めた山下 諒也が今節も力強く攻撃を牽引するはずだ。
5位の広島はホームに浦和を迎える。前節は横浜FMに敗れ、2試合勝利なし。数字上では優勝の可能性は残しているものの、状況は厳しくなっている。先週のルヴァンカップでは二度目の優勝を成し遂げ、火曜日に行われたACLEでも勝利を収め、ハードスケジュールのなかでも力強い戦いを続けている。ルヴァンカップでゴールを決めたジャーメイン 良がリーグ戦でも結果を残したい。対する浦和は町田と引き分け、2試合勝利がない。得点力不足に苦しむなか、最前線に立つイサーク キーセ テリンにかかる期待は大きい。
町田vsFC東京は国立競技場で行われる。町田は前節、浦和と引き分け、優勝の可能性が潰えている。1-0で勝利した前回対戦で決勝点を挙げた西村 拓真が今回も大仕事をやってのけるか。FC東京は岡山を下し、4試合ぶりに勝点3を手にした。2ゴールで勝利の立役者となった佐藤 恵允に今節も大きな期待がかかる。

東京Vはホームで福岡と対戦。前節は清水に敗れ、3連勝はならなかった。シュート数で上回りながらも無得点に終わっただけに、ゴール前での質向上がテーマとなりそうだ。福岡は湘南を下し、3戦負けなしとした。3試合連続クリーンシートを達成した堅い守りを軸に、今節も粘り強い戦いを見せるだろう。日本代表に選ばれた安藤 智哉に注目が集まる。
川崎Fはホームに岡山を迎える。前節はC大阪に敗れ、5試合ぶりの黒星を喫した。立ち上がりの2失点でリズムを失っただけに、試合の入りが重要なテーマとなる。岡山はFC東京に敗れ、8試合勝利がない。日本代表に選出された佐藤 龍之介が嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。
清水はホームでC大阪と対戦する。前節は東京Vに競り勝ち、5試合ぶりに白星を掴んでいる。スタメン復帰し、決勝点を導いた北川 航也が今節も攻撃のカギを握るだろう。C大阪は川崎Fを下し、2連勝とした。2戦連発のラファエル ハットンが今節も結果を残せるか。
湘南vs新潟はすでに降格が決定した19位と20位の対戦となる。湘南は前節、福岡に敗れ、19試合勝利がない。来季の戦いにつなげるためにも、ホームで勝点3を掴めるか。新潟は神戸と引き分け、こちらは16試合勝利から遠ざかる。今節勝利すれば最下位から抜け出せるたけに、士気高くこの試合に臨むだろう。2-1で勝利した前回対戦でゴールを決めた谷口 海斗に今回も期待がかかる。
■各試合の見どころをチェック
鹿島vs横浜FC
東京Vvs福岡
川崎Fvs岡山
湘南vs新潟
柏vs名古屋
広島vs浦和
町田vsFC東京
京都vs横浜FM
清水vsC大阪
G大阪vs神戸













