明治安田Ｊ３リーグは11月に34節から38節までが開催された。また中止となっていた31節の松本vs宮崎も行われ、今季の日程が終了した。
前月終了時で首位に立っていた八戸は、11月に入り急失速。代わって浮上したのは栃木Ｃだ。35節で讃岐を下し首位に立つと、続く岐阜戦には敗れたものの、37節に長野を撃破し、2位以内を確定。最終節では相模原に大勝を収め、優勝も飾っている。今季、Ｊ３に参入したチームはリーグ最多得点を記録した攻撃力を武器にＪ３を席巻。見事に1年でＪ２昇格を成し遂げた。
終盤に苦しんだ八戸だったが、最終節で琉球と引き分け、何とか2位に滑り込んだ。38試合で23失点の堅守が光り、Ｊ３参入7年目にして、Ｊ２昇格を実現した。
FC大阪は4勝1分で上位2チームを猛追したが八戸に勝点1及ばず、2年連続でプレーオフに回ることになった。橋本 啓吾がゴールを量産した宮崎は、4位でプレーオフ進出を果たした。11月はわずか1勝に終わった鹿児島だったが、苦しみながらも5位をキープした。
6位争いはし烈を極め、最終節を前に5チームに可能性が残されたが、最終節で鹿児島を下した金沢が最後のプレーオフ行きの切符を手にした。
Ｊ２復帰を目指した栃木SCは終盤に復調したものの、一歩及ばず7位でシーズンを終えた。同じくＪ２返り咲きを狙った群馬は苦しい時期を過ごし昇格争いには絡めなかったが、終盤に戦い方を確立させ、6連勝でシーズンを締めくくった。
昨季はプレーオフに出場した松本はシーズンを通して振るわず、15位に留まった。Ｊ３初年度の高知は序盤こそ健闘したがシーズン後半から結果を残せず、18位に終わった。
沼津は37節に福島に敗れ、最終節を残して20位が確定。JFLで2位となったレイラック滋賀FCとの入れ替え戦に回ることになった。
